私たちは長い生命の進化を経て人間になり、それからさらに何百万年もの時間をかけて現在の非常に便利な生活をするまでに至りました。
 今の私たちの生活は自然とだいぶ離れたところで行われるようにっていますが、そういう状態になったのは、ほんの100年前からくらいで、それまでの気の遠くなるような長い間は自然と共に生きてきました。 
 生物は自然の中にいるのが普通であり、人間も生物なのだから自然を身近に感じて暮らしているのが本来の姿だと思います。
 自然の中にいることで人が本来持つ生命力は発揮されて、活発になるように出来ているはずです。したがって人工的な環境で暮らす現代人にとって自然にふれることは、とても手軽な健康法ということになるはずです。
 ・・と堅い感じで始めてしまいましたが、今回の記事では、自然が私たちに与えてくれる健康効果についていろいろ書いてみたいと思います。

 

 海も自然であり、海の健康効果もありますが、自然による健康効果というと山や森に行くといったことがまず思い浮かびます。
 森林浴はとても健康にいいと言われますが、これは木や植物にさまざまな力があるということだと思います。

 山や森といった自然のあるところに行くと、まず空気が新鮮です。
 私たちが暮らす環境に存在する化学物質や車の排ガスといったものから離れた場所で、木々が作りだす酸素の多いきれいな空気を吸い、それが体中に行き渡れば細胞が元気になるのは明らかなことだと思います。森の中を1時間も歩けば、体内の空気が入れ替わり気分が爽快になるのを感じられるはずです。

 木々の緑を見ることも非常に良いそうです。
 緑色はとても見やすい色で、目に優しく、気持ちを落ちつかせてくれる効果があると言われています。

 植物は虫を避けたり、カビや細菌から身を守ったりするために、「フィトンチッド」という揮発性物質を自ら作り出し発散させています。森の中にはこの物質がたくさんあり、森特有の香りを作りだしています。
 このフィトンチッドは、人の健康にも役立つことが分かっています。
 フィトンチッドには、「精神をリラックスさせる」「交感神経の興奮を抑えて、呼吸を整え、血圧を安定させる」「免疫力を高める」「疲労を回復させる」などの健康効果があるそうです。

 ひと昔前、「マイナスイオン」というものが健康にいい、と家電メーカーなどにもてはやされ、マイナスイオンのでるドライヤーとかがありました。
 科学的にその健康効果が認められている訳ではないようですが、マイナスイオンが多くあるとされる山の渓流沿いや滝の近くに行くと、独特の気持ちよさが確かにあります。
 したがって自然の中のマイナスイオンにも、なんらかの健康効果はあるのではないかと思えます。
 さらに言うと、目に見えず、測定もできない「気」と呼ばれるものも、それに触れると私たちを元気にしてくれる不思議なエネルギーとして、森の中に満ちているように感じられます。
 山や森といった大きな自然でなくても、家の近くに街路樹などの木ががあるかないかで健康に違いがでる、という研究があるそうなので、樹木のエネルギーというのは、気づかないところで私たちに大きな影響を与えているのだと思います。

 現代人が生活する場の地面は、ほとんどアスファルトかコンクリートで覆われてしまっています。
 自然の中に行くと土や草、枯葉の上を歩きますが、こういったところを歩くのもとても良いことで、固いアスファルトの上を歩くよりも足に優しく、呼吸が深くなると言われています。

 山や森で採れる山菜やキノコなどを食べると、自然のエネルギーを直接感じることができます。
 これらの天然の食べ物は本当に栄養価が高く、私たちがふだん食べている野菜にはない力強い味がします。
 現代の栄養が少なくなっている食べ物に慣れた体には、刺激が強すぎるということもあるかもしれないですが、これが生き物本来の力を呼び起こす野生の味だと思います。

 自然が発するさまざまな音にも健康効果があります。
 風に木々の葉がたてる音や雨の音、川のせせらぎ、枯葉を踏みしめる音、小鳥や虫の鳴き声、海の波の音といった自然の音には、私たちの耳にはとらえられない高周波が含まれています。
 この高周波は自然音に豊富に含まれ、現代の人工的な生活空間にはあまりないものです。
 私たちがこういった自然音に耳を傾けると、この高周波成分が脳に影響を与えてα波を発生させ、心身のリラックスをもたらすと言われています。
 また自然音には1/fのゆらぎと呼ばれるリズムがあり、これにもリラックスや集中力を高める効果があるとされています。

 そして、もちろん自然が作りだす壮大だったり、色鮮やかだったりする四季折々の風景を眺める楽しみもあります。
 また、花、動物、鳥、昆虫といった自然の生き物は、私たちの心を癒してくれるものだと思います。

 キャンプやトレッキング、登山など数多くの遊びを自然の中で楽しむだけで、リラックスができて、免疫力も上がり、元気になれるのだからこれほど簡単な健康法はないと言えるでしょう。さらにこれまで挙げてきたさまざまな自然の健康効果は基本的にタダです。
 そして先ほど書いたように、住んでいるところの近くに木があるだけでも健康に違いがでるそうなので、身近に自然がない場合、緑の多くある公園へ行ってみたり、ガーデニングや家庭菜園を楽しんだり、部屋に植物を飾ったりすれば、自然による健康効果を期待できると思います。

 
 昔と比べて現代の方が寿命が長くなったといっても、自然と共に暮らし、より野生的だったといえる昔の人の方が、基本的には体が強かったと思います。今の人たちが、昔の人のしていたような重労働を行ったり、厳しい住環境で暮らしたりは出来ないはずです。
 日本人が自然から離れた暮らしをするようになったのはほんの100年前くらいからでしょう。
 そうなる前、地球上に生命が誕生して以来、生物はずっと自然と共に暮らしていたのだから、自然の中にいるのが人間にとっても一番ふさわしい環境であるはずです。自然は私たちの心身を強く健康にしてくれるものだと思います。
 もし、私たちの身近に自然の土や石、木、植物、虫といったものがほとんんどないとしたら、それは人間にとってあまり良くない環境だと思います。
 



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