日本人は胃のむかつき・痛みといった症状に悩む人が多く、その割合は4人に1人いるとも言われています。
 胃の不調の原因としては、食べ過ぎや過剰なストレス、生活習慣の乱れ、ピロリ菌などがあるとされています。

 その中ではやはり食べすぎが最も大きな原因になっているのではないでしょうか。
 胃に良くない食べ物として挙げられるのは、脂っこいものや冷たいもの、甘いもの、カフェインなどです。これらは消化に良くないので、胃腸のためにはあまり食べすぎないように注意する必要があります。
 またよく言われるように、寝る前の3時間は食べないようにして、胃の中を空にして眠ったほうがいいそうです。(寝る前に食べたものは、睡眠中に胃の中で消化されずにとどまり腐るとも言われています)
 胃の調子が悪いときは、少し食べないで胃を空にして休ませるようにすると不調から回復しやすいですが、消化に良いものを意識的に食べるのも胃を休ませることにつながります。
 お粥やおじやといったものは胃に優しい食べ物なので、胃の不調に悩む人は時おり食べるようにすることをお勧めします。(でも、あまり消化しやすいものばかり食べ続けていると、胃の機能が衰えてしまうので気をつける必要があります)
 日本では、昔から1月7日に七草粥を食べますが、これは正月にたくさん飲み食いして疲れた胃を休ませるための非常によく考えられた習慣だと言えるでしょう。

 胃の不調に一番効果的な食べ物といえばキャベツではないでしょうか。
 キャベツには「キャベジン(ビタミンU)」や、細かく切るとキャベツの酵素によって作られる「リゾホスファチジン酸」といった胃腸の粘膜を修復してくれる作用のある成分がたくさん含まれています。
 これらの成分は熱に弱いため、胃のためにキャベツを食べるときは、千切りにしたものをよく噛んで食べるのが良いということです。(堅い芯の部分にも有効成分が多いので細かく刻んで食べてください)
 それでもキャベツはビタミンCやカルシウム、ベータカロチンなどの栄養をたくさん含み、抗がん作用や免疫力を高める効果もある野菜なので、煮たり、みそ汁・スープに入れたり、炒めたりといろいろな食べ方で食べるのもとても良いと思います。



 ここまで書いたことはよく言われていることですが、これらを行ってみてもなかなか胃の具合が良くならない人もいるはずです。
 そういった場合に試してもらいたい方法がいくつかあるので、今回はそれらを紹介したいと思います。

 初めに試してもらいたいのは、みぞおちをよくもむことです。
 胃の悪い人は、前かがみ気味の姿勢になり内臓への血行が滞って、胃の機能が十分に働いていないということがあります。
 みぞおちを押すことでその周辺の筋肉のコリが解消されて肋骨も広がり、血行が良くなって胃がスッキリするのを感じられます。
 やり方はまず横向きに寝ます。そして上にきている手の親指でみぞおちの肋骨のふちのところを下に向けて押します。
 こうやってみて筋肉のコリを押すときのような鈍い痛みが感じられたら、それをほぐすかんじでよく押してください。
 一方をやったら、次は反対側を下にして横になり、同じく親指でみぞおちのところを押します。痛みのあるところを押すのを続けていくと、その痛みもやわらいで胃がスッキリしていくのを感じると思います。
 また押すときはみぞおちのあたりだけでなく、みぞおちから肋骨のきわに沿って痛みを感じるところを押していくと、肝臓や心臓、膵臓などの調子を整える効果もあります。
 この肋骨のきわをふだん意識して押すことはないと思いますが、かなり筋肉のコリが隠れている場所です。これが胃など内臓への血行を悪くさせる原因となっているので、夜寝る前とかに念入りにほぐしてみてください。


 次に紹介するのは背中のツボ押しです。
 疲労や日常生活の癖で姿勢が悪くなっている人は多いですが、背骨が歪むことで脊椎から伸びて内臓へつながる神経の信号の流れが悪くなって、内臓の機能が低下することが起こります。
 背骨の歪みは、背骨に沿った筋肉のコリになって現れます。そして、このコリをほぐすことで神経の流れが良くなって、内臓の不調の改善を助けてくれます。
 東洋医学では背骨の両横に沿って、肺兪や心兪、肝兪、胃兪、腎兪といった臓器ごとに対応したツボがあるとされています。これらのツボと背骨の横にある筋肉のコリは関係していると思います。
 これらのツボのある場所を覚えて押すのも有効だと思いますが、正確なツボの位置を押せなくても背骨の両横を上から下へとじっくり押していって、痛気持ちいいところ(激痛のときもあります)をほぐしていくことで、胃を含めた内臓の調子を整えることが期待できます。
 うつぶせに寝ころんで人に押してもらうのがいいと思いますが、胃のところのコリだったら自分で押すことも可能です。


 少し前に紹介した「押さえ動かし」という方法も胃の不調に使えます。
 これのやり方は「無努力体操2 体の気になるところを整える」の記事を参照してほしいのですが、簡単に説明するとまず、両手の指先で胃の調子の悪いところを軽く押さえます。そうやって押さえてから何も考えず体の動かせるところを自由に動かしていきます。これを行うと胃への神経や気の流れを整えることができます。
 押さえて動く方法のほかに、「オーム健康法」という記事で書いた「オーム」という発声をしながら、手指を胃にあてることも効果的です。

 胃の不調に対して私が整体的にお勧めするのは、これら3つの方法です。 
 胃の不調に長くお悩みの方に一度試してもらえたらと思います。

 
 ほかにあまり知られてないことで気をつけてもらいたいのは、食事中に水を飲みすぎないことと、食品添加物を避けることです。
 前に「無努力食生活5 食事中に水を取り過ぎない」という記事に書きましたが、食事をしながら水をたくさん飲むと、胃液が薄まって消化の働きが弱まり、胃に負担がかかってしまいます。
 また食事中に水をたくさん飲む人は、口に入れた食べ物を噛まずに流し込むという場合が多く、これも胃に良くありません。。
 水で食べ物を流し込まずよく噛むようにすると、消化酵素を含む唾液がたくさん出て消化を助けてくれるということもあるので、食事中は水をあまりガブガブ飲まないほうが胃のためになります。

 添加物も胃の不調の原因になる可能性があるので注意が必要です。
 3月20日の「下痢・胃の不調は体からのメッセージ」の記事に書いたように、添加物をたくさん摂ると、「機能性ディスペプシア」という胃腸の病気と同じような不快症状が起きることがあるそうです。
 「機能性ディスペプシア」になる人は近年増加していますが、これは胃の痛み、むかつき、吐き気、お腹の張り、下痢といったさまざまな症状が現れるもので、医学的に調べてもはっきりした原因が分からず、治療も難しいとされる症状です。
 しかし、こういった症状は添加物を摂ったときにも起きる場合があると指摘されています。
 添加物は国が安全と認めたものだけが使われていますが、発ガン性などの危険が疑われるものもありますし、食品メーカーが必要以上に多くの添加物を使っている現状もあります。
 ですから慢性的な胃腸の不調に悩む人は、現在多くの食品に使われている食品添加物を避けるようにするのも必要かもしれません。(本当にあらゆるものに使われていますが、少し添加物について知るようにすることで、かなり避けることが可能になります)



 日本は薬を非常にたくさん飲む国で、胃薬の使用量も世界で一番多いそうです。
 しかし、胃の薬を飲んだとしてもそれはただ症状をまぎらわせるだけの対症療法で、根本的な解決にはなっていません。胃薬を飲み続けることで、胃の働きが低下してかえって症状が悪化してしまうこともあるそうです。
 したがって症状を本当の意味で治すためには、薬を使わずにできる方法を行わなければならないと思います。過剰なストレスなども胃に直撃しますから、ストレスへの対策も真剣に考えるべきかもしれません。
 そして、そのほかに出来ることとして今回の記事で書いたことが少しでも役立てばと思います。


 
 また胃が悪いと思っていてもよく調べてみると、膵臓や胆のうの重大な病気だったりすることもあるので、症状が長引く場合はそういったことにも注意が必要だそうです。






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