私はここ2年ほど、北枕にして寝ています。
 それまでは南枕でしたが、何かで北枕がいいと聞き、試してみることにしました。やってみると、気持よく眠れる気がしたので、それからは北枕にしています。

 日本では昔から、「北枕は縁起が良くない」とされてきました。
 それは、お釈迦様が死ぬ間際に、寝る位置を北枕に変えたということから来ていて、そのことが北枕は死んだ人の行うもの、という考えにつながり、避けるようになったと言われています。
 私も家族を含め周りの人がほとんど頭を南にして寝ていたので、子どものころからずっと南枕でした。でも、これは日本だけの風習だそうです。
 今そういったことを信じる人は、どれほどいるか分かりませんが、北枕は健康に良いものだと思うので、ぜひ試してもらいたいです。


 北枕が良い理由として次のようなことが言われています。
 一つは地磁気の影響です。
 地球は、南と北にN極とS極をもった大きな磁石になっていて、地磁気が発生しています。その地磁気は南北に流れているということです。
 人が頭を北にして寝ると、この地磁気の流れに沿うことになり、それによって体が整えられて熟睡できたり、血行が良くなったりすると考えられています。
 また、風水でも気は北から南に流れるので、北枕で寝ると気の流れを良くして運勢を上げるとされています。

 そして、北枕にすると頭寒足熱になるということもあります。
 頭と足の位置を北と南に入れ替えるだけのことでも、足のほうが温かくなって頭は涼しくなり、夏の暑さや冬の寒さがしのぎやすくなるように感じます。

 足や手を冷やすと、交感神経優位の状態になってしまいます。また頭が熱くなっているのも交感神経優位の状態です。この状態が長く続くと、全身の血行が悪くなり、代謝や免疫力が低下します。
 交感神経は、日中私たちが活動するときに適度に働く必要のあるものですが、交感神経の働きが優位になってしまうと体が休まらなくなり、疲れや不調・病気の原因になります。
 逆に、手足を温め、頭が涼しいという頭寒足熱でいると、副交感神経が優位な状態になりリラックスできるようになります。
 寝るときは特に副交感神経優位の状態でいる必要がありますから、頭寒足熱になる北枕はそれにふさわしい寝方だと思います。

 私としては地磁気の関係や風水的な考えといったことよりも、頭寒足熱になるということが北枕の大きな長所ではないかと思っています。



 北枕で快適に寝ているそんな私も、一年のうちに数回は頭を南に向けて寝なければならない時があります。
 それは今の季節・真冬の一番冷え込むときに、顔があまりに寒くてよく眠れないためです。
 眠れないので夜中にモゾモゾ起きだし、寝る位置を反対にして南枕に変えなければなりません。こうすると足のほうが北になって寒くなりますが、毛布を余分に足元へかけて温かくしています。
 天気予報で翌朝の最低気温がマイナス3度くらいのときは何とか大丈夫なんですが、マイナス5度になっていると我慢できなくなります。いくら頭寒がいいといっても冷えすぎで、頭を冷凍庫に突っ込んでいるみたいです。
 それでも頭を南に向けると、寒さがやわらいで眠れるようになるので、やはりちょっとの距離でも南の方が温かいということなのでしょう。これは北枕の頭寒足熱効果を示す話にもなっていると思います。

 
 人が寝ている時間というのは長いですから、その間に頭寒足熱でいるのは大事なことではないでしょうか。
 これを毎日繰り返せば眠りの質が上がって、体調にも良い影響を与え、長い年月にするとかなりの違いになって現れると思います。
 また、今の季節は冷えに悩んでいる人も多いと思いますが、北枕は冷えの改善にも役立つはずです。


 北枕は縁起が悪いというのはただの迷信でしょう。
 お釈迦様が北枕にしたのは、死の準備のためでなく、北が頭を向けるのに良い方向で、いつもそうして寝ていたからだ、とも言われています。
 長年縁起が良くないと信じてきて、北枕だと怖くて眠れないという人もいるでしょうから、無理には勧められません。(例えば、私が親に言っても絶対やろうとしません)
 でも、これは試してみる価値が十分ある手軽な健康法だと思います。




 (前回からの続き)

 私の住む地域は夏に日本一気温が高くなることがあります。しかし、かといって冬に暖かいかというとそうではなく、冷え込むときはかなり寒くなるので寒暖差の激しいところだと言える思います。
 そんなかんじなので、真夏はあまりの暑さ、真冬は朝晩の冷え込みで、と一年に2度は気候で気持ちが折れそうになってしまいます。まあ、気候にあれこれ言ってもしかたないのですが、たまに泣き言を言いたくもなります。
 それでは、そんなつらく寒い冬に楽しんでいる味覚という本題に入りたいと思います。



 ウチでは冬の間の暖房器具として灯油ストーブを使っています。
 今はどちらかと言えばエアコンや温風ヒーターのほうが主流でしょう。しかし、ストーブには独特の暖かさに加えて、ヤカンを置いてお湯を沸かせるという利点もあるので悪くないかな、と思っています。
 ストーブでお湯を沸かせば、ポットや湯たんぽ、風呂に入れることが出来ますし、出る湯気のおかげで加湿器も必要ありません。だから、ウチではストーブがついている間中は、いつもヤカンが乗っています。

 今年もそんな風にストーブを使っているある日、台所でサツマイモを料理しようと洗っていると、ふと「ストーブで焼き芋が作れるんじゃないか」と思いました。
 家族にそれを話すと、たぶん出来ると言うので、ホイルでサツマイモを包み、さっそくストーブの上に置いてみました。
 ときどき転がしながら焼くと、20分くらいで柔らかくなり、中まで火が通ったようです。
 いい感じに焼けたそのサツマイモは、ホクホクとして甘味があり、焼き芋の香りも加わって、いつもの蒸かしたイモよりも断然おいしいものでした。「うまい!」と家族で取り合うように食べてしまいました。
 それからはストーブがついていると、誰かがイモを包んでストーブの上に置くので、いつでも焼き芋を作っているかんじになっています。
 幸い、去年とれたサツマイモがたくさんあります。今まではサツマイモの食べ方といっても、ただ蒸かすか、みそ汁の具、煮物といったくらいしかなかったですが、焼き芋という強力なレパートリーが増えて、サツマイモの消費ペースが上がりました。物置の中で使いきれずに傷んでしまうこともあったサツマイモですが、これからは大丈夫だと思います。

 「粗食のすすめ」などの著書で有名な幕内秀夫さんの本に、サツマイモの食べ方について次のようなことが書いてありました。
 「今の人は、蒸かしたサツマイモなんていうのはほとんど食べない。その蒸かしたサツマイモを裏ごしして砂糖を加えた芋ようかんならちょっとは食べる。
 しかし、蒸かしたサツマイモにバターと砂糖を加えて焼いたスイートポテトなら喜んで食べる。さらにサツマイモを薄切りにして揚げ、砂糖をまぶした油まみれのサツマイモならとめどなく食べてしまう」
 これはサツマイモの話というより、油と砂糖は中毒になりやすいことを指摘する文章ですが、たしかに油と砂糖を加えられたサツマイモをおいしく感じることはあると思います。
 しかし、砂糖も油も加えられていない焼き芋には、あまり健康的でない作り方をされたサツマイモをもしのぐおいしさがあるように思えます。

 ネットではストーブで焼き芋を作るときは、濡らした新聞紙でイモを包んでからホイルで包むという方法が多く紹介されています。そのやり方のほうが味がいいのかもしれませんが、直接ホイルで包んでもうまく焼けます。
 灯油ストーブを使っていて、焼き芋を作ったことがない方がいたら一度お試しください。本当に病みつきになること間違いなしの冬の味覚です。




 私の冬の味覚、最後はギンナンです。
 家の近くにギンナンがたくさん取れる場所があります。
 粒の大きい立派なギンナンなのですが、誰もひろうことがないようで、毎年、大量に拾ってきます。ギンナンは洗って天日で乾かし保存しておけば、春先まで食べられます。
 よくスーパーでパックに入って売られているのを見ますが、あのパック30個分はおそらくあるでしょう。
 ギンナンの食べ方は、殻に割れ目を入れてオーブントースターで焼き、殻をむいて塩をつけながら食べるのが一般的だと思います。
 ウチでもこうやってよく食べます。ちょうどいい感じで焼けると香ばしさとほどよい苦み、独特の食感があってとてもおいしいです。
 それでも同じ食べ方ばかりだと飽きるので、鍋料理やおでんを作るとき殻を取り除いたものを入れたりします。

 ギンナンは薄皮をむいて食べる人が多いかもしれませんが、あの茶色い薄皮はそのまま食べられます。少しだけ苦みがあるけど慣れれば気にならないですし、薄皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。
 もちろん実のほうも栄養が豊富で、カロチンやビタミンCが多く、マグネシウム・カリウム・リンなどミネラルもたくさん含まれています。また昔から、せきやたん、夜尿症に効くといわれ、高血圧改善や免疫力強化も期待できるそうです。
 このようにおいしくて栄養のあるギンナンなのでよく食卓に上がるのですが、とにかくいくら食べてもなかなか減らないほど量があります。
 そこでふつうに焼いたり鍋に入れたりするほかにたくさんギンナンを食べられないかと思い、次のような調理法を考えつきました。

 まず殻を割って、中身を薄皮のついたまま取り出します。
 鍋で湯を少し沸かし、ギンナンを1、2分ゆでます。
 そのゆでたギンナンをフライパンで味つけしながら焼くのですが、そのときにいろいろな味つけにすることができます。
 ・ニンニクで香りづけしたオリーブ油で焼いて塩をふりレモンを絞る ・小麦粉をまぶして焼いてカレー粉と塩を加えてカレー味にする ・バターで炒めてしょうゆで味をつける ・マヨネーズで焼く、とほかにもいろいろできると思いますが、こうやって味つけするとたくさんギンナンが食べられます。
 ギンナンをただ減らすための工夫みたいな言い方をしましたが、これはご飯のおかず・つまみになるとてもお勧めの一品なんです。
 
 ギンナンを食べる際には注意点が一つあります。それは、あまり食べすぎると中毒症状を起こす場合があるということです。特に子どもはあまり食べないほうがよく1日に5粒くらいまで、大人も1日に10粒から20粒くらいにしておいたほうがいいそうです。
 私は今回ギンナンについて調べるまでこのことを知りませんでした。今まで気にせずにいつも10粒以上は食べていたけれど、気持ちが悪くなったことはありません。でも、これは人それぞれ体質によって違うと思うので、食べる際は十分お気をつけください。



 前回、今回と私の冬の味覚、キウイ、節分の豆、焼きイモ、ギンナンについて書きました。
 食べきれないほど量があるものをいかに食べるかみたいな話ばかりだったけど、とにかくおいしく、これでもかと食べているので確実に私の冬の味覚といえるものです。





 昨年から暖冬ということで暖かい日が続いていましたが、今年に入り急に寒くなり始めて、冬の本格的な冷え込みを経験しないまま春を迎えるということはなくなりました。
 体が細い私は寒いのが特別苦手なので、早く春がきてほしいです。でも、まあ春夏秋冬と四季があるのだから、それぞれの季節はその季節らしくあるほうがいいのでしょう。冬の寒さが身に沁みるほどでなければ春の喜びも感じられないですしね。
 今回は、何枚も服を着て寒さをしのぐそんな私が楽しむ、この季節ならではの食べ物について書いてみたいと思います。
 冬の味覚と言っても、カニとか牡蠣とかいった豪華なものでなく、貧乏性で節約人間ならではの食べ物です。



 私が楽しみにしている冬の味覚、一つめはキウイフルーツです。
 キウイは季節が逆のニュージーランドからのものがあって一年中買えるので、冬というイメージはないかもしれません。でも、キウイの収穫時期は秋の終わり頃ですから、国産のキウイの旬は冬です。
 ウチでは、毎年キウイを栽培している母親の友達から、出荷に向かないものを大きい段ボール一つにもらいます。
 そのキウイの半分ほどでジャムを作りますが(キウイのジャムはとても美味です)、ジャムばかり作るわけにもいかず、50個以上ある残り半分は私がせっせと食べることになります。(家族はほとんど食べません)だから、私にとって冬の果物と言えばみかんではなくキウイなんです。

 キウイは果物の中でも特に栄養価が高く、ビタミンCはみかんの2、3倍あります。そして水溶性・不溶性の食物繊維が豊富で、抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノールも多く、そのほかカリウム・葉酸などたくさんの栄養素を含んでいます。こんなに栄養たっぷりなので健康・美容のため良いことは間違いなしです。
 しかし、果肉が黄色いゴールドキウイは甘いけど、よくある果肉が緑のものは固くてすっぱいと感じている人も多いと思います。

 キウイは未熟な状態で収穫しているので、甘くするためには追熟させる必要があります。したがって固くてすっぱいキウイはまだ未熟です。
 そして、キウイはそのまま置いておいても自然に熟すということはありません。そのためリンゴと一緒に袋に入れて、リンゴから出るエチレンという物質で熟させることが必要だったりもします。そうすることで熟して甘くなり、キウイの本当のおいしさが味わえるようになります。
 売られているキウイにはエチレンガスが吹きかけてあり、時間がたてば熟すということなのですが、昔からキウイを食べて甘かったという経験があまりないので、なかなかうまく熟さないのかもしれません。
 キウイをリンゴで熟させるということは前から知っていて、ウチでも頂いたキウイで行っていましたが、そんなに効果はありませんでした。調べてみると、どうやらエチレンをたくさん放出するリンゴの品種があるようで、よくある「ふじ」「サンふじ」は不向きで、「王琳」「ジョナゴールド」「つがる」といったリンゴでなければいけないということです。

 そして、リンゴを使うよりももっと簡単に熟させる方法があることを、2年前に「ためしてガッテン」で知りました。
 それは、キウイをテーブルの角などに打ちつけ、皮を破らないように少しへこませるという方法です。そうすると、そのへこんだ所からキウイが自らエチレンを作り出し、3日くらいたつと甘く食べごろになります。
 また、一つへこませたものを袋に入れて混ぜておくと、他のキウイも熟すようになるそうです。
 熟したかどうかは、キウイのへたとお尻を指で持ち、お尻のところを押してみて、柔らかくなっているかで確認します。
 
 私はそうやって熟させたキウイを1日2個ずつ食べています。
 もらったキウイは出荷できないものなので、小さかったり形が悪かったりします。でも、これらの形のさまざまなキウイは熟した時の味が微妙に違って、それがちょっとした楽しみなんです。
 完全に柔らかくなって甘味が強かったり、酸味と甘みのバランスが良いもの・悪いものがあったり、熟しすぎて腐るギリギリのものがあったりと、さまざまなバラエティがあって予想がつきません。
 そして熟したものはやはりおいしくて、栄養価が高いからか体が喜ぶかんじがします。今日はどんな味がするかな、と思いながら毎日皮をむいています。
 熟したキウイを食べたことがないという人がいたら、一度キウイをへこませて柔らかくしてから食べてみて下さい。あまりキウイは好きじゃない、と思っている人でもおいしく食べられると思います。



 冬の味覚2つめは節分の豆です。
 節分の豆・炒った大豆は、そのまま食べるのも風味があって私は好きです。しかし、たくさん買ってしまったり、固くて食べたくなかったりで残ってしまい、食べきれないこともあると思います。
 ウチでもよく残りますが、そんなときは節分の豆を炊飯器に入れて米と一緒に炊くようにします。
 こうすると豆の食感がフニャっとして食べやすくなります。豆の香りはなくなり、特別おいしいというかんじではないですが、なんとなく食べたくなる不思議な味なんです。
 豆を一度にたくさん入れて塩を加え豆ご飯にしてもいいですし、米を炊くごとに少しずつ入れてもいいと思います。
 最近、小さい子どもは気道に詰まらせやすいので、3歳くらいまでは豆を食べさせないで、と消費者庁がら注意喚起がされたみたいですから、小さい子どものいる家ではこの食べ方がお勧めかもしれません。



 (私の冬の味覚もう少しあるので次回へ続きます)




 

 今回はいつでも気軽にできるオーム健康法を紹介します。
 「オーム」はインドの宗教でとても重要な音とされてきたものですが、それを言うことで健康法としての効果もあると私は思っています。
 やり方はいたって簡単で、ただ「オーム」と発声するだけです。大したことがなさそうに聞こえるかもしれませんが、インドの奥深い知恵を含んだ(?)効果の期待できる健康法です。


 「オーム」は古代からインドで神聖な音とされ、その響きはすべての音の源であり、物事の始まりから終わりまですべてを表しているといわれています。
 そのためヨガを行う人たちは、昔から祈りや瞑想、身体的行法の前に「オーム」を唱えて心身を鎮めるということを行ってきたそうです。
 また、この音の影響はインド以外にも広く行き渡り、日本の神社の狛犬の口の形が表わす「あ・うん」や仏教の「南無(なむ)」という音、キリスト教の「アーメン」なども「オーム」から来ているといわれています。


 文字では「オーム」と書き表されますが、実際の発音はちょっと違います。
 まず、最初の「オ」は私たちが普通に言う「オ」ではなく、「ア」と言うときの口の形をして「オ」と発音するかんじです。この言い方で「オー」と少し言います。
 それから(ここでも「ム」とは言わず)口を閉じて「ンー」と伸ばしていきます。できるだけ長く「ンー」と伸ばしてください。
 こうやって「オーム」(正確には「アーンーーー」というかんじ)と言うことで、心地よい振動が頭に広がり、心を静かに落ち着かせてくれる効果があります。
 またそれと同時に、体を整える働きが起こります。

 こうすれば体が整うと言われても疑問を感じる人は多いと思います。そこで、「オーム」と言うと体が整うことに私が気付いたいきさつを説明します。
 私は自発動という、無意識的に体を整える運動を毎日行っています。これは、自らの歪みを取り除く動きを体が自然に起こすというものです。私はこれを長年続けているので、その動きが起こりやすい体になっています。
 そして、さまざまな健康法や運動の効果の有無を知りたいときには、それらを試してみて、自発動の動きが現れるか確かめるということを行います。
 自発動が起きるものを行えば、体を確実に整えて良い効果をもたらしてくれます。それで私はいつもこの動きが出るかを、健康法や運動の選択の基準にしてきました。(あくまで自分にとって良いかということですが)
 あるとき、「オーム」の正確な発音をネットで知り、その音を自分で出してみると自発動の動きが大きく起きます。「オーム」はやはり古代から神聖な音とされてきただけに、その響きを発すると、何らかのエネルギーが体内に生まれるのだと思います。
 長くなってしまいましたが、私が「オーム」の体を整える効果について知ったのはこういったことからです。
 自発動を行ったことのない普通の人は、「オーム」と言っても、そういった動きが出ることはあまりないでしょう。それでも「オーム」を言うことで体内に自らを整えるエネルギーが発生し、さまざまな良い影響を与えるのは確かだと私は考えています。


 「オーム」を長く伸ばして言えずに短くなってしまうこともあるかもしれません。長く発声するほうがいいですが、無理に力んで伸ばそうとはしないほうがいいです。
 伸ばして言えないのは、体のバランスが悪く、音の響きのエネルギーが、体内に行き渡らないためだと思います。それでも短い「オーム」を繰り返し言っていくことで、だんだん体が整い、長く伸ばせるようになっていきます。
 また、音が短くなってしまう場合、「ンー」と言うときに体を動かしてみて、長く伸ばせる体勢を探すという方法もあるので行ってみてください。
 これを行って気づくのは、「オーム」の音を長く伸ばせるのは、ねじれたような悪い体勢の場合があることです。ねじれた体勢が人によってはエネルギーの通りのいい、バランスのとれた体勢である、ということもありえるのでしょう。長く発声できる体勢が、必ずし私たちが考える良い姿勢ではない、ということに面白さを感じます。
(このことに関連した話を、「悪い姿勢健康法」という記事に書いているので、よろしかったら読んでみてください)
 しかし、これは「オーム」と短く言ったり、長く伸ばせる体勢で言ったりするのを続けていくことで、徐々に普通の姿勢で長く発声できるようになります。


 このオーム健康法には応用したやり方があります。
 それは体の調子の悪いところに手をあてて、「オーム」と言ってみるというものです。
 体の痛み、不快感などの症状が起きるところは神経や血行、気の流れが悪くなっています。
 そこで症状のあるところに手をあてて「オーム」と発声することで、その箇所への神経などの流れを整え、不調の改善をもたらすことが期待できます。
 手のあて方は、不調が体の中心線上にあったら両手をあてます。体の左右どちらかに症状がある場合には、そこに片手をあて、そこの反対側の同じ箇所にもう一方の手をあてて、「オーム」と言ってください。例えば、右ヒザが痛かったら右手を右ヒザ、左手を左ヒザにあてるといったかんじです。
 こうやって「オーム」と発声するとき、長く言えない場合は、前に説明した長く伸ばせる姿勢を探すということを、手をあてながら行ってみてください。
 さまざまな症状や不調・老化現象は、背骨の歪みから来る神経の通りの悪さと、それに関連する気や血行の悪さが原因で起きるということがあります。
 手をあてて「オーム」と言うと、あてた部分からその症状を起こしている体の歪みや、気の流れの悪さを整えてくれます。
 
 また、この方法は「オーム」と言わずに、手をあてて「ハー」と息を吐くようにしても同じ効果があります。
 「オーム」と言うのは、何回も行う場合や手をあてる場所によっては行いにくいこともあります。そんなときには、こちらの息を吐く方法がより行いやすいです。(力まず自然に吐けるところまで吐くようにしてください)
 この手をあてて「オーム」と言う、または息を吐く方法は、さまざまな症状に効果が期待できるものだと思いますので、一度お試しください。




 このオーム健康法のやり方を思いつく前、私は「ンー」と長く伸ばすハミングをたまに行っていました。
 これは「オーム」の最後の「ン(ム)-」のところだけを行っていたという事になりますが、このハミングで体が整うことは、行った後に自発動が出ることから気づいていました。
 「ンー」と言うだけでいいなら、これこそ努力のいらない健康法だ、と初めは喜んでやっていました。
 しかし、ハミングを熱心に行っていくうちに、なんとなく頭が重くなったり、気分が悪くなったりするような気がします。これは気のせいで、私だけに起きることなのかもしれませんが、ハミングを行うと気持ちが悪くなり、止めるとそれが治る、というかんじだったので、だんだんハミングは行わなくなってしまいました。
 それがあるとき、「オーム」のことを知って試してみると、体を整える効果がある上に、頻繁に行っても具合が悪くなりません。「これは使える!」と一時期「オーム」を言うのはマイブームでした。
 インドでは「オーム」の「オ」は物事の初めを、「ム」は物事の終わりを意味すると考えられているそうです。だからハミングの「ンー」だけでは終わりばかりが強調されることになり、行っていくと気分が悪くなったのかもしれません。そして、「ン」の前に始まりである「オ」をつけることによって、バランスが取れたのかもと思っています。
 今はふつうに「オーム」ということにはちょっと飽きてしまい、気の向いたときたまに行うくらいです。しかし、手を当てて不調を取り除く方法はかなり使えるのでよくやっています。



プロフィール

Author:まやと
努力なしで最大限の成果を得られる健康法を日々探求しています。趣味 野菜料理を作る 音楽を聴く
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