(前回からの続き)

 私の住む地域は夏に日本一気温が高くなることがあります。しかし、かといって冬に暖かいかというとそうではなく、冷え込むときはかなり寒くなるので寒暖差の激しいところだと言える思います。
 そんなかんじなので、真夏はあまりの暑さ、真冬は朝晩の冷え込みで、と一年に2度は気候で気持ちが折れそうになってしまいます。まあ、気候にあれこれ言ってもしかたないのですが、たまに泣き言を言いたくもなります。
 それでは、そんなつらく寒い冬に楽しんでいる味覚という本題に入りたいと思います。



 ウチでは冬の間の暖房器具として灯油ストーブを使っています。
 今はどちらかと言えばエアコンや温風ヒーターのほうが主流でしょう。しかし、ストーブには独特の暖かさに加えて、ヤカンを置いてお湯を沸かせるという利点もあるので悪くないかな、と思っています。
 ストーブでお湯を沸かせば、ポットや湯たんぽ、風呂に入れることが出来ますし、出る湯気のおかげで加湿器も必要ありません。だから、ウチではストーブがついている間中は、いつもヤカンが乗っています。

 今年もそんな風にストーブを使っているある日、台所でサツマイモを料理しようと洗っていると、ふと「ストーブで焼き芋が作れるんじゃないか」と思いました。
 家族にそれを話すと、たぶん出来ると言うので、ホイルでサツマイモを包み、さっそくストーブの上に置いてみました。
 ときどき転がしながら焼くと、20分くらいで柔らかくなり、中まで火が通ったようです。
 いい感じに焼けたそのサツマイモは、ホクホクとして甘味があり、焼き芋の香りも加わって、いつもの蒸かしたイモよりも断然おいしいものでした。「うまい!」と家族で取り合うように食べてしまいました。
 それからはストーブがついていると、誰かがイモを包んでストーブの上に置くので、いつでも焼き芋を作っているかんじになっています。
 幸い、去年とれたサツマイモがたくさんあります。今まではサツマイモの食べ方といっても、ただ蒸かすか、みそ汁の具、煮物といったくらいしかなかったですが、焼き芋という強力なレパートリーが増えて、サツマイモの消費ペースが上がりました。物置の中で使いきれずに傷んでしまうこともあったサツマイモですが、これからは大丈夫だと思います。

 「粗食のすすめ」などの著書で有名な幕内秀夫さんの本に、サツマイモの食べ方について次のようなことが書いてありました。
 「今の人は、蒸かしたサツマイモなんていうのはほとんど食べない。その蒸かしたサツマイモを裏ごしして砂糖を加えた芋ようかんならちょっとは食べる。
 しかし、蒸かしたサツマイモにバターと砂糖を加えて焼いたスイートポテトなら喜んで食べる。さらにサツマイモを薄切りにして揚げ、砂糖をまぶした油まみれのサツマイモならとめどなく食べてしまう」
 これはサツマイモの話というより、油と砂糖は中毒になりやすいことを指摘する文章ですが、たしかに油と砂糖を加えられたサツマイモをおいしく感じることはあると思います。
 しかし、砂糖も油も加えられていない焼き芋には、あまり健康的でない作り方をされたサツマイモをもしのぐおいしさがあるように思えます。

 ネットではストーブで焼き芋を作るときは、濡らした新聞紙でイモを包んでからホイルで包むという方法が多く紹介されています。そのやり方のほうが味がいいのかもしれませんが、直接ホイルで包んでもうまく焼けます。
 灯油ストーブを使っていて、焼き芋を作ったことがない方がいたら一度お試しください。本当に病みつきになること間違いなしの冬の味覚です。




 私の冬の味覚、最後はギンナンです。
 家の近くにギンナンがたくさん取れる場所があります。
 粒の大きい立派なギンナンなのですが、誰もひろうことがないようで、毎年、大量に拾ってきます。ギンナンは洗って天日で乾かし保存しておけば、春先まで食べられます。
 よくスーパーでパックに入って売られているのを見ますが、あのパック30個分はおそらくあるでしょう。
 ギンナンの食べ方は、殻に割れ目を入れてオーブントースターで焼き、殻をむいて塩をつけながら食べるのが一般的だと思います。
 ウチでもこうやってよく食べます。ちょうどいい感じで焼けると香ばしさとほどよい苦み、独特の食感があってとてもおいしいです。
 それでも同じ食べ方ばかりだと飽きるので、鍋料理やおでんを作るとき殻を取り除いたものを入れたりします。

 ギンナンは薄皮をむいて食べる人が多いかもしれませんが、あの茶色い薄皮はそのまま食べられます。少しだけ苦みがあるけど慣れれば気にならないですし、薄皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。
 もちろん実のほうも栄養が豊富で、カロチンやビタミンCが多く、マグネシウム・カリウム・リンなどミネラルもたくさん含まれています。また昔から、せきやたん、夜尿症に効くといわれ、高血圧改善や免疫力強化も期待できるそうです。
 このようにおいしくて栄養のあるギンナンなのでよく食卓に上がるのですが、とにかくいくら食べてもなかなか減らないほど量があります。
 そこでふつうに焼いたり鍋に入れたりするほかにたくさんギンナンを食べられないかと思い、次のような調理法を考えつきました。

 まず殻を割って、中身を薄皮のついたまま取り出します。
 鍋で湯を少し沸かし、ギンナンを1、2分ゆでます。
 そのゆでたギンナンをフライパンで味つけしながら焼くのですが、そのときにいろいろな味つけにすることができます。
 ・ニンニクで香りづけしたオリーブ油で焼いて塩をふりレモンを絞る ・小麦粉をまぶして焼いてカレー粉と塩を加えてカレー味にする ・バターで炒めてしょうゆで味をつける ・マヨネーズで焼く、とほかにもいろいろできると思いますが、こうやって味つけするとたくさんギンナンが食べられます。
 ギンナンをただ減らすための工夫みたいな言い方をしましたが、これはご飯のおかず・つまみになるとてもお勧めの一品なんです。
 
 ギンナンを食べる際には注意点が一つあります。それは、あまり食べすぎると中毒症状を起こす場合があるということです。特に子どもはあまり食べないほうがよく1日に5粒くらいまで、大人も1日に10粒から20粒くらいにしておいたほうがいいそうです。
 私は今回ギンナンについて調べるまでこのことを知りませんでした。今まで気にせずにいつも10粒以上は食べていたけれど、気持ちが悪くなったことはありません。でも、これは人それぞれ体質によって違うと思うので、食べる際は十分お気をつけください。



 前回、今回と私の冬の味覚、キウイ、節分の豆、焼きイモ、ギンナンについて書きました。
 食べきれないほど量があるものをいかに食べるかみたいな話ばかりだったけど、とにかくおいしく、これでもかと食べているので確実に私の冬の味覚といえるものです。




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