昨年の今ごろ、「風邪の効用について」という記事に、野口整体の創始者・野口晴哉さんが「風邪の効用」(ちくま文庫)という本に書いた風邪に関するの独特な考え方を紹介しました。
 その本の中で野口さんは、
「風邪というものは私達の心身の疲労・偏りなどが大きくなったときに、それを自ら自己調節するために体が起こす現象である。だから風邪をひいたら無理に治すことなく、上手に経過させることが重要。そうすれば体の偏りが解消されて、さまざまな病の予防、さらには治療になる」といったことを述べています。
 この考えは風邪をひいたときの経験や体の働きを考えてみると、正しい本当のことのように思えます。だから私は風邪(インフルエンザも風邪と同じです)を引いたときには、体を整える自然の療法である風邪の症状を止めてしまう薬を飲まず、症状を全うさせて治すようにしています。
 しかし、風邪を引くことで体が整えられるとしても、何日も寝込んだりするのはやっぱり嫌だなと思ってしまいます。
 野口さんも本の中で、風邪をすぐにやり過ごす自らの方法について書いていたりするから、この辺りはどう考えればいいんだろうとなりますが、とにかく薬に頼らないでやり過ごすようにして、それでも重くなってしまったら徹底して自然治癒力を働かせる、というように考えればいいという事でしょうか。

 そこで今回は、私が風邪の引きはじめに行っている風邪をやり過ごすための対処法を紹介したいと思います。
 風邪への対処は引きはじめの2日間が重要といわれますが、これらの方法で最近も何度か風邪をひきそうになったのを防ぐことができたので、私としては頼りにしている方法です。
 風邪の初期症状は鼻水・鼻づまり、のどの痛み、くしゃみ、寒気、だるさ、などがありますが、それぞれの症状に私流の対象法はこういったものです。
 まず、鼻水・鼻づまり、またはのどの痛みには、「一度はやりたい健康法2 鼻うがい」という記事に書きましたが、鼻うがいが効果テキメンです。
 鼻水やウイルスを洗い流し、鼻の奥を刺激することで血行を促進させ、鼻・のどがスッキリします。
 やり方は水で行うと一番効果的ですが、やり慣れない人には刺激が強すぎるだろうから、ぬるま湯で行うのがいいと思います。(少し塩を加えるとさらにやりやすいです)
 片鼻を指で押さえて水を飲むようにコップを傾け、コップのふちから鼻をすするようにして流し入れます。
 最初は抵抗があるかもしれませんが、これに慣れて出来るようになれば大いに役立つ方法だと思います。私はクセになっているので毎日水で行っていますが、鼻うがいで強くなったのか、鼻・のどからの風邪というのは今はほとんどありません。

 最近、のどの痛みは、鼻うがいのおかげかあまり起きませんが、のどの痛みが起きたときに以前よく行い、かなり効果的だと思っている方法があります。
 それは、のどの奥を広げるというものです。
 あくびをするとのどの奥が広がります。こののどの奥を広げることを、風邪でのどが痛み始めたときに意識的に行います。あくびで広がるのはのどの奥の決まった部分ですが、のどの奥の左右の端や上の鼻につながるところなど、痛むのどの辺り一帯をまんべんなく広げるようにします。これで血行が良くなっていくのか、のどの痛みが治ることがけっこうあったのでお勧めできる方法だと思います。
 あと耳の下や首、のど仏のあたりで、もむと痛むところがあったら、軽くもみほぐすのも症状を和らげるのに役立ちます。

 冬の気温の低さで体が冷えて、寒気がしてきて風邪を引くというのが、体が細くて寒がりの私に多いパターンです。
 そんな寒気がするときには温かいものを飲むのがいいと言われます。特にショウガを摂取するのがよく良く、ショウガを使った黒糖ショウガ紅茶やレモンとハチミツとショウガのお湯割りなどは、体が温まるのでよく紹介されたりするものですが、私はショウガでもっと手っ取り早く体が温まる方法を行います。
 それはショウガを大きめの一かけら分ほどすりおろして、薬を飲む要領でそのすりおろしをぬるま湯と一緒に飲んでしまうというものです。こうすると生の良い成分を含んだショウガを多めに摂れるからか、体がカーっと熱くなり寒気や風邪の初期症状が消えていきます。(それでも治らないこともありますが)
 これをふだんから健康法として続ければいいかも、と行ってみましたが、体調のいいときはショウガを飲んでも体が熱くなる感覚は起きず、あまり積極的にやりたいと思わせるかんじでもないので、風邪の引きはじめのときに行うのに意味があるみたいです。
 少し風情のない荒っぽく見える方法ですが、効果はありますので一度お試しください。

 最後に風邪の初期症状への対処法で一般的に言われているものを、誰もが知ってることでしょうが、一応おさらいしてみます。

保温(免疫力を高めるために体を温かくしておく。体力が消耗してなかったら熱めのお風呂に入るのも効果的)

保湿(加湿器などで部屋の湿度を上げる。濡れマスクなども良い)

栄養(消化の良いものを食べる。ビタミンCや生卵などを摂るようにするのも良いそうです)

睡眠(体を休めるのが何はともあれ大事です)
 体を温かくすると汗をかくので水分補給にも注意が必要です。
 それから風邪の引きはじめには葛根湯を飲むのも効くそうです。私は飲んだことはないですが、体を温めて自然治癒力を助ける働きをする漢方薬みたいなので、対処療法の薬を飲むのとは大きな違いがあると思います。

 今回いろいろ書いてきた対処法でも風邪をやり過ごせなかったときは、冒頭に紹介した「風邪の効用」に書かれたことに従って、体が自らを調整する力にまかせて、体を休めなければならないということでしょう。
 風邪で熱が高くなるのは免疫力を高めるためですし、せきや鼻水はウイルスを排出するため、節々が痛くなったり、ダルくなるのもすべて風邪を治して、体をリセットするために体が自ら起こしていることです。だから、ただ症状を抑えるだけの市販薬や病院で処方される薬を安易に飲まないで、症状を全うさせて自然に治すほうがいいと思います。
 薬を飲めばつらい症状を感じなくなって楽かもしれませんが、症状を長引かせると言われていますし、体が風邪を治すことで行っていることを薬で邪魔してしまうと、体の自然治癒力が働きづらくなり、後々それが大きなものとなって帰ってくる気します。
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