パニック障害を治すためには、あまり自分がパニック障害だと思い込まないほうがいいと私は思います。
 自分はパニック障害なんだといつも意識してしまうと、実際の取りまく現実がパニック障害の人という事で固定化してしまい、それに囚われて病気から抜け出すのが難しくなるという事があるのではないでしょうか。
(またパニック障害という名前も重いかんじでとても治しにくい病気という響きがありましたが、パニック症と呼び方を変えていこうという動きがあるのは良い事だと思います。なお、この動きについては最近になって私も知りましたので、このブログでは名称を途中で変えると混乱するため、障害のままにしてあります。)
 ブログでパニック障害克服、パニック障害と何度も話しておきながらなんですが、病気克服のためには自分がパニック障害という事を忘れているくらいがいいといえるかもしれません。
 私は病院に行かず、薬も飲まなかったですし、人に病気のことを話すのもあまりしませんでした。そして、パニック障害についての本もほぼ読まなかったので、自分がパニック障害だと意識する時間は少なかったと思います。
 最初の大きな発作の時以降に、突然前ぶれもなく襲ってくる発作や睡眠時の発作などに苦しむ方もいるそうですが、私にはそれらはなく、予期不安や広場恐怖といったものに直面しなければならない時はありましたが、それ以外はなるべく不安に思う事や発作を起こしそうになる事はあまりしないで、自分が病気だというのを意識しなくても済むようにやれる事だけをするようにしていました。
 自分がパニック障害だと思い、出来ないことをあれこれ考えて悩んでしまい、マイナスの気持ちばかりになってもなかなか展望は開けません。
 どうしても前向きになれない時は、ネガティブな気持ちのままでいて気持ちが上向くのを待つ必要もありますが、自ら悩みを作り出して落込む必要はないと思います。
 これは日本の教育や親の子どもに対する態度も影響してるのでしょうが、欠点を指摘してはそれを直すように日本人は小さいころから言われ続けている所があるので、マイナスばかりが気になってどうしてもネガティブになりがちです。
 しかし、たとえ家から出られないような症状であっても、掃除、料理などの家事や生活を規則正しくする、趣味、気晴らしなどの楽しみ、また何もしたくなかったら思い切り休むなど出来ることを積極的に行いポジティブな気持ちで生活して、自信を持つのが大切だと思います。
 道のりがどれだけ遠いとしても、やれるのは今ここから一歩一歩進んでいく事だけなので、前向きな気持ちでいる方が良い結果を早く得られやすいはずです。
 不安、発作が起きないように注意して自分のできることを行い、あれもこれもやれる、あれをしたい、あそこに行ってみたいと思えるようになれば自然とできる事・範囲も増えて、さらに今まで出来なかったことをやってみようという気持ちにもなれます。
 何をやるにもあれこれ考えずに普通にやれた頃に戻れればいいですが、そうもいかない現実があります。無いものねだりをするよりも、出来る事を(やれる事はいくらでもあります)する事で前向きな気持ちでいれば、そうしているうちに体にエネルギーがわいてきて、その活力が病気の克服に役立つはずです。体の活力を増やすのは大切なので、いろいろな方法(楽しいことをする、気持ち良い運動、休息、食事など)でエネルギーを高めるようにしたほうがいいです。
 
 私の経験を少し話してみようと思いますが、 パニック障害もだいぶ良くなったと思っていた頃、私の住む田舎から電車で2時間ほどかかる都会へ行く用事がありました。たぶん大丈夫だろうと久しぶりに電車に乗って行ってみる事にしました。乗っている時間は少ない方がいいかなと考え、停車駅の少ない特急に乗りました。
が、しかし、電車が動き出すと急に不安が湧き起こってきて、次の停車駅まで1時間も止まらない!、閉じ込められた!と思うと、気が動転して冷や汗がでて、何度もトイレに吐きに行ったりしてどうしようもなくなりました。本当に電車を止めてもらいたかったですが、1時間なんとか我慢して停車駅で降りて、目的地に行くことなく、落ち込みながら各駅停車の電車で帰ってきました。
 帰り道となると怖さがなくなり、見慣れた街に帰れば体も普通に戻りましたが、その時はとても悔しくて読んだことのなかったパニック障害の本を立ち読みしたのを覚えてます。
 たぶんそのころの状態なら都会に行ったとしても、人込みや街並み、騒音などに圧倒されてパニックを起こしていたと思います。
 パニック発作が起きるのはノルアドレナリンの過剰分泌、考え方の歪みなどそれぞれに一理あるでしょうが、脳も含めた体全体のエネルギーの不足というのも大きいと私は思います。病気だから体は休めているだろうけど、体のエネルギーの流れが悪く活力がない状態なので外からの様々なエネルギー、ストレスに負けてしまい、パニック発作につながるように私には感じられます。
 私もこの時はショックを受けましたが、特急電車に乗る用事はいつもはないので、気持ちを切り替えて日常生活で出来ることのみに専念していると徐々にエネルギーも高まったのか気付かないうちに、特急電車も高速バスでも普通に乗れる自信がつき、乗れるようになっていました。
 どうしても電車に乗るなど、それを克服しないと生活に支障があるような事の場合は話が別ですが、もしそうでなければ無理にマイナスにこだわる必要はなく、私がやったように別の事に目を向けた方がいいと思います。

 何か困難なことに挑戦して、それを達成して自信を得るというのもいいと思うけど、あまりに無理をして何かに到達しても、脳は満足しても、ストレスで肉体が無意識的にダメージを負う事があると思います。
 例えば、富士山に登って自分の限界に挑戦するなんていう事を聞いたりしますが、若い頃何回か富士山に登った経験から言うと、富士山に登る前にいろんな山に登って経験を段階的に少しだけ積んで登れば、富士登山はそれほどメチャクチャ大変といいう事でもないです。
 しかし、ふだんから運動をせず、山登りもした事がないという人がいきなり登るのは無理というもので、5合目から山頂まで7時間以上かかったりするのは限界に挑戦というか少し危ないと思います。そうやって登れば達成感はあっていい思い出にはなりますが、そういう挑戦は何度もできませんし、ストレスにもなります。だったら、体を少しずつ作ってラクに登れるようになる方が合理的ですし、登山も楽しめます。
 この登山の喩えで今までこの記事で熱弁してきた事がイメージしてもらえればいいですが、難しい困難な事をいきなりやろうとするよりも、簡単な山から登り始めるように少しずつ出来る事を増やして経験を積んでいけば、難しく大変に思える事も知らないうちに達成できるようになると思います。
 こういうかんじで行動する方が、頭だけで考えて自信過剰になったり落ち込んだりして体がついていかない脳優先の状態ではなく、頭も体もお互い納得して行動し、継続していける方法だと思います。
 

 しかし、それでも人生にはどうしても避けられない大変な事、恐怖を感じる事に直面しなければならないことも多いですが・・・・まぁ、それは結局起きた時に考えるのが正解だろうから、前もって心配しないようにしたほうがいいのでしょう。
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