私は、以前に「無努力呼吸法」という記事で紹介した呼吸法を、毎晩寝る前に行っています。
 これは、お腹をへこませるものと足の裏を意識して行うやり方がある簡単な呼吸法ですが、これを行って趣味の登山で息切れしなくなった等々の効果があったので、3年前ほど前から続けています。
 この「無努力呼吸法」で行うお腹をへこませる方法は、順腹式と呼ばれる吐くときにお腹をへこませる呼吸法です。
 腹式呼吸にはこの順腹式のほかに、吸うときにお腹をへこませ吐くときに膨らませる逆腹式呼吸法というやり方もあります。この方法は禅や気功、武術などで行われる方法だそうです。
 逆腹式呼吸法の特徴は、息を吸って肺が膨らみ横隔膜筋が下がったときにお腹を収縮させるので、内臓が大きく動いてマッサージされるかんじになることです。これにより、内臓の血行が良くなって新陳代謝を活発にする、腸のぜん動運動を促進して消化機能を高める、さらに副交感神経を優位にして気持ちを落ち着けるなどの効果があるとされています。

 私はそれぞれの腹式呼吸に長所があると思っているので、順腹式法を寝る前に行い、逆腹式法は朝起きたときに、次回とその次の記事で書くつもりの呼吸法とセットで行っています。
 逆腹式呼吸法は、ただ息を吸うときにお腹をへこませて、吐くときにふくらませるということを何回か繰り返せば効果があります。 しかし、なんでも楽にやりたい私は、もっと効率よくできないかと考え、自分なりに工夫したやり方で行っています。
 今回はそのやり方を書いてみますので、よかったら一度試してください。

  無努力逆腹式呼吸法のやり方

1・あお向けに寝ころび(座ってでも出来ます)、軽く息を吐いて、両手の指をおへその下あたりにあてます。

2・息を鼻からゆっくり音をさせずに吸います。指を軽く押しながら、お腹を出来るところまで力を入れずにへこませます。

3・押さえていた指を離し、口から音をさせずにゆっくり吐きます。このとき、お腹をふくらませることは自然にできるので、意識しないでも大丈夫です。

4.再び1、2を行い、今度は口からではなく鼻から音をさせずに吐きます。この口と鼻から音をさせずに吐くのを一回ずつ行います。

 これは口・鼻と2回やっても2分とかからない楽な方法なので、毎日続けやすいと思います。そして、継続していけば少しずつ深く吸って吐くことが出来るようになります。
 やり方はとても簡単なのですが、行ってみると私たちが今まで行ってきた呼吸と違うことに気付かれると思います。たぶん呼吸筋も普段とは異なる動きをしているはずです。
 そして、普通の呼吸だけでなく、逆腹式呼吸法のやり方も知っていることには意味があると私は考えています。
 武術の世界では逆腹式呼吸が重要というのを聞いたことがありますが、逆腹式法を続けて体がそのやり方を覚えると、一般の人でも体を動かすとき必要に応じて逆腹式の呼吸ができるようになります。このことは体をスムーズに動かすのにとても役立つと思います。
 順腹式の呼吸法を行っても呼吸は深くなりますが、逆腹式法も呼吸を深くするほかにこのような順式にはないさまざまな効果があるのでお勧めです。

 (前回からの続き)

 今回の漬物の「痛い」失敗「昆布じめ」の話は、昨年末、たくあんを付けたときから始まります。
 楽しみにしていたたくあんを作ろうと、干した大根を桶に並べて詰め込み、その間に、糠、塩、ザラメ、赤唐辛子、だし昆布、果物の皮を振りかけながら大根を重ねていきます。
 大根を作っている家ならたくさん漬けると思いますが、ウチでは大根を買いますし、2ヶ月以上は食べられるので、20本ほど漬けるようにしています。そのくらいの本数でも桶の中につみ重ねた大根はけっこうな高さになります。
 大根を入れ終わり、あとは重石をのせるだけというとき、何かを確認しようと思ったのか、ふと重ねた大根の隙間から桶の底のほうへ手を入れてみました。
 そうしたら、入れた右手の小指に激しく鈍い痛みを感じました。一瞬何が起きたか分かりませんでしたが、どうやら入れたばかりで堅いままのだし昆布の端が、針のように刺さったみたいです。 
 私の指は冬になると、しもやけになってしまうのですが、昆布が刺さったのは、そのしもやけでパンパンに腫れた小指でした。さらに、そこは爪の横の何かツボがあるような所だったので、その痛みはズーンと重く響くほどのものでした。
 そのときはとにかく痛かったのですが、それでも絆創膏を貼っておいたら2、3日出痛みは治まりました。
 傷口を見るとなんか黒っぽくなっていましたが、たぶん傷のところで血が固まって残ったものだろうと思いました。そして、もう大体よくなったと、傷のことは忘れてしまいました。 
 それから2週間ほどたって小指を見てみると、傷のところが腫れています。でも、しもやけのせいでほかの指も腫れているのでそのせいだろうと思い、今考えると異様な腫れ方だったのですが、そのままにしてしまいました。
 その時からさらに10日くらいたったある日、小指を見ると前よりさらに盛り上がり、腫れているところに膿がたまっているではありませんか(>_<)
 「あー。しもやけじゃなかった」と今さらながら気づきました。(ホント遅すぎです)
 針で皮を破ってみると、膿がたくさん出ましたが、まだうす黒いものが残って見えます。そこで針で皮をもう少し破り、指でそれを押してみるとそのうす黒いものがニョッキと出てきました。
 見ると幅2ミリくらいの昆布のかけらです。
 小指が腫れていたのは、これが入っていたせいでした。初めは乾燥して小さかったものが、徐々に大きくなったのでしょう。
 昆布なんて食べれば健康に良い天然のものだから、体の中に入っても成分が溶けて吸収されても良さそうな気がします。 
 しかし口から入ってこなければ、いくら食べてもいいものでも体内では異物とされ、体もどう処理すればいいか困っていたのだと思います。
 1ヶ月間、指の中に入っていた昆布。いいダシが出たかな?

 私は漬物好きなので、ぬか漬けは一年中、冬は簡単に作れる白菜漬けやたくあん漬けを作ります。
 漬物は店で買えば高いですし、添加物や着色料を使ったものも多いと思います。そういったものを買うことに較べれば、自分で作るほうがはるかに安くおいしいものが作れるので、私のような面倒くさがりの人間でも漬物を作る手間だけは惜しみません。
 それらの味はまあまあに出来てると思っていますが、自分で作る愛着から少し過大評価になっているかもしれません。

 前回の記事では、酵素の働きとその大切さについて書きました。
 食べ物に含まれる酵素やビタミンを取るには、生野菜や果物を食べるのが良いですが、やはり寒い冬に体を冷やす生野菜をたくさん食べたいという気持ちにはなりづらいところもあります。
 でも、生の野菜もさまざまな方法で漬ければ体を冷やす作用はなくなり、酵素やビタミンなどは生野菜以上に増えます。さらに腸の働きを良くする乳酸菌も取ることができるので、伝統的に食べられてきた漬物というものは、人々の冬の健康を支えてくれる食べ物だと思います。

 そんな私の大好物・漬物を作るのにテンションが上がり調子に乗りすぎてしまったのか、このところ2回ほど「痛い」経験をしてしまいました。
 タイトルに書いた「ファイヤー」と「昆布じめ」、2つの失敗ともちょっと珍しいおマヌケなものだと思います。「痛い」というのは作り方を失敗したという意味ではなく、文字通りの物理的な痛さのことです。

 まずは1つめの失敗「ファイヤー」の話から。
 昆布はぬか漬けの味を良くするために入れますが、ぬか床にしばらく入れおいてしんなりした昆布は柔らかく、少し塩気とぬかの香りがして、細切りにして食べると結構いけます。
 私はカブや大根の葉をぬか漬けにします。(3日ほどぬか床に入れておく)これらの葉を細かく刻んだ中にこの昆布の細切りと、ショウガも細切りにして入れて、ゴマを振りかけるとおいしい一品になります。
 私はこういった類の食べ物が大好きなので、いつもバカバカ食べて喜んでいます。
 あるとき、ぬか床をかき混ぜているとふと、ぬか床の味を良くするために入れてある赤唐辛子も味がしみていておいしいんじゃないか、と思いました。
 さっそくぬか床に前から入っている赤唐辛子を出して刻み、口にしてみました。
 これがいい感じで柔らかくなり、少しの酸味と唐辛子の強い辛さがあって、辛い物好きの私にはたまらないかんじです。
 「これをカブ葉のぬか漬けにまぜればいいぞ。納豆に入れてもいいかもしれない」と思いながら、ぬか床に入っていた5本ほどの赤唐辛子を興奮気味に細かく刻みました。私が大したことでもないのに、「これは発見だ」としつこく言うので家族はあきれ気味です。
 そして、機嫌よく刻んだ唐辛子を容器に移したとき、ふとオシッコがしたくなり、トイレに行きました・・・。
 この後に起きた出来事は経験した人でないと分からないと思います。私も本で読んでそういうことがあるとは知ってましたが、これほどとは。火事です。

 皆さん、ホント、赤唐辛子を触った手で自分のアレに触ってはいけません――。

 たぶん、このときは柔らかい唐辛子を洗って細かく切ったから辛み成分がよくしみ出て手についたはずです。 
 そして、その手で目を触っていたらと思うと・・・。
 次からは赤唐辛子には絶対に気をつける、と心に誓わせる熱く痛い体験でした。
(次回に続きます)

 最近、酵素ダイエットや酵素ドリンク・サプリといった言葉をよく目にします。
 また酵素をたっぷり含み、ビタミン・ミネラル等の栄養も豊富なスムージーや野菜ジュースを自分で作って飲む人も増えていいます。ですから、一昔前までは耳にすることもなく、あまり関心も払われなかった酵素は世間的によく知られたものになり、今はちょっとしたブームと言ってもいいのかもしれません。
 この酵素の流行は、ナチュラルハイジーンやローフードといった食に関する海外の考え方の影響、ベストセラーとなった新谷弘美先生の「病気にならない生き方」、また酵素について詳しく書かれた鶴見隆史先生の著作などによってもたらされたように思います。
 鶴見先生については、知らない人もいるかもしれませんが、アメリカ発祥の「酵素栄養学」を日本に紹介された方です。
 「酵素を理解することで健康につながる。人の寿命は体内酵素の内在量に左右される」と主張する鶴見先生は、酵素と健康の関係について分かりやすく説明した本を数多く書かれています。
 酵素とは何かからその働き、体内酵素を消耗させない生活習慣、酵素を摂る食べ方といったそれらの本の内容は、知っていると健康にとても役立つものだと私は考えます。
 そこで今回は『「酵素」の謎』(鶴見隆史著 祥伝社新書)という本を参考に、「酵素栄養学」の考え方を大まかにまとめて紹介しようと思います。

 酵素の大きさは5~20ナノメートルで顕微鏡では見えないくらい小さいものです。形は球状で、その形を頻繁に変えて動き回るそうです。
 酵素は捕まえにくく、定量計算も困難で、よくわからないことが多い生きた栄養素で、鶴見先生は酵素を「タンパク質という殻に包まれた触媒的な働きをする生命体」と定義しています。
 人の体を構成する100兆個の細胞には、それぞれ数百~数千種類の酵素が存在しています。1つ1つの細胞は毎分100万回の異なった化学反応を行っていて、その化学反応を触媒として仲立ちするのが酵素だということです。
 したがって、人間(及び生物も)の体内で起きるすべての化学反応は酵素なしで行うことはできず、呼吸や会話、食べることから消化、細胞の新陳代謝、老廃物の排出等あらゆることが酵素の働きによるものと聞かされると、いかに酵素が大切かが分かってもらえると思います。

 酵素の種類は大きく分けると「体内酵素」と、生の食べ物の中に含まれる「食物酵素」に分かれます。
 そして「体内酵素」は、人の体内に2万種類以上あるそうですが、その働きによって「消化酵素」と「代謝酵素」の2つに分けられます。
 消化酵素は体に取り入れた食物を消化します。
 代謝酵素は消化・吸収された栄養素を血や肉、筋肉に変え、体をスムーズに活動させる働きをするものです。
 体内酵素は、1日で生産される量がほぼ決まっていて、その作られた1日分の酵素を体は消化酵素と代謝酵素に振り分けます。この時に全体の中での消化酵素の占める割合を少なくすることが健康につながります。
 たくさん食べたり、消化しにくいものを食べると、体は消化酵素を大量に使ってしまい、代謝のための酵素が足りなくなってしまいます。こうなると代謝酵素による体のメンテナンスがうまくいかなくなり、その結果、病気になりやすくなってしまうということです。

 体内酵素を消耗させないためには、まず食物酵素を多く含んだ生野菜・果物・魚の刺身などの生の食べ物と味噌・納豆・漬物などの発酵食品を多くとるようにします。
 食物酵素はすべての食べ物の中に含まれるもので、動植物が死ぬと働きだし、その動植物の本体を自ら分解します。
 食物酵素のこの仕事は「事前消化」と呼ばれ、人が食べ物をかみ砕いて細胞が破れた時に、食物酵素はその働きを始めます。この「事前消化」が人の消化を助けることで消化酵素をたくさん使わなくすみます。
 しかし、食物酵素は加熱されるとその力を失ってしまうので、生の食べ物を食べる必要があります。
 生の食材の重要性を示す例として、動物園の動物に生のエサと加熱したエサを与えてみた場合、病気をせずに長生きするのは生のエサ(酵素を含んでいる)を与えられた方だった、ということがあるそうです。またクモやカエルが死んだ虫を食べないのも、生きた虫を食べることで酵素を摂ろうとしているからかもしれません。
 食物酵素を多く摂る食事には 1・消化が良く、栄養の吸収がスムーズになる 2・消化が良くなることで腸内腐敗を減らし、免疫力を向上させる 3・血液をサラサラにして、血行を良くする、などの効果があります。
 
 食物酵素を摂るためには発酵食品と生野菜・果物を意識的に食べることが必要ですが、野菜・果物をジュースにしたり、すりおろしたりすると、酵素の入っている細胞の膜が壊されるので、酵素がよりたくさん摂れます。
 さらに、よく噛んで食べると、食べ物を細かくする・唾液をたくさん出して唾液に含まれる消化酵素を働かせる・食べ過ぎを防ぐ、などの効果があり消化を助けるので、よく噛むことはとても大切です。
 また酵素は良質の水がないと働かないので、ミネラルウォーターや浄水器を通した水などを一日1リットル以上飲む必要があるそうです。

 そのほかに鶴見先生が指摘する、食事で酵素を減らさないための主な注意点は、
・朝は消化器官がまだ働いていないので軽く食べるようにする(それか朝は食べない)。必要以上にたくさん食べすぎて消化器官を消耗させ、消化酵素を浪費させない。
 食べる順番は生野菜・果物から先に食べる。これらには食物酵素があるので消化が早く、後から入ってくる食べ物の消化を助ける働きもするそうです

・生の食品と加熱した食品の割合は6対4から5対5にして、動物性食品も多少摂る。

・砂糖は消化するのに酵素をたくさん使うので摂りすぎない。食品添加物や薬は酵素の働きを阻害するのでなるべく摂らないようにする。
 またスイカ・ブドウ・ミカンの種などを飲み込んでしまうのは、消化酵素を浪費してしまうのでやめたほうがいいそうです。 
 そして、睡眠中は体が新陳代謝を行い、次の日の酵素を生産するとても大切な時間ですので、寝不足には注意が必要です。

 今回は、酵素と健康についての鶴見隆史先生の考えをまとめてみました。
 基本的には、健康に生きるためには体内酵素、特に消化酵素を消耗させないようにして代謝酵素の働きを高める、という分かりやすい考え方だと思います。
 人の生涯に作られる体内酵素の量はほぼ決まっていて、20代をピークに40代を過ぎると急激に減少していくそうです。
 しかし。潜在的に人は100歳を超えて生きるだけの酵素生産力を持つ、と鶴見先生は推測しているみたいなので、人の健康と寿命は、いかに酵素を浪費しない生活をするか、によって決まると言っていいのかもしれません。
 私も鶴見先生の本を読んでから、生活の中で酵素を消耗しないために出来そうなことは行うようにしています。果物を前より多く、食前に食べるようにしたり、生野菜や漬物を意識的に食べる、など簡単なことですが。
 これで何かが劇的に変化するということではないけど、小さな習慣のつみ重ねが大切だと思います。

 また鶴見先生の本には、白髪と酵素の関係やクジラが食べた多数のアザラシをどう消化するか、腸内細菌の酵素の働き、酵素断食、といった興味深い話もたくさん書かれています。酵素に興味を持たれた方はぜひ読んでみてください。

 今回は気というものを簡単に感じられる方法について書いてみたいと思います、
 気功の本などでは両方の手のひら間で気を感じる方法がよく出ています。(手のひらをこすり合わせてから離したりくっつけたりする、両手のひらの間で呼吸するようにするなど)
 しかし、それらのことをやってみても、気を感じられないという人もいると思います。私も昔から面白そうだと挑戦していたのですが、その方法ではうまく気を感じることはできませんでした。
 そんな風だったのであきらめていたある日、「象気功」というネットのサイトに他では聞いたことのない気の感じ方が書いてあり、その場で試してみたところ、今まで感じられなかった気の感覚がすぐに得られました。(これを知らなければ一生気を感じられなかったと思うので、ちょっと変わったサイトですが「象気功」には感謝しています)
 気が感じられたのでしばらくは嬉しかったのですが、でもよくよく考えると、これができてやっと気功の入り口に立ったといえるにすぎません。しかし、私の気の感覚は、それ以降、努力が足りないせいか、手の甲で感じる以上に強まったり、発展したりはしないまま今に至っています。
 ですから今回の記事のタイトルは「初級編」となっていますが、「初級」の次の段階についての説明は残念ながらない、ということを最初にお断りしておきます。
 しかし、この方法ができるようになれば、気の感覚がつかめますし、気を使って後のほうで書く興味深いことも行えるようになるので、気を手のひらで感じようとしたけど、私のようにうまくいかなかったという人に一度試してもらえたら思います。

 手のひらではダメだった私が行ったのは方法は、手の甲で気を感じるというものです。
 やり方はまず手を軽く振り、手のひらを自分のほうへ向けるようにして柔らかく保ちます。
 それから両手をゆっくりいろんな方向に動かして、手の甲が温かくなる感覚がする位置を探します。ボワーっとした温かさが感じられれば、絶対と断言はできませんが、それが気を感じている状態です。(私は温かいものを感じますが、気の種類は静電気のピリッとした感じのものや圧力感、微風がスーっと吹くかんじなどがあるそうなので、そういった気を感じる人もいるかもしれません)
 何らかの感覚が得られたら、今度はその手の甲の感覚を逃さないようにして、できるだけゆっくりと両手を動かします。気の感覚が無くならない位置を感覚で探りながらゆっくり動き続けていくと、感覚がかなりハッキリとつかめてきて、いつでも意識したときに手の甲で気を感じられるようになります。そしていつでも感じられるようになったら、今度は手の甲を向い合せてみると、さらに強く気を感じられると思います。
 「象気功」によると手で気を感じられれば、私たちのまわりに無限に存在する気をつかんで取り込むことができるそうです。そのために手のひらだけでなく、手の甲のほうでも気を感じるようにする必要があるということです。
 気を感じるところは手のひらというイメージがあるので、甲の感覚は見逃されがちになり、私のように甲でしか感じられない人は、いつまでたっても感じられないことになってしまいます。

 おそらく気功の本で紹介される気のボールを作り、それを体に中に入れて動かすといったことは、手のひらで気が感じられないとできないように思います。
 その点、私はずっと手の甲どまりですから、そういったことが行えないのは残念ですが、それでも手の甲で感じる気を使ってかなり面白い経験をすることはできました。
 そこで、ここから手の甲で感じた気の応用法について書いてみます。

 まず、気で食べ物の味をおいしくすることが出来ます。
 味を変えたい食べ物に手の甲で感じる気を当てるようにします。そうすると味が違ってくるので、私はぬか床や炊く前の米なんかに気を入れていました。面倒なので今はたまにしかやってませんが、これおいしくなるのは確かに感じられます。
 その次に、樹木功という木の気・エネルギーを取り入れることができるようになります。
 木は長い一生を同じところにとどまり天地の気をじっと受け続ける、大きなエネルギーの塊といえる生き物です。そんな樹木の膨大な気を樹木功で分けてもらうことができます。
 樹木功を行う木は、大きくて勢いのある、自分が何となくいいなと思うものを選びます。何となくですが良い気を感じるのはヒノキ・マツ・サクラの木などです。
 行う前の注意事項としては、木と仲良くなって気を分けてもらうものが樹木功だと私は思うので、始める前のあいさつと終わった後の感謝の言葉は忘れずにかけたほうがいいと思います。
 樹木功のやり方は、まず選んだ木の根元に立って幹のところに手の甲(できる人は手のひら)をかざして柔らかく保ちます。そしてその手をゆっくり動かしながら気の感覚を探します。
 気の感覚が得られたら、呼吸に合わせて手の甲を通して木と自分の気を循環させるように意識してみます。息を吸ったときに木のエネルギーが甲から体内に入ってきて、吐いたときに私の気が木に入っていくという感じです。
 これを行うと体にたくさんの気が入って、姿勢が自ずとよくなってきます。
 私は山登りの途中で大きな木を見つけると行うことが多いのですが、行ったあとは体が軽くなり、嘘のようですが楽に山道を登れるようなります。
 また、新鮮な気が満ちた朝の屋外や自然豊かな森の中だと気を感じやすいので、この樹木功を行うのと同じやり方で気の循環をさせることもできます。
 樹木功は本当に気持ちよく、自然の大切さを感じさせてくれる興味深いものなので、気の感覚を得られたらぜひ行ってみてください。
 他に、気で出来ることは、私はあまりやったことはないですが、気を体の調子の悪いところに当ててみることができます。
 これでいろいろな症状がよくなるというのは、よく言われることなので試してみる価値はあると思います。
 また、遠隔気功というのも、目の前にいない人の写真や頭の中でイメージした人の像に気を当てるというやり方で行うそうなので、遠くにいる人を力づけたいときに祈りの意味も込めて行うのもいいかもしれません。

 今までこのブログでは、自発動や静功、タントウコウなどといった気功の功法を私なりにアレンジした健康法について多く書いてきました。
 そして、それらの健康法の中でも自発動という功法を私は基本として考えてます。
 自発動は体を無意識に動かして、体の歪みを整えていくというものです。この動きは体内の気の働きも関係して起きているはずですが、自発動を起こすこの気は、温かさや圧力感など手で感じられる気のようには、私の体の中で感じることはできません。
 中国では、気に「精(物質的な力、精力など)・気(精と神をつなぐエネルギー)・神(意識、精神の力)」という種類があると考られています。気功の深い修練では精を気に変化させ、気を神に変えるということを行うとされます。
 ニンニクを食べて「精をつける」という言い方があるように、精は肉体的なエネルギーと関わります。そして、この精という気は物質的な面があるものとされていますから、手で感じる温かさといった気は精の気と言えるかもしれません。
 そう考えると、私がいつまでも手のひらで気を感じられないのは、体が弱く精の気エネルギーがあまりないからかもと考えてしまいます。
プロフィール

Author:まやと
努力なしで最大限の成果を得られる健康法を日々探求しています。趣味 野菜料理を作る 音楽を聴く
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