現在の精神医学で、強迫性障害の原因として考えられているのは脳内のセロトニン不足です。セロトニンは覚醒をもたらす脳内物質で、精神を安定させる働きをします。
 「幸せ物質」とも呼ばれるセロトニンが不足すると気分が落ちこむ(うつ)、不安が強くなる(不安障害・パニック障害)、些細なことが気になる(強迫性障害)、といったことが起こます。
 脳はストレスを感じると、それに対応するためノルアドレナリンという脳内物質を分泌します。ノルアドレナリンが過剰に分泌されると不安・緊張が高まりますが、セロトニンはこの働きを抑える役割をしています。
 しかし、良くない生活習慣や、ストレス・緊張の多い生活によってセロトニンが不足するようになると、ノルアドレナリンが増え、精神を不安定にすると考えられています。
 これらのセロトニン不足からくる症状を取りのぞくために、病院で処方されるのは新型抗うつ薬SSRI です。SSRIは精神科で安易に出される薬ですが、依存性や副作用などさまざまな問題がある薬ですので注意が必要です。(新聞やテレビで取りあげられないこの薬の問題を、専門書やネットで知ると恐ろしくなってしまいます)
 西洋医学の薬は、痛みがあったら鎮痛剤、熱があったら解熱剤というように、症状をただ無くせばいいと考える対症療法です。それが必要な場合もあるでしょうが、対症療法は根本的な治癒をもたらすものではありません。
 SSRIも強迫性障害の原因の一つと考えられるセロトニン不足を解消するためだけのもので、あまり良い薬とは言えませんから、薬を飲むだけという治療は止めた方がいいと思います。
 SSRIを飲んで強迫性障害が本当の意味で治ることはないと思います。しかし、症状を一時的にでも軽くする効果はあるみたいなので、セロトニンの不足が強迫性障害と関係していることは確かです。
 SSRIが脳内のセロトニンを増やす仕組みは不自然なものですが、薬に頼らずにセロトニンを増やす方法はあるので、こちらを生活に取り入れる方がはるかに安全で効果的です。


 セロトニンの研究で有名な有田秀穂東邦大学名誉教授によるとセロトニンを増やすためには、次の3つのことを意識すると良いそうです。

1・日光を浴びる 適度に日光を浴びることは、セロトニンの分泌のために必要不可欠です。セロトニンは日中に良く分泌されるので、夜型より朝早く起きる生活のほうが良く、部屋も太陽光を入れて明るくするようにします。

2・リズム運動 ウォーキング・ジョギング・水泳などの有酸素運動を息が切れない程度に、5~30分、一定のリズムで行うとセロトニンが脳内で増えます。食事やガムをよく噛むことでもリズム運動になっているそうです。

3・ふれあい スキンシップ・マッサージ・人に親切にする・楽しく語らう・ペットをかわいがる、といったことでもセロトニンが活性化するということです。
 
 セロトニンは脳内のセロトニン神経で一定の間隔で分泌されています。この分泌はストレスなどによって左右されないという特徴があるそうです。ですからセロトニンが多く分泌されるようになると、ストレス・不安に強くなり、小さなことにこだわらなくなっていきます。
 また、セロトニンは体内でトリプトファンという物質から作られます。トリプトファンは肉・魚・豆類・卵・チーズ・バナナなどに多く含まれています。
 特にバナナは、セロトニン合成のためにトリプトファンと一緒に摂る必要のある、炭水化物とビタミンB6(玄米・大豆・魚の赤身・レバーなどに含まれる)の3つが含まれる理想的な食品だそうです。
 
夜型の生活をしない、日光を浴びて軽い運動をする、楽しく人とコミュニケーションする、正しい食生活を送るといった、ある意味当り前なことを行えば、セロトニンは増え、気持ちが安定しやすくなります。これは薬でセロトニン神経を不自然にいじるよりはるかに良いことなので、習慣に取りいれるようにするといいと思います。

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