この間、カルビーの「じゃがりこ」を食べたら、以前より味が濃いように思えました。そして食べた後、その味がいつまでも舌に残るかんじがします。
 こういったスナック菓子の原材料表示にはたいてい「調味料(アミノ酸等)」と書かれているはずです。この「調味料(アミノ酸)」がお菓子や加工食品の濃い味を作りだしています。
 アミノ酸といえば体に良いものに思えるかもしれませんが、これは化学調味料(うま味調味料)のことで、主にグルタミン酸ナトリウムという物質です。
 「じゃがりこ」に化学調味料が入っていることは知っていましたが、今までその味をあまり感じませんでしたし、「じゃがりこ」は添加物が少なめ、と聞いたことがあったので、食べものに神経質な私もたまに食べていました。
 でも、最近味つけが濃くなったのか、私の化学調味料に対する感度が上がったのか分からないけど(たぶん後者)、舌を刺激する感じが強くて「もう食べたくないな」と思ってしまいました。

 以前から外食でラーメンや中華料理を食べると、そのときはおいしいと感じても、後になって舌がビリビリしたり、動悸がしたりすることがありました。
 お金を払って食べて気持ちが悪くなるのは嫌なので、最近では外食でラーメンや中華料理を食べないようにしています。
 この症状には「チャイニーズレストラン症候群」という名前がついていて、そういった料理に化学調味料が多く入れられているために引き起こされるそうです。頭痛や動悸、めまい、脱力感、胸・首・肩などにかけての熱感・しびれなどが起きます。ネットで調べると、この症状を感じる人は少なからずいるようです。
 この症候群になる人が多くいた欧米では、化学調味料は体に良くないものと考えられて避けられるようになり、その安全性に関する研究も多くされました。
 研究の結果、化学調味料に含まれているグルタミン酸は昆布などに含まれているうまみ成分のグルタミン酸と同じものなので害はない、ということになったそうです。
 しかし、摂取量の上限がないとされたり、チャイニーズレストラン症候群というもの自体がないと結論づけられたりしていて、食べて眠れなくなるほど具合が悪くなる私からすると、これはちょっと信用できないように思えます。(グルタミン酸が含まれている食品、昆布・大豆・トマトを私はよく食べますが、動悸が起きたりしたことは一度たりともありません)

 化学調味料を発明した本家である日本では、その毒性についてあまり関心が持たれていません。(メディアでは味の素の宣伝が毎日行われているから、そのことに触れることは有りえないみたいです)しかし、欧米ではさまざまな研究がなされ、その危険性が指摘されています。
 化学調味料の摂取には、偏頭痛、高血圧、心疾患、体重増加、糖尿病、痛風、緑内障、ガンといった症状を起こす可能性があるということです。
 そして、グルタミン酸ナトリウムは、脳の神経細胞を興奮させますが、この働きが胎児や乳幼児には特に危険だということです。妊娠中の女性や乳幼児が化学調味料を摂取すると、子どもの脳神経へのダメージとなり、脳形成へ悪影響が起きることがあると言われています。
 そのため、アメリカでは、ベビーフードにグルタミン酸ナトリウムは使われなくなっています。
 そして、レストランや食品にも、「NO MSG」というグルタミン酸ナトリウムを使ってないことを示す表示が多くされていて、化学調味料を避けようとする風潮が強くあるそうです。


 ちょっと恐ろしくなることを言いましたが、実際は多くの人が中華料理を食べたり、料理に「ほんだし」などを使ったりしています。(そしてその味が好きという人も多いでしょう)ですから摂りすぎなければそれほど問題はない、ということだとは思います。
 それでも化学調味料は、私たちが日常食べるあらゆるものに入っています。
 ファストフード、チェーンの飲食店、コンビニ・スーパーの弁当や惣菜、加工・冷凍食品、お菓子、さらに麺つゆやダシ入り味噌、顆粒だし、ドレッシング、漬物などあらゆるものが化学調味料で味つけされています。私たちは毎日かなりの量を摂取しているはずです。
 また、食べ物を安く風味づけするために、「たんぱく加水分解物」「酵母エキス」といったものがグルタミン酸ナトリウムのほかにも使われています。これらの物質も化学調味料と同じように、健康にあまり良いものではないそうです。(これらを作る過程で塩酸が使われていて、発がん性物質が発生している可能性がある)

 化学調味料が入っているものを食べ続けていると、人工的なうまみの濃い味に舌が慣れてしまいます。そうなると化学調味料の入っていない自然な味つけのものを食べても、味にもの足りなさを感じるようになります。
 化学調味料の強い刺激で舌が味を感じにくくなり、塩分を取り過ぎてしまうこともあるそうです。外食産業では味を濃くすれば、のどが渇いて飲み物を注文したり、口直しに甘いものを食べたくなったりすることを期待する面もあるのでしょう。
 化学調味料に舌が慣れてしまえば、その味がおいしいとずっと食べ続けることになります。多くの人はそれで構わないと思っているかもしれません。でも、化学調味料をあまり摂らないようにしている人間からすると、その味は舌に強い刺激の残る味でしかないように思えます。料理で「ほんだし」や「鶏がらスープの素」などを使う人もいると思いますが、あれも私にはモワモワしたおかしな味としか感じられません。

 でも、化学調味料を少しの期間摂らないようにしていると、舌が味覚を回復して、化学調味料の不自然な味を感じられるようになります。
 「ほんだし」や「だし入り味噌」、加工冷凍食品等の化学調味料・添加物の多い食品、チェーンの飲食店で食べること、コンビニ・スーパーの弁当・惣菜をなるべく減らす。また味覚を鈍らせる市販の化学物質だらけの歯磨き粉を使わないようにする。
 そうすると3ヶ月もたてば、今まで食べてきたものに違和感を感じることが増えてくるはずです。
 行うのは少し大変ですが、味覚を自然なものに戻したい方はお試しください。
 特にインスタントも含めたラーメン、中華料理なんかは化学調味料が多く入っていることが多いので、食べるのがつらくなると思います。そして、化学調味料の味に気づくようになると、食品添加物が口の中で残る感じにも気づきやすくなります。
 あまり敏感な舌になると、今まで食べていたものが食べられなくなり困ることもあるかもしれません。
 でも、化学調味料やたんぱく加水分解物で作られた見せかけのおいしさの裏には塩分や添加物の多さ、といった健康に対するデメリットがあります。また、その場ではおいしく感じても、後になって口の中が変になる後味の悪さがあるはずです。そして、それを消すためにまた何かを飲んだり、口にしたりしなければならなくなり、食べ過ぎにつながります。
 一方、舌が化学調味料の味を感じられれば、食べ物の本来のおいしさを味わえますし、それがもちろん健康にもつながると私は思っています。




 最後に化学調味料の思い出を一つ書きます。

 20年くらい前、沖縄で働いていた友達のところへ遊びに行ったことがあります。
 滞在中、友達がお世話になっている家でヤギ汁を作ることになりました。私が料理をすることをその家の人が聞くと、「じゃあ作ってくれ」と頼まれました。
 ヤギ汁は、ヤギのいろいろな部分と野菜、ヨモギなどを入れて、味噌で味付けして作るということです。
 ヨモギが匂い消しの役目をするみたいですが、ヤギの肉には独特の匂いがあると聞いていたので、その匂いを抑えるようにニンニクとショウガも多少多めに入れてみました。
 作っているときに友達が、以前カジキマグロ汁を彼が作った際には味の素をたくさん入れたらとても評判が良かった、ということを言いました。でも、私はあまり化学調味料を使いたくなかったので、ほんの少し入れるだけにしました。出来上がると自分としてはまあまあの味になったように思えました。

 ヤギ汁を作ることは特別なことのようで、近所の人も集まってきました。
 さっそく私の作ったそのヤギ汁を食べてもらうと、みんなあまりいい顔をしません。どうやら匂い消しに入れたニンニクとショウガが効きすぎて地元の人が食べなれたヤギ汁の味がしなかったみたいです。
 そして、「味も薄いからもっと味の素を入れてくれ」と鍋の中に大量に白い粉を投入されてしまいました。
 私もよかれと思って作ったのですが、せっかくのヤギ汁会が盛り上がらずとても気まずかったです。その家のおじさんは「明日になれば味がなじんでおいしくなるから大丈夫」と言ってくれましたが・・・
 そして、次の日からは大釜に作ったヤギ汁を私と友達で必死に食べるハメになりました。
 たぶんあのときの味の素たっぷりのヤギ汁を食べれば、今の私ならひっくり返って寝込んでしまうだろうな、と思います。






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