このカテゴリーの記事を書くのは久しぶりですが、ここではやったことがあるのとないので違いのでる、一生に一度は試してもらいたい健康法を紹介しています。

 今回取り上げるのは皮膚をつまんで引っぱるという健康法です。
 ふつう誰でもセルフマッサージで体を押したりもんだりすることは経験があると思いますが、皮膚をつまんで引っぱるという方法をやったことのある人は少ないでしょう。
 この皮膚つまみ健康法は、入浴中やテレビを見ながら簡単にできて、血液やリンパの流れの促進、疲労をとる、免疫力を上げるなどの効果があるとされますが、私が特に効果を感じるのは、皮膚と筋肉などの癒着をはがして私たちが気づかない皮膚の歪みを直し、肌や筋肉を柔らかくするということに関してです。

 全身をつまんで引っぱってみるのがお勧めですが、まずはやりやすい手足で試してみるのがいいと思います。
 引っぱり方はなるべく皮膚を薄くつまんで軽くひっぱり上げます。薄くつまめない場合は普通につまんで引っぱってください。つまむ所をこまめに変えながら多くの箇所でやります。横方向でつまめても縦方向だとつまめないなんてこともあるので、つまみにくい方もやってみてください。
 特に念入りにつまんだ方がいい箇所は、皮膚が下の組織とくっついてつまみにくい所、皮膚の色がくすんだりかさついたりしている所などです。
 皮膚を引っ張るのは東洋医学では「陰圧」と呼ばれる方法で、これは力の弱い人にもできて、押したりもんだりする「陽圧」を行う場合のように「もみ返し」が起こらないので安全とされていて、効果も高いといわれています。ひっぱり上げることで毛細血管が拡がり、血行が良くなってポカポカするのを感じられると思います。そして皮膚の新陳代謝が活発になることで、肌の老化を防ぎます。
 中国では伝統的に病気はまず皮膚に表われるとされ、「良医は皮膚を治す」と言われるほど皮膚の治療を重視します。
 以前このブログで簡単に皮膚をきれいにする方法としてあかすりについて書きましたが、この東洋医学の見方からすると、あかすりや皮膚を引っぱることなどで肌の状態を良くするのは、とても健康効果のあるということだと言えるかもしれません。

 肩こりがある場合は肩の周り、腰や肩、膝などが痛い場合はその周辺の皮膚を引っぱってみて下さい。目が疲れた時は目の周り、まぶたや眉、こめかみなどを。また、内臓の不調がある人はお腹の皮膚を引っ張ると効果が期待できます。

 注意点はあまりないけど、顔の皮膚は強くひっぱりすぎないといったところでしょうか。顔はソフトにつまみ上げれば美容にも効果的だと思います。
 私は肩や二の腕の外側が昔は全然つまめなかったけれど、やっているうちにつまめるようになりました。つまめるようになるとその箇所の筋肉と肌が柔らかくなるのがわかります。
 頭皮もつまめればいいそうですが、なかなかつまめるようにはなりません。犬の頭の皮をつまむと難なくつまめますが、ああいう状態が理想的なのかもしれません。
 どのくらい皮膚をつまめるかはかなり個人差があるみたいで、顔の皮がメチャクチャ伸びるびっくり人間やお腹の皮が10センチくらい伸びる人をテレビなどで見た事があります。皮膚の柔らかさは、心身のリラックス感と関連しているのではないかと私は考えています。

この記事を書くにあたって私も久しぶりに全身を引っ張ってみました。昔つまみにくかった所は、当時よく引っ張って柔らかくしたから今もつまめるかと思ったら、ちょっと固くなっていました。それでも念入りにやればまたつまめるになり、なによりやると気持ちいいのを再認識しました。
 この皮膚つまみは手軽ですから、押して駄目なら引いてみな、と一度やってみてもらえば、思いがけない様々な効果が実感できると思います。肩こりや疲れ目解消なんかにも使えるので覚えてもらって損はない方法だと思います。
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