前回の身じたく健康法の終わりのところで唾液の出し方についていくつか触れたので、今回もその流れで唾液を出す方法について書いてみます。


 朝に出る唾液を気功法では玉液と呼び、それを飲むと身体を若返らせる効果があると考えられています。
 不老の仙人はかすみを食べて生きていると言われていますが、あれは仙人が口の中をいつもモグモグさせて唾液をだし、それを飲み込んでいるのを人が見てそう言ったのではないか、という説もあるらしです。科学的にも唾液にはパロチンという若返りの成分が入っているということが分かっているそうです。

 唾液には、食べ物の消化を助ける、口内を清潔に保ち虫歯を予防するなどの大切な働きがあります。
 しかし、加齢やストレスなどの精神的緊張、抗うつ剤・睡眠薬・降圧剤・抗ヒスタミン剤などの薬の影響、腎臓病や糖尿病、口呼吸などがあると、唾液が減ってくるようになります。
 それはドライマウスという症状で呼ばれ、初期症状として、口のネバツキ、口の中がパサついて食べ物が飲み込みにくい、歯垢の増加、口臭などが起き、重症になると口の中がカラカラになって舌がひび割れたりして生活に支障をきたすようになります。そういうドライマウスの人は年々増えて来ているそうです。


 唾液がでにくいドライマウス対策としては先にあげた原因となる事柄への対応が必要ですが(特に精神的なリラックス)、このブログでは直接的に唾液を出す方法について書いてみたいと思います。


 まずよく言われるたくさん噛むことは大切です。噛めば噛むほど唾液はでます。あと梅干しなどの酸っぱい食べ物をとること。
 食べ物に興味を持つのもいいです。美味しいものの事を考えるだけで唾液は出ます。さらに水分不足の場合は水分補給をこまめにしましょう。
 マッサージも効果的です。耳の下、あごの骨のエラの下あたり、そしてあごの先の舌下を押すと唾液腺を刺激します。
 そして前回、朝の身じたく健康法で書いた、口の中で舌をグルグル回すやり方、さらにあくびを意識的にすると唾液が出てきます。(のどの奥を開くようにするとあくびがでます)
 鼻の下を人差し指で強めに左右にこするのも効果があります。
 私も精神的緊張が強いからか、口の中はネバつき気味で唾液の質もあまり良くありません。むかし歯医者で虫歯になるのが人より早いと言われたことがありますが、原因は唾液の少なさにあったかもしれません。


 そんな私がある日ふと思いついたのが、ほんの少しの(小さじ半分以下)水を口に含み、しばらくの間そのままにしているという方法です。自分では水トローチと呼んでいます。
 これを五分もやると水を薄めようとするのか、質の良いサラサラした唾液がでてきます。しばらくして唾液の出が悪くなったらほんの一、二滴の水を加えてもいいです。
 口の中で水をあちこち動かさず、舌先あたりにためておきます。
 自分としては、水分を薄めようとする口の働きがあるのとともに、舌先に水を含む口のかまえが唾液を出やすくする形なのではないか、と考えています。唾液がたまったら、それは若返りの薬ですからありがたく飲み込みます。
 仕事中や会話中などにやるのは向かないと思いますが、他の時にはいつでもできます。
 アメ、ガムのように糖分や添加物の心配もないですし、毎日続ければ効果を感じられると思います。
 なお、大根おろしを絞った少し辛めの汁を小さじ2位口に含むと唾液がいっぱい出まるので、唾液が出にくい人はこれも試してみてください。
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