今回はいつでも気軽にできるオーム健康法を紹介します。
 「オーム」はインドの宗教でとても重要な音とされてきたものですが、それを言うことで健康法としての効果もあると私は思っています。
 やり方はいたって簡単で、ただ「オーム」と発声するだけです。大したことがなさそうに聞こえるかもしれませんが、インドの奥深い知恵を含んだ(?)効果の期待できる健康法です。


 「オーム」は古代からインドで神聖な音とされ、その響きはすべての音の源であり、物事の始まりから終わりまですべてを表しているといわれています。
 そのためヨガを行う人たちは、昔から祈りや瞑想、身体的行法の前に「オーム」を唱えて心身を鎮めるということを行ってきたそうです。
 また、この音の影響はインド以外にも広く行き渡り、日本の神社の狛犬の口の形が表わす「あ・うん」や仏教の「南無(なむ)」という音、キリスト教の「アーメン」なども「オーム」から来ているといわれています。


 文字では「オーム」と書き表されますが、実際の発音はちょっと違います。
 まず、最初の「オ」は私たちが普通に言う「オ」ではなく、「ア」と言うときの口の形をして「オ」と発音するかんじです。この言い方で「オー」と少し言います。
 それから(ここでも「ム」とは言わず)口を閉じて「ンー」と伸ばしていきます。できるだけ長く「ンー」と伸ばしてください。
 こうやって「オーム」(正確には「アーンーーー」というかんじ)と言うことで、心地よい振動が頭に広がり、心を静かに落ち着かせてくれる効果があります。
 またそれと同時に、体を整える働きが起こります。

 こうすれば体が整うと言われても疑問を感じる人は多いと思います。そこで、「オーム」と言うと体が整うことに私が気付いたいきさつを説明します。
 私は自発動という、無意識的に体を整える運動を毎日行っています。これは、自らの歪みを取り除く動きを体が自然に起こすというものです。私はこれを長年続けているので、その動きが起こりやすい体になっています。
 そして、さまざまな健康法や運動の効果の有無を知りたいときには、それらを試してみて、自発動の動きが現れるか確かめるということを行います。
 自発動が起きるものを行えば、体を確実に整えて良い効果をもたらしてくれます。それで私はいつもこの動きが出るかを、健康法や運動の選択の基準にしてきました。(あくまで自分にとって良いかということですが)
 あるとき、「オーム」の正確な発音をネットで知り、その音を自分で出してみると自発動の動きが大きく起きます。「オーム」はやはり古代から神聖な音とされてきただけに、その響きを発すると、何らかのエネルギーが体内に生まれるのだと思います。
 長くなってしまいましたが、私が「オーム」の体を整える効果について知ったのはこういったことからです。
 自発動を行ったことのない普通の人は、「オーム」と言っても、そういった動きが出ることはあまりないでしょう。それでも「オーム」を言うことで体内に自らを整えるエネルギーが発生し、さまざまな良い影響を与えるのは確かだと私は考えています。


 「オーム」を長く伸ばして言えずに短くなってしまうこともあるかもしれません。長く発声するほうがいいですが、無理に力んで伸ばそうとはしないほうがいいです。
 伸ばして言えないのは、体のバランスが悪く、音の響きのエネルギーが、体内に行き渡らないためだと思います。それでも短い「オーム」を繰り返し言っていくことで、だんだん体が整い、長く伸ばせるようになっていきます。
 また、音が短くなってしまう場合、「ンー」と言うときに体を動かしてみて、長く伸ばせる体勢を探すという方法もあるので行ってみてください。
 これを行って気づくのは、「オーム」の音を長く伸ばせるのは、ねじれたような悪い体勢の場合があることです。ねじれた体勢が人によってはエネルギーの通りのいい、バランスのとれた体勢である、ということもありえるのでしょう。長く発声できる体勢が、必ずし私たちが考える良い姿勢ではない、ということに面白さを感じます。
(このことに関連した話を、「悪い姿勢健康法」という記事に書いているので、よろしかったら読んでみてください)
 しかし、これは「オーム」と短く言ったり、長く伸ばせる体勢で言ったりするのを続けていくことで、徐々に普通の姿勢で長く発声できるようになります。


 このオーム健康法には応用したやり方があります。
 それは体の調子の悪いところに手をあてて、「オーム」と言ってみるというものです。
 体の痛み、不快感などの症状が起きるところは神経や血行、気の流れが悪くなっています。
 そこで症状のあるところに手をあてて「オーム」と発声することで、その箇所への神経などの流れを整え、不調の改善をもたらすことが期待できます。
 手のあて方は、不調が体の中心線上にあったら両手をあてます。体の左右どちらかに症状がある場合には、そこに片手をあて、そこの反対側の同じ箇所にもう一方の手をあてて、「オーム」と言ってください。例えば、右ヒザが痛かったら右手を右ヒザ、左手を左ヒザにあてるといったかんじです。
 こうやって「オーム」と発声するとき、長く言えない場合は、前に説明した長く伸ばせる姿勢を探すということを、手をあてながら行ってみてください。
 さまざまな症状や不調・老化現象は、背骨の歪みから来る神経の通りの悪さと、それに関連する気や血行の悪さが原因で起きるということがあります。
 手をあてて「オーム」と言うと、あてた部分からその症状を起こしている体の歪みや、気の流れの悪さを整えてくれます。
 
 また、この方法は「オーム」と言わずに、手をあてて「ハー」と息を吐くようにしても同じ効果があります。
 「オーム」と言うのは、何回も行う場合や手をあてる場所によっては行いにくいこともあります。そんなときには、こちらの息を吐く方法がより行いやすいです。(力まず自然に吐けるところまで吐くようにしてください)
 この手をあてて「オーム」と言う、または息を吐く方法は、さまざまな症状に効果が期待できるものだと思いますので、一度お試しください。




 このオーム健康法のやり方を思いつく前、私は「ンー」と長く伸ばすハミングをたまに行っていました。
 これは「オーム」の最後の「ン(ム)-」のところだけを行っていたという事になりますが、このハミングで体が整うことは、行った後に自発動が出ることから気づいていました。
 「ンー」と言うだけでいいなら、これこそ努力のいらない健康法だ、と初めは喜んでやっていました。
 しかし、ハミングを熱心に行っていくうちに、なんとなく頭が重くなったり、気分が悪くなったりするような気がします。これは気のせいで、私だけに起きることなのかもしれませんが、ハミングを行うと気持ちが悪くなり、止めるとそれが治る、というかんじだったので、だんだんハミングは行わなくなってしまいました。
 それがあるとき、「オーム」のことを知って試してみると、体を整える効果がある上に、頻繁に行っても具合が悪くなりません。「これは使える!」と一時期「オーム」を言うのはマイブームでした。
 インドでは「オーム」の「オ」は物事の初めを、「ム」は物事の終わりを意味すると考えられているそうです。だからハミングの「ンー」だけでは終わりばかりが強調されることになり、行っていくと気分が悪くなったのかもしれません。そして、「ン」の前に始まりである「オ」をつけることによって、バランスが取れたのかもと思っています。
 今はふつうに「オーム」ということにはちょっと飽きてしまい、気の向いたときたまに行うくらいです。しかし、手を当てて不調を取り除く方法はかなり使えるのでよくやっています。



コメント
トラックバック
トラックバックURL
コメントフォーム
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Author:まやと
努力なしで最大限の成果を得られる健康法を日々探求しています。趣味 野菜料理を作る 音楽を聴く
ツイッター@mudoryoku

最新記事
TWITEER
まやとツイッター@mudoryoku
フリーエリア
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ