今回から数回ほど、私がいつも行っている体操について書いてみたいと思います。
 これは私が自分の健康法の中心と考えているもので、体をスッキリさせたり、体をいろいろな面で整えたりする効果があります。
 このブログを始めたときから書きたいと思っていたことなんですが、効果をしっかり確かめようとして紹介するまで時間がかかってしまいました。
 でも、確かめている間も飽きることなく続けられて、効果もかなり確信できたので、今回やっと書くことができました。自分としてもようやくという気がするので少し嬉しく思っています。
 この「無努力体操」は、名前の通り頑張ることなく、とても簡単に行えるものです。短時間にできて、体を整える効果がとても高い体操だと思っています。
 続けてもらえば多くの成果が現れるはずなので、良かったら試してみてください。


 体は自らの状態を良くするため動きを知っています。睡眠中の寝がえりや、あくびなどはそういった動きの表れです。
 しかし、忙しく、頭を使うことが多い現代人は、その体の動きが非常に出にくい状態になっています。この体操はその動きを解放させるために行うものです。
 ふつう体操するとか体を動かすというと、一定の決められた動きをすることを想像すると思います。
 でも、この体操には決まった動きというものはなく、体を自由気ままに動かすということを行います。頭でどう動くかは考えず、体が動きたいように自然に動かすかんじです。
 動かす感覚をつかんでもらえば、体のあらゆる箇所を動かしたり、いろいろな体勢で行ったりすることができて、多くの効果を期待できます。



 前置きが長くなってしまいましたが、ここから動かし方のコツが一番分かりやすい、体幹で行うやり方を説明していきます。

 まず、足を肩幅ほど開いて立ち、両手を骨盤の横のところにあててください。その体勢から何も考えずに体を自由に動かしてみます。
 自由に動かすといっても分かりにくいと思いますが、どうやって動かそうとか考えずにゆっくり体を動かしてみてください。そうすると、腰を左右に振ったり回したりといった不規則な動きが出てくると思います。
 少しの間これを行い、気ままに動かすことを体感してみてください。
 軽い力で動かし、動きが止まったら無理に動かさないようにします。また、動きがゆっくりではなく速くなる場合は、速いまま動いても構いません。

 次に手を腰にあてたまま足を閉じて立ち、同じ動きをしてみます。
 こうすると、先ほどとは少し違ったかんじで動くはずです。(昔あったおもちゃ・フラワーロックみたいな動きになるかもしれません)
 この動きに慣れて来たら、今度は手を腰から離して動いてみてください。手が自由になるとより多くの動きでてくると思います。
(この時、両手を前後に振ったり、左右にひねって体にまとわりつかせたりする、気功の「スワイショウ」という動きにつながることもあります)
 これらの体勢で動いていくうちに、体が望むように自由に動く感覚がだんだんつかめてくるはずです。
 それをつかめさえすれば今度は、頭や目・口・肩・手・足など、体のあらゆる箇所をこのやり方で動かすことが出来るようになります。(クネクネした動きで周りから見ればちょっと変に思えるかもしれませんが・・)
 鏡で自分の姿を見ながら行うと、バランスがとりやすいからか行いやすいです。

 この「無努力体操」を行っていると、疲れたとき体に自然に起きる「伸び」のような動きが出てくることがあります。
 背骨や首が「ボキッ」と鳴ることもある気持ち良いもので、これが出ると体の歪みを正す働きが大きくなると私は考えています。体操を続けていくと、日常生活でもこの「伸び」が起きやすくなります。
 もちろん「伸び」が出なくても、自由に動かしていくだけで効果はあります。
 このあまり負荷のかからない体操を続けることで、体をスッキリさせたり、さまざまな不調を改善させたりする効果がでてきます。

 この体操は疲れるほど行う必要はありません。短時間、毎日行っていくだけで効果があります。(体が要求する動きなのであまり疲れることはないです)
 長い時間行う場合は、いろいろ動かしていくうちに飽きてくるのでそこで止めにします。
 疲れているときや、気分が乗らないときは無理に行わないようにしてください。

 

 無努力体操で行う動きは、他の運動や体操にはない動きです。
 ストレッチやヨガ、筋トレ、体幹トレーニング、ラジオ体操といった運動もたしかに体に良い効果をもたらしますが、この体操で行う動きについても少し知ってもらえればと思い、今回の記事を書きました。
 この動きは、次回以降に書きますが、いろいろな応用が出来るとても興味深いものです。続ければ続けるだけ体が整っていくなどの成果が実感できると思うので、ぜひ一度試してもらえたらと思います。 







 前回は、何も考えず体を自由に動かしていく「無努力体操」というものを紹介しました。
 これは、体に本来備わっている自らを整える働きを引きだす体操です。(無努力体操の動き方については前回の記事「体をスッキリさせる 無努力体操」を参照ください)
 今回はこの無努力体操の動きを使って、体の調子の悪いところや気になるところを改善する方法について書いてみたいと思います。(この方法、呼び方を「押さえ動かし」とします)


 やり方はとても簡単です。
 体のあらゆる不調箇所(痛むところ、不快な症状のあるところ、機能低下したところ、肌のトラブルがあるところなど)に指先や手を軽く当てて、無努力体操の動きを行うだけです。
 指先・手を当てたまま体の動くところを自由に動かします。なるべく指先で押さえるようにして、押さえる範囲の広い場合は手を使ってください。
 私はさまざまな不調というのは体の歪み、特に脊椎の歪みから来ていることが多いと思っています。
 脊椎の一つ一つの骨からは体のあらゆるところと脳をつなぐ神経が伸びていて、感覚・運動の信号をやりとりしています。そして脊椎が歪むとそこから出る神経の流れが妨害されて、その神経とつながっている箇所の動きや、血流・リンパ・気の流れが低下します。そのことがさまざまな症状を引き起こす元になります。
 「押さえ動かし」で調子の悪いところに指・手を当てて動いてみると、首や背中、腰などが不規則に動くはずです。
 この動きが私たちに備わる自然治癒力の表れです。こうやって動いていくことで症状の原因となっている背骨の歪みが整えられる、と私は考えています。

 なにか怪しい話に聞こえるかもしれませんが、これを行うとちょっとした症状なら簡単によくなります。
 私はときどき左足の小指が水虫になり、皮がむけたりします。そんな時そこを「押さえ動かし」してみると、数日後には何ともなくなり、自分でも驚いてしまいます。
 左足の小指を押さえると遠く離れた首が動くので、そこに原因があるのかもしれません。
 他の指はなんともなく、そこばかりが水虫になるのは、私の体の歪みの癖が左の小指あたりのエネルギーを低下させやすいからなのでしょう。
 これは水虫になるのは菌自体が原因ではなく、菌に負けてしまうエネルギーの低下したところが体の歪みによって出てくるため、ということを示しているのではないでしょうか。


 この「押さえ動かし」は体のあらゆる症状に使えます。
 内臓の不調、頭痛や歯周病、目・耳の不調(耳は外から押さえるだけでなく、耳穴に指を入れて動きます)、肩こり、腰・膝の痛み、皮膚のトラブル、痔など、痛むところや気になるところに指・手を当ててゆっくり自由に動かしてみてください。

 行うときの注意点は次のようなものです。
 無努力体操という名前の通り、頑張ってやらないようにします。無理にやり過ぎると新たな別の歪みを作りだしてしまいます。
 心地よかったら長く続けても大丈夫ですが、疲れたり飽きたりしたらそこで止めます。短い時間でも少しずつ続けていくのが効果的です。
 次に、症状が片側だけにあってもそこだけを押さえるのではなく、左右対称の反対側のところも押さえて動くようにします。例えば、肝臓なら右手で肝臓のところを押さえたら、左手で肝臓と反対側のところを押さえてください。
 押さえるときは軽く添える感じで行います。
 動かしてみて前回の記事で述べた、背骨が気持ちよく自然に動く「伸び」が起きると効果が高まります。
 また押さえるのではなく、症状のところの皮膚をつまんで引っぱってから自由に動かすというやり方もあります。
 症状すべてが完全に良くなるということではないですが、この害のない簡単な方法を続けていくと、改善することがいろいろあると思うのでぜひ一度お試しください。

 

 さまざまな症状(機能の不調や、痛み・かゆみ・だるさなどの不快感)は、体が自らを健康な状態に戻そうとして起こるものでもあります。
 症状には、血流を増やして回復させる(痛み、かゆみなどが起きる)、ウィルスを排出する(セキ・タンなど)、発熱して免疫力を高める、動かないで休養をとらせる、体の歪みを正す、などの働き・意味があります。
(例えば、私はつい先日、鼻におできが出来ていたのですが、これも体の歪みを正すという意味があって生じたと思っています)
 これらの不快な症状は不必要に思えるかもしれませんが、すべて自然治癒力の表れです。したがってあまり深刻でない場合は、症状を抑えるための薬を飲まずに休養をとると自然に回復します。
 しかし、いつでも安易に薬を飲んだり、体を休ませずに無理させ続けたり、体の歪みがひどかったりすると自然治癒力は働きにくくなり、症状は慢性化してしまいます。
 こういった回復しにくくなった症状に「押さえ動かし」を行うと、良い状態に戻ろうとする力が働くのを助けることになります。


 また、肌のトラブルに「押さえ動かし」するのは少し面白い意味があると思っています。
 シワやシミ、乾燥といったトラブルのあるところへ「押さえ動かし」すると、背中や首がよく動くため、肌のトラブルの元には体の歪みがあるのが推測されます。
 おそらくその歪みがあるために、顔のバランスが悪くなったり、血流が低下したりするので、肌に症状が現れるということがあるのでしょう。
 皮膚のトラブルの最も大きな要因は老化です。若くてエネルギーがたくさんあれば、紫外線のダメージや歪みといったことがあっても肌は健康に保たれます。
 しかし、老化で自らのエネルギーの低下を感じると、体は生存にそれほど大きく影響しない皮膚や髪の毛といったところへの栄養を減らすそうです。
 したがって、シワやシミが出来るのは、老化の目に見える早い段階の兆候と言えるでしょう。
 そこでこれらのトラブルへ「押さえ動かし」を行い、体の歪みを整えるのは、ある意味アンチエイジングになるということだと思います。
 「押さえ動かし」でシミやシワが無くなればいいのですが、それはなかなか難しいでしょう。でも老化の原因となる歪みを整えて、次の段階に進むのを防ぐ、というアンチエイジングの効果は十分あると思います。
 シワやシミができる原因としては、体の老化や紫外線、食事、睡眠、喫煙、体質といったことがよく言われますが、体の歪みということにも注意が必要なのかもしれません。
 
 そして、ホクロに「押さえ動かし」するのもとても興味深いことです。 
 老化によって出来やすくなるともいわれますが、ホクロは誰にでもあります。まれに出来る悪質なものを除いて、たいていのホクロは悪いものではないでしょう。
 しかし、「押さえ動かし」してみるとけっこう大きな動きになるので、ホクロが出来るのは体の歪みとかなりつながっているように考えられます。つまりホクロは、私たちの体のどこに整えられるべき歪みがあるか教えてくれているものかもしれません。 
 人それぞれホクロの位置・数は違いますが、それら一つ一つに指をあてて動いてみるのは、健康のためのとても効果的なセルフケアになる、と私は思っています。



 私は時々、予防的な意味で症状のあるところ以外のいろいろな箇所にも「押さえ動かし」をしています。
 重要なところとして特によく押さえるのは、頭のあちこち、心臓、肝臓、胃、腎臓、いつも疲れ気味な目などです。
 頭は、生体維持のための重要な働きをする脳幹(延髄)のあたりや、大脳の働きをまとめる場所である前頭前野のある額のあたりを押さえて動かすようにしています。
 あと手のひらを合わせ、合掌の状態で動くのも体や脳の左右対称性を整える上で有効だと思い、よく行っています。


 しもやけなど「押さえ動かし」でよくならなかったものもありますが、私としてはかなり有効な方法だと思っています。さまざまな症状の改善や予防、アンチエイジングと、多くのことが期待できますので「押さえ動かし」一度体験してみてください。








 

 無努力体操というタイトルで、私がいつも行っている体を整えるための体操について書いています。この体操は、他にはない独特な動きによって行う簡単なものです。
 「無努力体操1」の記事では、この体操がどういったものかということ、そのやり方、効果について書きました。
 そして、「無努力体操2」では、その動きの応用法の「押さえ動かし」という方法について書きました。これは、体の調子の悪いところや気になるところを手で押さえて無努力体操の動きを行い、その箇所を整えるというものです。
 今回の記事では、多くの人を悩ませる腰痛・肩こり・便秘といった症状に、この動きを使って対処する方法を紹介したいと思います。



 体操の行い方としては「無努力体操1」で、腰の横のところに手を当てて立ち、そこから何も考えず動いていくという方法を説明しました。
 その記事で説明した通りにすれば分かりやすく行えると思います。しかし、もう少し簡単にこの体操の動きをつかめて、「押さえ動かし」もついでに覚えられるやり方を考えたので、今これを読んでくださっている方は、この方法をお試しください。

 まず、イスに浅く腰かけて膝を合わせ、両足をぴったりくっつけます。それから両手を合掌して太ももの上に乗せてください。(太ももの間にはさんでもいい)
 その体勢で体の動くところを自由にいろいろと動かしてみます。「どう動かそう」とか考えずに、体の動くままにさせる感じです。動きの速さはゆっくりがいいと思いますが、少し速くなってもかまいません。
 こうすると、首をさまざまな角度に動かしたり、上半身をひねったりする動きが起きると思います。
 この動きに慣れてきたら、今度は合わせた手を離して動かしてみます。手が自由になったのでより動きが大きくなるはずです。
 これを続けていくと、体が動きたいように動く無努力体操の感覚が、だんだんとつかめてくると思います。感覚が分かってきたら、この動きを使い全身のさまざまなところを動かし整えることが出来るようになります。

 手を自由にして動いた後に、今度は、顔を手で覆う、目を指先で押さえる、心臓やお腹を両手で押さえるなどして、この動きを行ってみてください。
 こうすると先ほどとは違う動きが出てくるはずです。押さえる場所によって動きはいろいろと変わると思います。
 これが「押さえ動かし」で、この方法で動いていくと、手で押さえた箇所を整える効果が期待できます。
 

 腰痛や肩こり・便秘は、それぞれ腰の痛むところや、肩のダルいところ、また便秘の場合はお腹全体を手で押さえて「押さえ動かし」するのが良い対処法になります。
 しかし、長年続く慢性的な症状は、原因が複雑になっていて簡単に軽快することは難しいでしょう。したがってさまざまな対処法を行う必要があります。
 今回紹介する「無努力体操」の動きを使った対処法もかなり有効なものだと思われますので、これらの症状にお悩みの方は一度お試しください。



 まずはじめに腰痛の対処法ですが、2つのやり方があります。
 ひとつめは、四つん這いの体勢になって、動くところを自由に動かす無努力体操の動きを行います。お尻や背中、首など動くところを動かします。
 痛みがある場合は、痛みを避けながら、意識的に動かそうとせず動かしてみてください。これを少しの間(30秒~1分くらい)続けます。(動くと心地よいときはこれより長く行っても構いません)
  四つん這いは、私たち人間が陸上生物として進化する過程で長い期間行ってきた、基本となる体勢です。現在の私たちはこの体勢になることが少なくなっていますが、四つん這いになって体を整えることで背骨の歪み、そしてそこからくる腰痛の改善をもたらす効果が出やすくなると私は思っています。

 もうひとつのやり方は、あお向けに寝ころび膝を立て、腰(お尻)を浮かして行うというものです。足で踏んばり腰をほんの少し浮かせて無努力体操の動きをします。
 歪みのある方へ大きく動いたりすることもありますが、少しずつ毎日続けていくと、腰と骨盤の調整になります。
 また少しだけ腰を上げるとうまくバランスが取れず、腰が左右にグラグラ動くこともあるかもしれません。このバランスをとる動きも腰の調整になっていますので、これが起きる人はこの動きを続けてみてください。
 
 腰痛には、四つん這い・あお向けで腰を浮かす、という2つの体勢で行う無努力体操と、腰の「押さえ動かし」がかなり有効だと私は考えます。
 これらを無理しないかんじで少しずつ続けてみることをお勧めします。(他にも自分でできることはいろいろあるのですが、それらについてはまた別の機会に書きます)



 肩こり対策として有効だと思われるのは、無努力体操の動きを肩で行ってみることです。肩のみを何も考えずに動かします。
 肩は、肩甲骨や鎖骨、腕、首といった多くのところとつながっている箇所なので、いろいろな動きが起きると思います。
 無努力体操で筋肉をいろいろな方向に動かすことで、じんわりした気持ちよさを肩に感じることができるはずです。
 肩の筋肉はふだんからよく動かしている気がしますが、日常生活では一定の動きを行っていることが多いです。肩を体の欲するままに動かしてみると、いつも行わない動きをするためコリもほぐれてきます。
 この方法を行うほかに、肩の「押さえ動かし」で肩こりの原因となっている体の歪みを整えていけば、つらい肩こりにかなり効果を期待できるでしょう。



 最後は便秘解消のための無努力体操ですが、これは次のように行います。
 まず体の左右どちらか一方を下にして横向きに寝ころび、下にした側の手で頭を支えます。
 その体勢から上にある方の足を自由に動かします。決まった動きはないので前、後ろ、上、膝を曲げるなど、体の欲するまま動いてください。
 1分くらいこれを行ったら、今度は反対側を下にして動かします。
 足は腸・肝・胃などの消化器系の経絡すべてが通るところ、と東洋医学では考えられています。横に寝ころび足の無努力体操することには、この経絡を整える効果があり、便秘の解消につながるのだと私は思っています。
 これが便秘に効果があると知ったのは、次のようなことからです。
 私が、この足上げの動きを体の歪み調整のために始めたとき、足の動きとともに、お腹がグルグル鳴ることがよくあり不思議に思っていました。
 ある日、本屋で健康雑誌を見ていたら、便秘解消のために、横向きで寝て足を動かすことを指導している整体師の人の記事がありました。私がやっている体勢とほとんど同じものでした。そして、その便秘解消法がかなり効果を上げているそうです。
 これを読んで足上げでお腹が鳴った理由が分かり、私は便秘になったことはないのですが、たしかにこれは腸の動きを活発にして便秘に効くのだろうと推測できました。
 その整体師の人のやり方は、横向きに寝て足を曲げずにまっすぐ上げて、円を描くように回すというものでした。
 この方法で効果が出ているので、これを行えばいいのでしょうが、足の筋肉の歪みを整えて、経絡の流れをよくする効果は無努力体操の動きの方があると思っているので、私としては足を自由に動かすことをお勧めします。(まあ、そうは言っても簡単なので両方やってみるのがいいと思います)
 この横向き寝の足上げは便秘でない人でも、足・腰を整える効果が期待できるので一度お試しください。
 そして、足を動かした後に、腕を自由に動かすことも行うと、肺・心臓などの循環器系の経絡を整えることができます。
  
 






 今回は、以前の記事で書ききれなかった無努力体操に関する話を、とりとめもなく書いてみたいと思います。


 はじめに、この体操を思い付いたいきさつからです。
 私は若い頃から自分の体が強くないと思っていたので、健康法についての本を読んだり、体を改善する方法を自分なりに試したりといろいろしてきました。
 そして、私が長い間行ってきたのは自発動と呼ばれる、体が無意識に動いて自らを整えくれる気功の功法でした。(自発動についてはこちら
 これを行うと、体の欲する動きはとても複雑で体全体で起きるものだということが分かります。
 この自発動を行って、体は整いかなり丈夫になってきていたのですが、10年以上続けてきたからか、その動きが前より出にくくなっていました。
 そんなあるとき、たまたま操体法の治療家の人が書いた本を読んでいたら、この体操の動きがひらめきました。

 操体法は、仙台市の橋本敬三さんという医師が「動きやすい心地よい方に動かすことで体を整える」「身体を気持ちよく動かすことで、身体の歪みが改善され病気が治っていく」という考えのもとに作りだし、発展させた療法です。
 そのやり方は、例えば首を整える場合なら、首をいろいろな方向に動かして、心地よく感じるポイントを探し、その快適な感覚をしっかり味わうといったかんじに行われ、この快適さの感覚を使ってさまざまな体の不調を整えていきます。
 操体法には体を複雑に連動させて動かすことはないみたいですが、「心地良いほうに動かせばいい」という考え方は自発動と通じる面があるように思います。

 私が操体法の本から考えついたのは「自発動の大きな無意識の動きが起きないなら、体が求める動きを自分で起こすようにしたらどうだろう」ということです。
 そこでさっそく試してみることにしました。力を抜き、体がどう動きたいのか探りながりゆっくり動いてみると、いろいろな動きが出てきます。それが体のあらゆるところで行えるので、かなり面白い方法に思えました。
 そして、こうやって動いているうちに、このことに体を整える効果があるのを感じました。なぜかというと、これを行うと「伸び」の動きが起きるからです。
 「伸び」は疲れたときに、体のこわばったところをほぐすため自然に起きます。これはあくびや寝相の動き、自発動といったものと同じく、体が無意識に自らを整えるために起こすものです。
 私はこの「伸び」が起きるかどうかを、体を使った健康法の効果を判断する指標にしています。(自発動を長く続けてきたため、体が反応しやすくなっていて「伸び」は他の人より出やすくなっています)
 無努力体操の動きを行うと、背骨が「ボキボキッ」と気持ちよく鳴る「伸び」がよく起き、これが体を整えてくれます。
  
 体操を始めて4年ほどたちますが、まったく飽きることなく続けています。
 それはたぶん、体が求める動きを頑張ることなく行うことが出来て、少しずつですが体が整っているのを感じられるからでしょう。
 背骨と首の歪みやO脚といった、目に見えて大きくあった歪みもだんだん小さくなっていますし、新しい歪みが出来るのを防いでくれていると思います。
 毎日のちょっとした積み重ねが、矯正しにくい複雑な歪みをほぐしてくれます。生きやすさや健康は、体の歪みの少なさとも関係しているはずですから、この無努力体操をずっと続けていくつもりでいます。


 橋本敬三さんは医師でしたが、考案された操体法は民間療法的なものとして現在扱われています。 
 日本の民間療法といえば、野口整体の野口晴哉さんも大きな存在だったと思います。(野口整体では活元運動という自発動と同じ動きが重要視されている)
 その野口さんは著書の中で、
「体が「快」と感じる方向に動いていれば健康になれるし、「快」という方向に動くように無意識に方向づけられている」
「その快いという方向に逆らわないようにさえしていれば自然に丈夫になっていく。それを意識で「良薬は口に苦し」ということを考えてしまうが、それは間違い」
ということを言っています。これは橋本さんの言葉とも重なります。
 その考えから作りだされた療法は異なりますが、戦後を代表する民間療法家のお二人が同じ考えを持っていたのはとても興味深いです。健康になるために過剰な頑張りや忍耐は必要ないということなのでしょう。
 そして、この無努力体操も、「心地良いほうに動けばよい」という考えに則った方法だと思っています。



 無努力体操のやり方を思いつき、始めたころ不思議だったことがあります。
 速さはゆっくりがいいだろう、とかなり遅い動きで行っていました。
 しかし、そうするといくつかの箇所を動かした後に、どうしようもなくボーっとなってしまい、そのまま1時間くらい眠りに落ちてしまうのです。こうやって眠くなるのが3週間くらい続きました。
 これはたぶん経験したことのない動きに脳が驚き、意識を強制的にシャットダウンしたために起きた、と今では思っています。それまでにない動きに慣れるよう、意識のレベルを落として脳細胞にその動きを学習させていた、というかんじでしょうか。
 その眠くなっていた間は、この動きは体が求めているものだからその結果起きることにも意味があるはず、と思っていたので不安になることはなかったです。
 でも無努力体操を思いきりゆっくりかすかに行うことは可能ですから、今でも超スローに動けばボーっとするのかもしれません。

 

 ふだんから頭から足先まで自分が大切だと思うところを動かしていますが、それらの中で絶対よく動きそうなのに、動きがあまり起きないところがあります。
 それは手の指です。自由気ままに動かそうと思っても薬指と小指が同時にちょっと曲るだけです。これは私の手先が不器用なことと関係しているのかもしれません。
 もちろん意識して動かせば、普通にどうとも動かせます。しかし、指が5本ずつあるのに、無努力体操では2本しか動かず、多様な動きにはなりません。
 これは無理に動かしても意味がないと思います。しかし、地道にやればいつか5本ともよく動くようになり、手先も起用になるだはずだと思いながら、毎日トイレで座るときに行っています。



 無努力体操の応用法として「押さえ動かし」と「腰痛 肩こり 便秘への対策」という記事を書きました。
 これらの他にも応用するやり方はあって、例えば筋トレやストレッチをしているときにも行えます。
 筋トレは、うつぶせ寝で顔・手足を上げた体勢や、腕立て伏せの体勢を取って、自由に動かすといったかんじに行います。
 ストレッチの場合は、体を前屈などいろいろ伸ばした状態から動けるように動いてみるかんじです。
 筋トレと一緒に行うのはけっこう効果的でしたが、ストレッチは私の体がとても固いからか、なかなか柔らかくなる効果は現れません。しかし、これらも気長に続けようと思っています。
 筋トレ、ストレッチの効果や、他の応用法など面白そうなものがあったらまた記事にしてみます。



 最後に関係ない話ですが、無努力体操からラジオ体操、白井健三選手の床運動まで、「体操」って言葉の意味はそれにしても広いですねー。





 1年ほど前の「この手足の痛みは何?」という記事で、ここ2.3年、私にときおり起きている手足の痛みについて書きました。
 これは指や膝、足の裏といった手足のいろいろなところが赤くなって痛むもので、一度起きると次々と連鎖して痛む箇所が変わり、ひどいときは歩いたり、寝返りをうったりするのもつらくなります。
 リウマチなのかなと思ったりしましたが、少しそのままにしておくと痛みは消えますし、その赤くなったところを揉むと痛みは早く治まるということが分かったので、しばらく様子を見ることにすると書いて記事を終えています。
 それから一年たちましたが、やはり今年も例年通り6月ごろからたびたび痛むようになりました。
 この痛みは、私がブログで書いてきている自発動とか無努力体操といった少し変わったことを行っているために起きているのか、と考えていました。自発動や無努力体操には体を整える効果があるから、今より良い状態に体を変える過程でこの痛みが起きているのかもしれないと。
 ずっと痛み続けることはなく、2.3日すれば治ると分かっているので、それも仕方ないことなのかなと思っていましたが、ちょっと耐え難いときもありました。
 ところが、近頃この痛みを起きなくする方法が分かり、ここ1ヶ月全くといっていいほど痛むことはなくなりました。(山に登ったりすると次の日には必ずメチャクチャ痛くなっていたのですが、それも起きません)
 この方法は私の痛みにだけに効いたのかもしれません。
 しかし、医者に行っても良くならない手足の痛みに悩む人はかなり多いはずです。そういった人に一度試してもらいたいと思い、今回の記事でこのやり方について書いてみることにしました。



 この方法は新しく見つけたものではありません。
 手足が痛む原因が、昔やっていた体操を行わなくなったためではないかと思い、それをやってみたところ痛みが起きなくなり驚いた、といういきさつです。
 「涅槃法」というのは、タイなどの仏教寺院にある「涅槃仏」と同じような体勢で行うので前からこう名付けていました。涅槃仏はお釈迦様の臨終のときの姿を表したものとされ、横向きに寝て頭を手で支えています。
 この体操をどうやって考えついたかはっきりと思い出せませんが、たぶん片足立ちとかバランス系の運動をよく行っていた時期になんとなく考えついたものだと思います。


 それでは「涅槃法」の行い方を説明します。
 まず「涅槃仏」の体勢、横向きに寝ころび頭を手で支えるようにします。これは日本では仏さまというより、休日のお父さんがゴロンと横になってテレビを見る格好というかんじでしょうか。
 このとき、足のかかとから頭を支える腕の肘までが一直線になるようにします。
 こう体をまっすぐにして横向きに寝るとけっこうバランスをとる必要があります。(体が静止していられず、倒れてしまうこともあるかもしれません。この体勢をとるのが難しい場合、バランスをとって倒れないようにするだけでも体を整える効果があると思います)
 横向きで頭を支える体勢をとったら、上にある足を自由に動かしていきます。
 足は前後や上へと動かすことが出来ます。また足で動かせるのは、足指、足首、膝、脚のつけ根とさまざまですから、いろいろな動きが可能だと思います。決った動きというのはないので、何も考えずゆっくり気ままに動かしていきます。
 横向きで寝ているだけでもバランスをとる必要があります。だから足を動かそうとするのも難しいかもしれません。足を上げたとき、グラグラする場合は倒れないように足を動かして、うまくバランスをとってみてください。
 続けていくうちに、体が求める動きを行う感覚がつかめてくるはずです。人それぞれ違った動きが出てくると思いますが、その独自の動きが体の複雑に成り立っているさまざまな歪みを直していってくれます。
 この動きについては、以前「体をスッキリさせる 無努力体操1」の記事に詳しく書いたので良かったらご参照ください。

 それほど時間をかけて行う必要はなく、30秒~1分くらいで充分です。
 足の次は手を同じ要領で動かします。手は、指、手首、肘、肩、肩甲骨と動かせるので、さらに動きが複雑になるかもしれません。
 一方の側の手足が終わったら反対側を下にして行います。
 バランスを崩さないように動いたり、大きな動きが出たりすると体が整うかんじがよく分かります。でもそんなに大きな動きにならず、小さな動きが起きるだけでも、その動きで微妙な体の調整が行われています。
 そして、少しずつでもこの方法を続けていくうちに体が整ってきて、手足のいろんな不調を改善してくれることが考えられます。


 この涅槃法にはバリエーションがいくつかあります。
 まず、手足の指を握って動かす、開いて動かすという方法です。こうすると手足の動き方にかなり変化が起きます。(足の指は動かし慣れない人だと足がつるかも)
 もう一つは、横向きになって下にした方の足の膝を曲げて前に置く、後ろに置くということもできます。(前に置くときは太ももを上げて膝を曲げ、後ろのときは膝だけ曲げて後ろに置きます)
 こう足の位置を変えると、体のバランスのとり方がかなり変わってきます。
 足指の形と下の足を置く位置で9通りの動かし方が可能です。いろんな組み合わせで動かすことで、体をさまざまな形で整えてくれると思います。私はローテーションを組んで9通りを毎日ひとつずつ行っています。
 いろいろな体勢をとりながら体の求める動きを行うことで、手足の筋肉や筋、骨格の調整がされて、私の場合痛みが起きなくなったのだと思います。ここ数年頻発して悩まされていた痛みがぴたりとなくなり本当に驚きでした。
 ですから、この「涅槃法」、手足の痛みがなかなか治らないという人に一度試してもらえたらと思います。どんな痛みにも効くということはないでしょうが、この方法が効果的という人もいるはずです。



 痛みの起きる前には山道を歩くことにハマっていて、暇さえあれば山に行っていました。その頃は筋肉痛はあっても、ここ数年のような痛みは感じたことはありませんでした。
 私はO脚なので山を歩いたりすると足が痛くなりやすいのかもしれません。それでも痛みが起きなかったのは、当時「涅槃法」を毎日やっていたからだと思います。
 「涅槃法」のやり方を考えついた頃は、大きな動きが出たりして体を整えている感じが強くありました。しかし、続けているうちに動きが小さくなり、効果があまり出なくなったような気がして止めてしまいました。
 動きが小さくなったのは、たぶん涅槃法で体がある程度整っていたからでしょう。しかし、完全に止めてしまってはダメで、少しずつでも続ける必要があったということでしょう。
 「涅槃法」の体の動かし方は、前に「無努力体操3 腰痛 肩こり 便秘への対策」の中で便秘に効く体操として紹介しました。横向きに寝て足を動かすと腸の働きが良くなります。(そこで手足を整えるということにもちょっと触れています)
 便秘対策になるのですが、私は便通が良いので便秘解消のために涅槃法を行うということもありませんでした。
 「涅槃法」なんて名前を付けて熱心にやっていたのに、行わなくなってしまったせいで長い間あのつらい痛みを味わっていたのか、と思うとちょっと後悔の念が起きてきます。
 





プロフィール

Author:まやと
努力なしで最大限の成果を得られる健康法を日々探求しています。趣味 野菜料理を作る 音楽を聴く
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