今、日本では2人に1人の人ががんになり、3人に1人ががんで死ぬそうです。
 私は今のところがんではないと思います。(検査をしたことがないので正確には分かりませんが)そして、家族や親類、友人、近所の人を見渡しても、がんになったという人はそれほどいないので、2人に1人がなるというのは本当なのかな、と思ってしまうところもあります。それでもがんで死ぬ人は実際に増え続けていて、ここ30年で2倍になっています。
 こんなにがん死が増加するのは異常なことに思えてなりません。しかし専門家によると、これは医療が発達して日本人が長生きになったからで、そのためがんになって死ぬ人が増えているということだそうです。
 この意見を聞いて「そうかもしれないな」と納得するところもあります。でも一方で、日本と同じように社会が高齢化しているヨーロッパの国ではがんによる死亡率が下がり続けていたり、日本人の若い人や子どものがんが多かったりするということを知ると、日本だけの固有の問題があるのではないか、とも考えてしまいます。
 まあ、そうは言っても人は誰でも死ぬわけで、長生きしたためがんで死ぬというのは大いにありうることでしょう。でも出来ることならがんは避けたい、というのがすべての人の本音ではないでしょうか。今ガンは治る人が多いみたいですが、やはり他の病気に比べていろいろと大変なことの多い病気に思えます。


 国立がん研究センターが、がんを防ぐために注意するべきこととして、次のようなものを挙げています。
 タバコを吸わない(副流煙も避ける) 飲酒は適度に バランスの取れた食事を心がけ、野菜・果物を摂る 食塩摂取量を減らす 運動をする 太り過ぎない 肝炎ウイルス・ピロリ菌の検査をする がん検診を受ける
といったことです。
 そのほかにも、車の排ガス アスベスト 化学物質 紫外線 放射能 電磁波 カビ 熱いものの飲食 食品添加物 農薬 ハムやソーセージなどの加工肉・牛や豚の肉・乳製品の摂り過ぎ ストレス 遺伝的なもの
等ががんになる要因として挙げられています。
 こうやってみると、注意すべきことは本当に多岐にわたりますが、がんになってから治療のことをいろいろ考えるより、まず予防のためにあれこれ行っていく方が、面倒でも長い目で見れば良いのではないかと思います。
 しかし、私はがんになるのは特にストレスと化学物質・食品添加物の使用が大きな要因と考えているので、これらのことが国立がんセンターの注意事項に入っていないのはちょっと不満です。今回の記事では、私なりのがんの予防法ということについて書いてみたいと思います。



 ストレスががんの原因になる、というのはよく言われますが、国や現代医学ではそういったことはないと考えているようです。
 人がどれくらいストレスを感じているか、またどのようにストレスががんをもたらすか、といったことは調べにくいので、原因として挙げられてこなかったのかもしれません。でも強いストレスががんの原因になりうるということは、正しいように思えます。
 真面目で言いたいことを言えない人も多い日本人は、ストレスを受けてため込みやすいと言えるでしょう。ですから、がんの予防のために、ストレスががんの原因になるということは、もっと広く知られるべきなのではないでしょうか。
 ストレスががんをもたらすメカニズムについては、新潟大学名誉教授の安保徹先生の理論がとても分かりやすく説明しているように思います。
 安保先生によると(ベストセラーになった「免疫革命」などの本で、このことを知っている方もたくさんいると思いますが)、ストレスが続いて自律神経のバランスが崩れると、交感神経優位のリラックスできない状態が続きます。そうなると白血球の中の顆粒球というものが増えます。顆粒球は体内に入り込んだウィルスや細菌を活性酸素を放出して攻撃する働きがありますが、顆粒球が増えすぎると体の毒になる活性酸素が過剰に放出されるようになってしまい、それが遺伝子にダメージを与えてガンが作りだされるということです。
 また、ストレスによる交感神経優位や、薬の飲みすぎなどによって血流が悪くなると、体温が低くなって免疫力が下がり、それによってがんなどの病気になりやすくなることもあります。
 そして、過剰なストレスを受ければ、飲酒や喫煙、過食といったことが増えて、それによってがん発症のリスクが高まるということもあるでしょう。 
 ですから、自律神経のバランスを崩して免疫力を低下させ、がんだけでなく多くの病気の元になるストレスを減らすことは、とても重要だと思います。
 心身を疲弊させる長時間労働や、気を遣い過ぎる人間関係、マイナスのことばかり考えるとか妬みや憎しみを常に抱くといった性格の問題、などストレスのことで思い当たる人は多いでしょう。また身近な人が亡くなったり、思いがけない出来事が起きたりして大きなストレスにさらされる事もあります。
 誰もが好き好んでストレスを受けているわけではないのでストレスへの対処というのは難しいかもしれません。しかし、ストレスを解消する気晴らしの時間を持ったり、物事をキッチリ真面目にこなそうとせずに、ほどほどでいいと考えることは大切ではないでしょうか。
 特に、笑うことはストレスを軽減して免疫力を高めてくれるので、友達とバカな話をしたり、テレビやネットなどで笑えるものを見ることはお勧めです。
 ストレスを気にしすぎて逆にストレスになってもいけないですが、ストレスは免疫力を落としてがんや他の病気の原因になりえるので、過剰なストレスを受ける生活や、マイナス思考は出来るかぎり変えたいものです。
 私もどちらかというと物事をクヨクヨ考えるほうですが、ストレスががんの原因になるということを知ると、そうやってストレスをためて病気になってはつまらないと思うようになり、なるべく気持ちを楽にするように心がけています。


 (次回に続きます)





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