体の歪みは全身の血行を悪くさせ、冷えや内臓の働きの低下を招いたり、腰や膝・肩などさまざまな所の痛みの原因となったりします。
 人の体は基本的に歪みが少ないほど快適に動けると思います。

 日常的に行っている動作には、気づかないうちに体の歪みにつながるものがあります。そのひとつに肩掛けカバン(ショルダーバッグ)の使用が挙げられます。
 大人で肩掛けカバンを使っている人は多くいます。また手提げカバンを、いつも同じ側の手で持っているという人もいるでしょう。
 そのように、いつも体の一方だけに重さが加わるカバンの持ち方をしていると、筋肉や骨格の偏りが生じて体が歪み、さまざまな不調の原因となりえます。

 以前は、学校指定の肩掛けカバンを中学生が使うことも多かったです。
 しかし、中学生が肩掛けカバンを使うことは、大人が使う場合よりも問題があります。中学生(高校生もですが)の体はまだ成長途中なので、片側にのみ重さが加わることで、より体の歪みをもたらしやすくなり、その歪みが固定化してしまうからです。
 今は採用している学校は少なくなっているようですが、これは後々までの問題となるので、学生の肩掛けカバンの使用はすぐにでも止めるべきだと思います。


 私も中学生のときに肩掛けカバンを使っていました。そのことが体の歪みを確かにもたらしたと思っているので、その経験を少し話してみます。
 学生がカバンの中に教科書などを何冊も入れると、本当に重くなります。毎日それを持って登下校するのはけっこう大変なことです。
 私の家は学校からそれほど遠くなかったので、通学時間は20分くらいでした。(1時間近く歩かなければならない人もけっこういました)
 几帳面な性格の私は、学校に教科書を置きっぱなしにするようなことはせずに、3年間、家と学校の間を重いカバンを左肩に掛けて持ち運んでいました。
 これは私だけそうしていたのではなく、肩掛けカバンを使っていた人の多くが、同じようにやっていたことです。特に力の弱い女子なんかは、もっと大変だったでしょう。
  今でもその感覚を覚えていますが、あれだけの重さのものを同じ側で掛け続ければ、体が歪まない方がおかしいと思います。
 
 しかし、勉強嫌いであったり、荷物が重いと感じたりしていた人は、学校に教科書を置いていくという要領のよいことをしていた思います。
 毎日カバンを重くさせて通っていた私は、一応褒められる生徒だったということになりますが、真面目に荷物を運んだために体に良くない影響は確かにあったと思います。
 立ってみて肩の高さが違うといった事はありませんが(そうなってしまう人もいるそうです)、車を運転するときやイスに座っているときに体が左に傾くのは、肩掛けカバンを使っていたからというのが、原因の一つとしてあるはずです。
 私も自発動など体を整えることは多くやっているつもりですが、今でもそういった癖はなくならないので、20年以上たっても歪みが抜けないということになります。
 たぶん筋力的に強い子なら問題は少ないでしょう。しかし、女子生徒や筋力が弱い人にとっては肩掛けカバンは歪みをもたらす原因にしかなりません。

 中学生が重い肩掛けカバンで登下校すれば、体の歪みにつながるのは理解しやすいことなので、今は肩掛けカバンを指定にしていない学校が多数になっています。
(私の通った中学もいつからかリュックに変わっています。私もそれで通学できていたら良かったですが・・・)
 しかし、今でも肩掛けカバンを指定にしている学校もあります。またどんなカバンでもいいという学校の生徒には、肩掛けカバンやスクールバッグ、手提げカバンを使っている人もいると思います。
 肩掛けカバンを使うときは、歪みを防ぐために左右交互に掛けるべきといわれますが、掛けてしっくりしない方の肩で掛ければ、かえってバランスが悪くなって歪みが増すという説もあるので、そうするのがいいとは一概に言えないでしょう。
 重さがそれほどなければ、左右の掛け替えも有効かもしれないですが、教科書などが入って重いカバンにはあまり良いアドバイスには思えません。
 そんな面倒なことをするくらいなら、左右のバランスが良いリュック型のカバンを初めから使うほうが話は早く、子供の体のためになるというものです。
 体の一方に重さが加わることは、子どもにとって明らかに良くないのだから、周りにいる大人が注意してあげるべき問題だと思います。健康な体を保つことは、テストのための勉強をするより本当はずっと大切なことではないでしょうか。
 将来のある子どもに意味のないハンディを負わせるかもしれないカバンは、おせっかいに聞こえるかもしれないですが、持たせないようするべきです。(自分が被害を受けたという思いがあるのでしつこく言っています)

 私の中学では、自転車通学が認められていませんでした。しかし、不良とよばれる生徒たちは、自転車に乗って学校に来ていました。今から考えると、そうするのが、体を歪みから守る一番の方法だったということになります。


 日常的に重い荷物を持つなら、カバンはリュックサックにするのが良いと思います。見た目や中身が取り出しにくいなどの短所はあるけど、体を歪ませることから考えればそれは小さい問題です。
 大人はスーツにリュックというわけにはいかず、ショルダーバックという人が多いかもしれません。
 でも、今の大人は学生のときに肩掛けカバンだったという人が結構いると思うから、ショルダーバックにあまり抵抗感がないということもあるのではないでしょうか。
 一方、今の学生はリュックを使う子が多いみたいなので、片方に重心がかかりすぎるショルダーバックや手提げカバンには抵抗がある人も多いと思います。だから、大人になったときにショルダーバックを使うことを嫌がって、日常的に(スーツのときでも)リュックという人も増えてくるかもしれません。
 もしそうなったら、体的にはとても良いことなので大いに勧められるべきですし、スーツにあうリュックというのも最近はでてきているようです。

コメント

Re: 背負うことは良いことだ

いしむらさん コメントありがとうございます

昨日テレビで、高校野球の強豪校が選手に、
体の歪みを防ぐため肩掛けのものでなく、
リュック型のスポーツバッグを使わせている
というのをした見ました。
こういった話は早く広まるので、これから
どんどん肩掛けカバンの弊害が理解されて
いくだろうなと思いました。
日本人の体力が低下しているといわれているので、
少しでも体の動きが悪くなることは無くしていくべきだと思っています。

背負うことは良いことだ

ランドセルみたいな重いもの背負わせて
かわいそうだなんて意見ありますが
人間は昔から重い荷物を背負うものです
薪木を背負う銅像ありますよね
むしろ背骨のS字形成や強靭な身体造りに必要かも知れません
赤ちゃん時のハイハイが必要なようにです
それと部活動の野球テニス卓球などの同じ方向にちからを加える運動も人間の動きとして明らかに不自然です
自転車もよくありません
路面の振動がダイレクトに背骨に当たり続けるので腰痛の原因です
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