前回は、何も考えず体を自由に動かしていく「無努力体操」というものを紹介しました。
 これは、体に本来備わっている自らを整える働きを引きだす体操です。(無努力体操の動き方については前回の記事「体をスッキリさせる 無努力体操」を参照ください)
 今回はこの無努力体操の動きを使って、体の調子の悪いところや気になるところを改善する方法について書いてみたいと思います。(この方法、呼び方を「押さえ動かし」とします)


 やり方はとても簡単です。
 体のあらゆる不調箇所(痛むところ、不快な症状のあるところ、機能低下したところ、肌のトラブルがあるところなど)に指先や手を軽く当てて、無努力体操の動きを行うだけです。
 指先・手を当てたまま体の動くところを自由に動かします。なるべく指先で押さえるようにして、押さえる範囲の広い場合は手を使ってください。
 私はさまざまな不調というのは体の歪み、特に脊椎の歪みから来ていることが多いと思っています。
 脊椎の一つ一つの骨からは体のあらゆるところと脳をつなぐ神経が伸びていて、感覚・運動の信号をやりとりしています。そして脊椎が歪むとそこから出る神経の流れが妨害されて、その神経とつながっている箇所の動きや、血流・リンパ・気の流れが低下します。そのことがさまざまな症状を引き起こす元になります。
 「押さえ動かし」で調子の悪いところに指・手を当てて動いてみると、首や背中、腰などが不規則に動くはずです。
 この動きが私たちに備わる自然治癒力の表れです。こうやって動いていくことで症状の原因となっている背骨の歪みが整えられる、と私は考えています。

 なにか怪しい話に聞こえるかもしれませんが、これを行うとちょっとした症状なら簡単によくなります。
 私はときどき左足の小指が水虫になり、皮がむけたりします。そんな時そこを「押さえ動かし」してみると、数日後には何ともなくなり、自分でも驚いてしまいます。
 左足の小指を押さえると遠く離れた首が動くので、そこに原因があるのかもしれません。
 他の指はなんともなく、そこばかりが水虫になるのは、私の体の歪みの癖が左の小指あたりのエネルギーを低下させやすいからなのでしょう。
 これは水虫になるのは菌自体が原因ではなく、菌に負けてしまうエネルギーの低下したところが体の歪みによって出てくるため、ということを示しているのではないでしょうか。


 この「押さえ動かし」は体のあらゆる症状に使えます。
 内臓の不調、頭痛や歯周病、目・耳の不調(耳は外から押さえるだけでなく、耳穴に指を入れて動きます)、肩こり、腰・膝の痛み、皮膚のトラブル、痔など、痛むところや気になるところに指・手を当ててゆっくり自由に動かしてみてください。

 行うときの注意点は次のようなものです。
 無努力体操という名前の通り、頑張ってやらないようにします。無理にやり過ぎると新たな別の歪みを作りだしてしまいます。
 心地よかったら長く続けても大丈夫ですが、疲れたり飽きたりしたらそこで止めます。短い時間でも少しずつ続けていくのが効果的です。
 次に、症状が片側だけにあってもそこだけを押さえるのではなく、左右対称の反対側のところも押さえて動くようにします。例えば、肝臓なら右手で肝臓のところを押さえたら、左手で肝臓と反対側のところを押さえてください。
 押さえるときは軽く添える感じで行います。
 動かしてみて前回の記事で述べた、背骨が気持ちよく自然に動く「伸び」が起きると効果が高まります。
 また押さえるのではなく、症状のところの皮膚をつまんで引っぱってから自由に動かすというやり方もあります。
 症状すべてが完全に良くなるということではないですが、この害のない簡単な方法を続けていくと、改善することがいろいろあると思うのでぜひ一度お試しください。

 

 さまざまな症状(機能の不調や、痛み・かゆみ・だるさなどの不快感)は、体が自らを健康な状態に戻そうとして起こるものでもあります。
 症状には、血流を増やして回復させる(痛み、かゆみなどが起きる)、ウィルスを排出する(セキ・タンなど)、発熱して免疫力を高める、動かないで休養をとらせる、体の歪みを正す、などの働き・意味があります。
(例えば、私はつい先日、鼻におできが出来ていたのですが、これも体の歪みを正すという意味があって生じたと思っています)
 これらの不快な症状は不必要に思えるかもしれませんが、すべて自然治癒力の表れです。したがってあまり深刻でない場合は、症状を抑えるための薬を飲まずに休養をとると自然に回復します。
 しかし、いつでも安易に薬を飲んだり、体を休ませずに無理させ続けたり、体の歪みがひどかったりすると自然治癒力は働きにくくなり、症状は慢性化してしまいます。
 こういった回復しにくくなった症状に「押さえ動かし」を行うと、良い状態に戻ろうとする力が働くのを助けることになります。


 また、肌のトラブルに「押さえ動かし」するのは少し面白い意味があると思っています。
 シワやシミ、乾燥といったトラブルのあるところへ「押さえ動かし」すると、背中や首がよく動くため、肌のトラブルの元には体の歪みがあるのが推測されます。
 おそらくその歪みがあるために、顔のバランスが悪くなったり、血流が低下したりするので、肌に症状が現れるということがあるのでしょう。
 皮膚のトラブルの最も大きな要因は老化です。若くてエネルギーがたくさんあれば、紫外線のダメージや歪みといったことがあっても肌は健康に保たれます。
 しかし、老化で自らのエネルギーの低下を感じると、体は生存にそれほど大きく影響しない皮膚や髪の毛といったところへの栄養を減らすそうです。
 したがって、シワやシミが出来るのは、老化の目に見える早い段階の兆候と言えるでしょう。
 そこでこれらのトラブルへ「押さえ動かし」を行い、体の歪みを整えるのは、ある意味アンチエイジングになるということだと思います。
 「押さえ動かし」でシミやシワが無くなればいいのですが、それはなかなか難しいでしょう。でも老化の原因となる歪みを整えて、次の段階に進むのを防ぐ、というアンチエイジングの効果は十分あると思います。
 シワやシミができる原因としては、体の老化や紫外線、食事、睡眠、喫煙、体質といったことがよく言われますが、体の歪みということにも注意が必要なのかもしれません。
 
 そして、ホクロに「押さえ動かし」するのもとても興味深いことです。 
 老化によって出来やすくなるともいわれますが、ホクロは誰にでもあります。まれに出来る悪質なものを除いて、たいていのホクロは悪いものではないでしょう。
 しかし、「押さえ動かし」してみるとけっこう大きな動きになるので、ホクロが出来るのは体の歪みとかなりつながっているように考えられます。つまりホクロは、私たちの体のどこに整えられるべき歪みがあるか教えてくれているものかもしれません。 
 人それぞれホクロの位置・数は違いますが、それら一つ一つに指をあてて動いてみるのは、健康のためのとても効果的なセルフケアになる、と私は思っています。



 私は時々、予防的な意味で症状のあるところ以外のいろいろな箇所にも「押さえ動かし」をしています。
 重要なところとして特によく押さえるのは、頭のあちこち、心臓、肝臓、胃、腎臓、いつも疲れ気味な目などです。
 頭は、生体維持のための重要な働きをする脳幹(延髄)のあたりや、大脳の働きをまとめる場所である前頭前野のある額のあたりを押さえて動かすようにしています。
 あと手のひらを合わせ、合掌の状態で動くのも体や脳の左右対称性を整える上で有効だと思い、よく行っています。


 しもやけなど「押さえ動かし」でよくならなかったものもありますが、私としてはかなり有効な方法だと思っています。さまざまな症状の改善や予防、アンチエイジングと、多くのことが期待できますので「押さえ動かし」一度体験してみてください。








 
コメント
トラックバック
トラックバックURL
コメントフォーム
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Author:まやと
努力なしで最大限の成果を得られる健康法を日々探求しています。趣味 野菜料理を作る 音楽を聴く

最新記事
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア
無努力健康法

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ