無努力健康法一回目のテーマはちょっと変わったものをと、字を書く筆圧について取り上げてみます。

 
 みなさんはペンなどで字を書くとき、下の紙に跡がうつりますか?
 子供の頃から跡がつくように書いている、という人も多いと思います。
 ペン跡がうつるのは余分な力を使っています。字を書くのにそこまでの筆圧は必要ないと私は思います。
 以前、わたしが絵の展覧会に置いてある芳名帳で調べてみたことがあるのですが、その時はだいたい半分位の人が強い筆圧でした。

 紙にペンを押しつけずに滑らせて書けば、裏がデコボコしません。そして、それが字を書くのに最適な力の入れ具合だと思います。
 筆圧というと誰でも子供の頃、紙がデコボコしないために下敷きを使っていたはずです。もしかすると子どもは筆圧が強いのかもしれません。
 しかし、面白いことにアメリカでは子どもも下敷きを使わないみたいです。「日本人はなぜ下敷きを使うのか」とアメリカ人から訊かれた事がありますが、筆圧でデコボコになった紙に書く気持ち悪さは共通だと思うので、アメリカ(欧米人)は日本人よりは筆圧が弱いんだと思います。
 この推測をしたもう一つの理由は、これはヨーロッパの話ですが、日本の文具メーカーがサインペンをあちらで販売して結構売れている、というのをテレビで見たことがあります。そして、よく売れるのは書き味をヨーロッパ人向けに滑らかにしているからということでした。
 滑らかに書くというのは跡がうつるような書き方ではないなと思い、さっきのアメリカの話も含めて、日本人は字を書くのに特に力が入りすぎているんじゃないかなと考えるようになりました。


 もちろん筆圧の強い人に問題があるとは思っていませんが、何かもったいないような気もするのです。
 私も筆圧が強かったのですが、紙の裏に跡が残らないように書いてみたら、ほとんど苦労なく出来るようになりました。
 もともと力の入った書き方をしていたので、力を抜いて書くというのは、それに比べて楽をすると言っていいでしょう。ですから、字を必要最小限の筆圧で書くことは、「無努力に」できます。
 皆さんも少し意識して練習すれば、すぐに出来るようになると思います。
 筆記具もなめらかな書き味のものや、ペンの柄の部分が太いものにして、シャーペンの芯や鉛筆の濃さをB以上の色の濃いものに替えればさらに良いです。この書き方、一度やり方を覚えればずっと使えます。


 この筆圧と健康の関係について説明しますと、まず当たり前のことですが、字を書いても疲れにくくなります。
 余計な力が抜けるので手指、腕、肩がラクです。
 あと脳と手の密接な関係を考えると、筆圧強く書くことで脳にも入っていた余計な力が抜けて、脳のリラックスにもつながるはずです。
 そして、この筆圧を適正にすることは、書くという行為だけに限定されず、日常の動作すべての力の適正化にもつながります。ものを持つ、包丁を握る、ドアを開ける、車のハンドルをもつなど、あらゆる動作の余分な力を抜くのに役立ちます。
 日常使う、必要以上の力がどれ位なのかを数値にすることは出来ないでしょう。でも1日1日と蓄積していけば、かなりの量になるでしょう。
 その余りの力を別のことに使れえば、人生に少しのプラスをもたらすと思います。
 興味を持たれた方は試してみて下さい。コツはペン先を紙に押しつけずに滑らすことです。


 これで第一回目のテーマ「筆圧」を終わります。無努力健康法がどういった感じか少し理解して頂けたでしょうか

 次からも、このように楽で変わった健康法をいろいろ紹介していきますので宜しくお願いします。


前々回は鼻うがいについて紹介しました。私は水で鼻うがいを毎朝やっていますが、今回はその流れで鼻うがいと一緒にやっている身じたく的な健康法をいくつか書いていきます。

まず起きて洗面台の前でするのは舌の掃除です。舌の汚れは口臭の原因になるそうですし、汚れがいつも舌の上にあると思うのは嫌なので始めました。専用の器具は使わないで、小さいスプーンで力をいれずなでるようにとります。毎日やっているからか汚れはあまりないです。
汚れが取れる場合でも強く器具をこすりつけたり(歯ブラシ、歯磨き粉は使わないほうがいいそうです)、一日に何度もやらないで一回だけやるようにした方がいいみたいです。

舌掃除をしてから残りの口内の雑菌を流すように水で口をすすぎ、その後舌の先端を上の歯の裏側のつけ根にあて、舌の先端から徐々に上あごに押しつけ、舌の半分くらいまで上あごにつけます。これをやると不思議と気分が良くなります。
そして鼻うがい、小鼻もみとやります。鼻うがいのところで鼻を洗った後に水を出しきるため下を向いている必要があると言いましたが、朝の大事な時間を無駄にしないため私はここで顔を洗って下を向きながら顔のリンパを流します。
一番初めに鎖骨をつまんでもみます。こめかみ、耳の前のところ、耳の下の、あごの骨のえらのまわりを軽くもみほぐしたら、顔の縦の中心から今ほぐしたところへ向けて、手指で肌の上を滑らすように両側へリンパを流します。力をいれずにやさしくやります。
おでこ、目の周辺、ほお、口元、あごと両側へ流したら、今度はこめかみの所から耳の下の辺まで流します。仕上げに耳の下から鎖骨のあたりへ向けて首筋をなでおろします。毎日やると老廃物が流れ、むくみもとれて顔がスッキリします。

最後に口から唾液がよく出るように、上下の歯をカチカチと打ち鳴らし舌を口の中であちこち動かします。これであまり唾液が出ない場合あごの骨の下のところをまんべんなくもみます。しかし私の場合こうやっても唾液はあまり出ないので奥の手としてあくびをします。のどの奥の方にあくびをでやすくなるポイントがあって、あこびをすると涙と共に唾液もでてきます。この二つをでやすくしておくのは健康にとって大切であるのと同時に、あくびをするのは体のリラックスのためにも必要なので、このあくびの仕方をおぼえておくといいと思います。「オエッ」とえずく場合もありますが、何故かえずいても唾と涙がでます。
こうやってある程度口内に唾がたまったらそれをゴクリと飲み込みます。そしたら飲み込んだ唾の感触が胸の辺りにあると思いますがその感触をだんだんと下に降ろし、へそのあたりまで落とします。実際に唾が落ちている訳ではないですが、感覚的にやってみて下さい。これをやると体の中がまっすぐ整い、姿勢がシャキッとして気分よく一日が始められるでしょう。

文章にすると長いですがやるのは全部で五分とかからないと思います。気になったものがあれば是非お試しを。

>>鼻うがい 小鼻もみ

むかし、ある健康法の指導者の本を読んでいたら「私はこの方法をやっているので体に汚れがたまっていない。だから白いワイシャツを3日続けて着ても、首の汚れもないから襟は白いままだ」と書いてあり、へえーと思った事がありました。
現代人はキレイ好きですから、たいてい毎日か2日に一度は風呂かシャワーで体を洗っていると思います。でもそうやっていても、白いシャツやワイシャツを着ていると首のところがどうしても汚れます。(汚れがひどくて困っている人もいると思います)
その汚れの正体は皮脂で、首というのは皮脂の汚れがよく出やすい所だそうです。飲食店でおしぼりが出た時に手を拭いて、(あまり行儀の良いものではないですが)顔を拭いた後に、さらに首までぬぐうと本当にサッパリしますよね。(おやじと言われそうですが)
同じく皮脂が出る顔は冬だと脂分も減り、乾燥してカサカサしたりしますが、皮脂の量が多いのか首が乾燥することはないです。
ちなみに、その健康法の先生の本によると(ずいぶん前に読んだのであやふやな気もするのですが)首と同じように汚れがよく出るのは足で、この二箇所は毎日よく洗った方がいいそうです。
足の汚れに関して言うと別の本で、どこかのジャングルに住む裸足の原住民が寝る前に必ず足を洗うというのを読んだことがあります。泥だらけの足なのだから洗わなくても同じように感じてしまいますが、足の汚れはそのままにしていると再び体内に吸収されてしまうので洗った方が良いのだそうです。そして、体に敏感な原住民はそのことを感覚的に知っていて、絶対に足を洗わないと寝ないと書いてありました。確かに足の汚れはそのにおいからも分かるように特別な気がします。
なので、私もそれらの記述を信じて、毎日首と足はよく洗います。風邪をひいたりして風呂に入れない時には、濡らしたタオルで首と足は拭くようにしています。そうすると結構サッパリして気分が良くなります。

毎日首の汚れを洗っても、シャツに汚れがついてしまうからにはもう少し対策が必要だと思います。
そこで本題の首の汚れをすっきりさせるお勧めの方法ですが、それは首を顔剃りと同じようにカミソリで剃ることです。
今、女性もスキンケアで顔剃りをする人がいるみたいで、剃ればゆで卵の薄皮をはがしたようにスベスベの肌になると言われています。(顔を自分で剃る男性はよく知っていることだと思います)
そして首を剃っても同じようにスベスベになります。この手ざわりは石けんで洗ったのでは絶対に得られません。
理容室に行く男性は顔剃りでこの首回りを剃ってもらっていますが、女性と美容室に行く男性はこの首回りを剃る機会はめったにないと思います。顔剃りをほとんどした事がないという女性もいるそうですから、ここを一度も剃ったことがない人もけっこういるはずです。
顔剃りをすると皮脂などの汚れが絡まった産毛をキレイにすることが出来ます。この汚れた産毛はさらに毛穴のつまりを起こし、ニキビの原因にもなるといった事もあるそうです。
このことは首にも当てはまると思います。首も顔と同じように皮脂が出て汚れますが、顔より頻繁に洗われないですし、そしてカミソリで剃ってキレイにされる事も少ないので汚れが詰まったような状態になっている人もいるでしょう。私も汚れが酷かった方で、首剃りをする前は、そういった汚れがたまってブロックしている感じになっていたと思います。排出されるべき汚れが出ないのだから健康面にも悪影響があったのではないでしょうか。
しかし、首をカミソリで剃ってもらえば、そういった皮脂の汚れも取り除かれてスッキリします。これは一度やってもらってスベスベになるのを経験してもらえば分かってもらえると思います。

と、簡単に首を剃るのができるように言いましたが、ここを剃るのは難しい所もあります。
理容室や頼める人に剃ってもらえば一番いいです。しかし、そういかない人もいるでしょう。
そうなると自分でやらなとなりません、安全カミソリを使えば皮膚を切ったりする事は少ないですが(それでも注意が必要で、特に首の前面は肌が柔らかいし、のど仏のへんは剃りにくいので切らないように十分気を付けてください)、見た目よくうまく剃れるかという事もあります。男なら適当にやっても大丈夫かもしれませんが、うなじの毛が濃い人などは変にやると格好がおかしくなるだろうし、女の人も見た目が悪くならないように工夫する必要もあると思います。
私は完全に勘でやってます。何度かやるうちに慣れてこのくらいとやれるようになりました。
長々書いてきて、最後は髪型をあまり気にしない男だけやれるみたいな結論で尻すぼみな感じですが、でも首回り、特にうなじを剃ると本当にすっきりするので、一度自分でできない時は専門店に行くなりして、脂汚れのとれたなめらかな肌を体験してみて下さい。
私の実感だと回数は二週間に一度、夏ならもっと頻繁にやってもいい位だと思います。あと剃る時に私は、首の皮ふは顔ほど敏感ではないと思うので石けんの泡を使っています。

頭皮も脂の汚れがでます。仏教の僧侶は頭を剃りますが、頭皮に汚れをためないという点では、剃髪は健康にも修行を進めるのにも何らかの効果をもたらしたんじゃないかとも勝手に思っています。でも、私の頭はいびつなのでやろうとは思いませんが。

人は足から衰えると言われています。
足は立つ、歩くなどの動作の土台となる所ですが、生活が便利になった現代人は体を動かすことも減り、その結果足の大切さも省みられなくなっている傾向にあります。
しかし、足の大切さを痛切に感じるようになるのは歳を取ってからです。筋力のある若いうちはこういった事を考えることはないでしょうが(といっても若い人も肥満や運動不足で足腰が弱い人も多いですけど)、年齢を重ねるとともに足が弱くなり、歩くのが大変になるのは、出来ることも少なくなって行動範囲も狭まり本当につらい事だと思います。
そんな足の健康は、もちろん歩くなどの運動や日々体をよく動かす事で保たれますが、今回は足の健康を作るもう一つの大切な要素、履き物についていくつかの事を書いてみたいと思います。

私たちは立って歩く時にはたいてい履き物をはいていますが、履き物が足に及ぼす影響について軽く考えている人が多いように思えます。そして、この事が外反母趾や足指が縮む、浮く、動かないなどの足指の異常、タコやウオノメ、ひざや腰の痛み、O脚X脚等の原因となり足を衰えさせます。

履き物と足の健康といってまず思いつくのはハイヒールですが、ハイヒールを履く事で外反母趾や腰痛になりやすいのは良く知られています。かかとの高い靴は足の負担にもなり、歩くのにも向いていないので、なるべくはく時間を少なくした方がいいです。
また、子どもが学校で履く上履きは足を固定させずに不自然な歩行を強いて、子どもの足の生育を阻害するそうです。

足の健康を考えるのなら、靴はひもを通す穴が5つ以上ある靴がいいそうです。
そして、靴を買う際にはかかとがフィットして、つま先に余裕があり、足指がきゅくつでないものを選びます。お店でしっかりひもを締めて試着し、歩いてみてはき心地を十分確かめてみます。
靴によってサイズにバラつきがあるので気を付ける必要があるそうです。本当に自分に合った靴を選べば歩く時の気分が全く違ってきて、積極的に歩きたいという気持ちにさせてくれます。
サイズの合わないものや履き心地の良くないもの、ひもでしっかり固定させない靴などは足の不健康につながり、さらに全身の骨格、内臓にも影響を及ぼす事も考えられるので。靴選びにはある程度の時間とお金をかけた方が良いと思います。

そして、今回の記事で特に伝えたいのはスリッパの弊害についてです。
今ではたいていの人が家の中でスリッパを履いて生活していると思いますが、その習慣は足の健康にとってよくないそうです。
足は親指と小指、そしてかかとの三点でバランスを取り体の安定を支えますが、スリッパはその親指と小指の働きを束縛して機能させなくするそうです。スリッパで歩くと足が安定しないため、私たちは足の指を不自然に曲げ縮めてしまう習慣がつきます。この足の指を曲げた状態では全身が緊張して硬くなり、運動能力が大幅に制限されます。
この状態で階段を上がったり、掃除をしたりして家の中にいる間じゅうスリッパで歩き続ければ、それが固定されてしまい、気づかないうちに足の健康を損ねてしまいます。
また、外出するのにサンダルを履く人も多いですが、サンダルもスリッパと同じく理由で足の健康を損ねることになります。長い距離を歩くぶんスリッパより弊害が大きいかもしれません。サンダルは家の周りで履くぐらいにした方が無難だと思います。
外を歩く時はハイヒールかサンダル、家の中ではスリッパという人になると、足指を使って正しく歩く時が全くないことになってしまい、その悪影響は大きいのではないでしょうか。
家の中ではスリッパを履かずにいれば正しくバランスのいい足の使い方ができます。こうすると足指を使う感覚を得られますし、足裏の刺激にもなって足のさまざまな不調、姿勢を良くすることや、冷えにまで効果が期待できます。
何も履かないと足が冷えたり、汚れが気になるという人は布ぞうりみたいなものを履けば、足指を使う歩き方が出来るので良いみたいです。
この事では私的に解決できないことがあって、気候が温かいうちは何も履かないでいて快適ですが、寒くなると布ぞうりでいても足元が冷えるのでどうしてもスリッパを履いてしまいます。ルームシューズもなかなかしっくりくるものが無くて、鼻緒のついたスリッパみたいなのがないか探しているけどなかなか見つからず困ってます。

自然の中で裸足で生活する人達の足は、人間の持つ足の機能を十全に発揮したもので、その足指はまっすぐだそうです。
日本人も靴を履く以前の下駄や草履の時代には足の健康を良く保っていましたが、生活習慣の変わった現代ではそういった時代に戻るのは難しいでしょう。
しかし、正しい靴を履く、家の中でのスリッパを見直す、さらに足指ストレッチや足裏マッサージ、五本指ソックスなどの毎日のちょっとした足のケアで、少しでも足の健康をよりよく保てればいいなと思っています。
この記事の中のスリッパに関する事などは「足の指まっすぐ健康法」(松藤文男 今井一彰著 河出書房新社)という本を参考にして書きました。この本は足の健康に関する事柄がたくさん書かれている良い本です。

 皆さんは電話で話す時、どちらの耳に当てて話しますか?
 そのいつも当てている耳が、その人にとってよく使う利き耳になります。
 街なかで観察すると割合はだいたい半々くらいのように思えますが、右耳からの情報が送られる左脳は言葉の理解、使用に関係するので、電話は右耳にあてた方がいいそうです。(体の右半分は左脳、左半分は右脳によってコントロールされています)
 だから、右耳から聞いて左脳が働くと、言葉の意味の理解が速くなります。
 左耳を使うと、右脳は情緒や感情に関連した所があるので、冷静に判断できなくなる場合がありますが、右耳で話すと客観的に言葉や内容を受け止められます。
 電話を左耳にあてて話す場合、言葉の情報はいったん右脳に入ってから言語脳である左脳に送られて処理されるので、時間的、エネルギー的なロスがでます。その時間差は100倍以上とも言われています。
 言葉を使うのにこれだけの差があれば影響は大きいと思えるので、話をしたりコミュニケーションが苦手と感じている人、セールスなんかを断ることが出来ないという人で電話を左耳にあてている人は一度右耳で電話するのを試してみてはいかがでしょうか。

 左脳は言語、計算、論理、分析などの働きに大きく関わり、社会的な決まり事や仕事、時間などの外的な事へ注意を向けるようにできています。そして、情報を連続的直列的に処理するのを得意とします。
 右脳は表情や身体の動き、言葉などの中にある感情を感じる直観思考、視覚・音などのイメージ、心身の状態・感情などの内的世界への注意、直観や全体的な思考を行い、情報を同時並列的に処理します。
 右前頭部に腫瘍ができてここを切除すると、ネガティブな感情が起こらず陽気になり、左の前頭部の腫瘍を切除すると悲観的になるという事が見られるそうなので、左脳はポジティブな感情、右脳はネガティブな感情と関係すると考えられます。
 聞きたい言葉は右耳で、聞きたくない事は左耳で聞くという話をネットで見かけましたが、子どもの頃に周囲から小言など楽しくない事ばかり聞かされた人は、言葉を少しでも遅く聞こうと左耳・右脳優位になり、ネガティブな感情をもたらすという悪循環になる事もあるかもしれません。
 そして、楽しいことなら少しでも速く脳に入れたいと思って右耳で聞くようになるでしょう。
 ちなみに、アメリカ人の多くは右耳に受話器をあてるそうです。
 そして、日本人は母音の多い日本語を話すので、音の聞き取りに敏感になり、他の国の人々は右脳で処理する虫の音なども言語脳の左脳で処理しているそうで、その結果、左脳を過剰に使うようになっているとも言われています。
 あまりにも片方の脳の働きが強まりすぎれば、左脳の場合だと、理屈っぽくなったり、口先だけの調子のいい人になる、相手の感情に気づけなくなる、芸術などに興味を持てない、合理性を追求しすぎて損得勘定ばかりの思考になる、後先考えずに行動してしまう事などが起きると考えられます。
 一方、右脳の働きが強まりすぎるとだまさやすい、不合理なものを信じてしまう、感情にふりまわされる、過去にとらわれて考え過ぎてしまう、行動力がなくなる、ネガティブ思考になって疲れやすくなるなどといった事になりやすいと考えられます。
 左右脳の長所、短所はすべて利き耳によってもたらされるものではないでしょうが、影響はありうると思います。なお吃音や学習障害などの人は利き耳が左の場合が多いそうです。
 右脳と左脳の違いはこのように考えられていますが、どちらが一方ばかり強化すればいいというものではなく、脳は左右が協調して働くものだそうなので、バランスが大切ということではないでしょうか。
(でも、日本の社会は極端に左脳優位の人と右脳優位の人に分かれている所があると思います)

 この話を知って、左耳で電話をしていた私は右耳にあてるようにしてみたところ、話をするのがスムースになるのは感じられました。今では意識しなくても右耳にあてるようになっています。
 外国語の学習も左脳を使って行うといわれますが、このことについてとても残念なことをしたと思う経験があります。
 以前、私は10年以上も英会話の教室に通っていたのですが、長年やったわりにはあまり上達しなくて、ずっと自分は才能がないと思っていました。でも思い返してみると、私の教室での定位置はネイティブの先生を左に見る席で、つまり先生の英語をいつも左耳から多く聞いていたことになります。私の席は外の見えるよい席だと思ってましたが、そうではなくて英語の上達の度合いを20%くらい損させる席だったかもしれません。(私は右脳人間なので本当にまったく才能がなかっただけかもしれませんが)
 映画を見る時は、映画館の右側に座れば、左目・左耳からの情報が多く入り、イメージを喚起する右脳が活性化するので面白さが増すとも言われますが、学校での勉強や講演を聴くなどの時は右耳から音を聞ける場所に座ればよいということかもしれません。

電話をするのは右耳がいいというのは、フランスの耳鼻咽喉科医トマティス博士に関する本を読んでいて知りました。
 トマティス博士は聴覚・心理音声学の長年の研究を通じて「聞き取れない音は発音できない」などの法則を発見し、特殊な装置を使って聴覚を新しく蘇らせ、脳のリラクゼーション、語学力の向上などにも効果があるというトマティスメソッドと呼ばれる聴覚トレーニングを開発しました。

その聴覚と心理との関係のスペシャリストであるトマティス博士が、人の耳は右耳が多少優位のほうが言いと主張されているわけですが、聞き耳を右にするための方法としては、電話を右耳でするくらいしか素人には思いつきません。トマティス・メソッドではさまざまな機械によって利き耳を変えたり、聴覚を再生させたりするそうなので、宣伝ではありませんが、興味を持った方はそのセラピーを行うトマティスセンターというところがあるので調べてみてください。
 言葉は左脳で処理されるから電話は右耳に充てればいい、という簡単な事で長い文を書いてしまいましたが、左耳で電話していた人は一度お試しください。

また、右脳人間も左脳人間も、お互い自分の持ってない逆のものにあこがれることもあるかと思います。(こういう右脳・左脳のステレオタイプで区別するのもすこし無理があるかもしれませんが)
 ですので、極端な左脳優位の理屈っぽい、内省的な面がないといった人の場合、電話を左耳にあててみるのもいいかもしれません。
プロフィール

Author:まやと
努力なしで最大限の成果を得られる健康法を日々探求しています。趣味 野菜料理を作る 音楽を聴く
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