セミの鳴き声はまだ聞こえていても、吹く風が涼しくなってきてるので、夏もあと少しで終わりだなと感じます。
 それにしても今年の夏は暑かったですね。
 私は体が細いので寒さは苦手ですが、暑いのには強いほうです。基本クーラーなしでもいられるので、部屋にクーラーはありません。
 しかし、そんな私でも、夜に気がおかしくなりそうなほど暑くて寝られないと思う日が、いつもの年よりたくさんありました。雨が降らない日が長く続いたから、特に暑く感じられたのかもしれません。
(今年は西日本の暑さの方がもっと酷かったみたいで、西日本の方はホント大変だったのではないでしょうか)



 暑いとどうしても冷たいものを飲み食いしたくなります。
 でも冷たいものを摂り過ぎることは、体にとってあまり良くありません。
 冬でも飲食店で出される水に氷が入っていたりするように、日本では冷たいものを摂るのは普通なことに思っていますが、海外ではそういった習慣はあまりないそうです。(冷たいものをよく摂るのは日本とアメリカくらいと言われています)
 最近、常温の水やお茶を売るコンビニ・自動販売機が出てきた、ということが話題になりました。
 この常温の飲みものの販売は、一日中冷房の効いた職場で働く人や、冷たいペットボトルが温まったときの水滴がイヤという人、健康志向の高い人に歓迎されているということです。
 健康・美容を気にする人や冷えに悩む人の間では、冷たいものをあまり摂らずに、一年中常温や温かいものを摂るようにすることが多くなっています。ですから、この常温の飲みものを売る動きは、これからさらに広がっていくように思います。

 冷たいものを摂る習慣が、冷えや低体温、免疫力の低下、肥満などの原因になっていると思われますが、この弊害について知らない人がまだまだ多いのではないでしょうか。
 この冷たいものを控えたほうがいいという話は、これから暑くなるという夏前に書けばよかったのですが、つい書きそびれてしまい、少し時季外れのものになってしまったかもしれません。
 それでも、まだ暑い日は当分続きそうなので、このことについて今回は書いてみます。



 ヒトのお腹は37度から38度くらいに保たれるようになっています。この37~38度というのは、内臓や腸内細菌が一番良く働くことのできる温度だということです。
 冷たいものを摂ってお腹を冷やすと、下痢しやすくなるのは私たちが当然知っていることですが、そのほかにも冷えた内臓を理想的な温度に戻すために、体が余計なエネルギーを使わなければならない、ということもあるそうです。
 このため、夏に暑いからと冷たいものばかり摂っていると、体はお腹の温度を保つために疲弊してしまいます。このことが夏バテの起きる本当の原因になっていると言われています。
 そして、夏になると食欲が落ちることがありますが、これも冷たいものによって内臓の働きが悪くなるため、ということが要因の一つとしてあるそうです。
 日本人は暑くなると、当然のように冷たいものを飲み食いしますが、日本より気温が高いインドや東南アジアでは冷たいものをあまり摂らないと言われています。
 その代わりに熱いお茶を飲んだり、辛いものを食べたりして汗を出し、熱を体の外へ逃がすことを行います。冷たいものを摂ると汗が止まって、熱がこもってしまうということです。
 熱いところに暮らす人は、このことを経験で知っていて冷たいものを摂らないのだと思います。またインド医学や中医学では、「お腹を冷やしてはいけない」という考え方をしているので、それを守っているということもあるのでしょう。
 一方で、日本人は夏のみならず、冬にも冷たいものを摂ります。この習慣はかなり私たちの体にダメージを与えているのではないでしょうか。
 飲みものは冷えている方が体に吸収されやすいそうですが、冷たいとたくさん飲めないですし、やはりお腹を冷やしてしまいます。


 ヒトの平均体温は36.5度くらいとされています。しかし、現代日本人の体温は下がってきていて、35度台という人も多くいます。
 その原因は不規則な生活や、運動不足で筋肉量が減っているためと言われていますが、冷えたものを日常的に摂ることも、大きな要因ではないかと私は思っています。
 私の家族は私以外冷たいもの好きで、アイスをよく食べたり、水筒に氷をたくさん入れて飲んだりします。
 私の体温はいつも36.5度くらいありますが、家族はみんな35度台です。菜食の私に対して、家族は体温を上げるとされる肉を食べ、運動量もかなりありますが低体温です。
 また家族には冷えもあって、それほど寒くない時期からタイツをはいたりしています。低体温も冷えも冷たいものの摂取と関係していると思われますが、長年の習慣になっているので、「冷たいものは良くない」と言っても、なかなか聞く耳を持ってくれません。
 私のイメージですが、冬に「冷えがつらい」なんて言う人は、夏になるとかき氷やアイスをたくさん食べたり、冷たいものを飲みまくったりしている印象があります。
 体力のある若いうちは体内の温度を上げやすいですが、年をとるとそういった事にまでエネルギーがまわらなくなり、体温を低いままに保つようになってしまっているのではないでしょうか。
 体温が1度下がると免疫力が30%くらい低下するそうで、風邪を引きやすくなったりします。ガン細胞も体温が35度台のときに活動しやすくなるということなので、低体温だとガンになりやすくなるとも言えるでしょう。


 お腹を冷やすと血行・代謝も悪くなります。これは肥満や老化を速めるということにつながります。
 また、冷たいものでいつもお腹を冷やしていると、体は内臓をなんとか温めようとして、お腹に脂肪をつけるようになるとも言われています。
 ビールを飲みすぎると、ビール腹と呼ばれる大きなお腹になったりします。これはビールのカロリーのせいで太りお腹が大きくなるということだけでなく、ビールの冷たさから内臓を守ろうとして脂肪をつける、という体の防衛反応によるところもあるのではないでしょうか。


 冷たいものといえばジュースやアイスを摂るということも多いはずです。
 ヒトは冷たいものを口に入れたとき甘さを感じにくくなるので、冷たいものには糖分がたくさん加えられています。溶けたアイスやぬるくなったジュースを口にすると、思っている以上に甘いことがわかります。
 こういった甘すぎる冷たいものをたくさん摂ることで糖分の摂りすぎになって、肥満や糖尿病、低血糖になる人がものすごく多くなっています。子どもにも大きく影響していて、太りすぎで糖尿病寸前なんていう子も増えているそうです。
 日本では一年中冷たいものを摂りますが、その冷たいものといえばジュースやアイスだけでなく、甘いアイスコーヒー・アイスティー、カロリーの高いビールなど、糖分過多になるようなものが多いです。 
 ヒトはふつうに食事をしていれば糖質は十分足りているので、本当はそのほかに甘いものを摂る必要はありません。
 しかし、冷たいものに入っている多量の糖分は血糖値を乱高下させて、甘いものを慢性的に摂りたくなる依存状態に人をさせてしまうこともあります。したがって、冷たいもの(冷たい甘いものだけでなく普通の甘いお菓子も含みますが)を摂ることは、甘いものの中毒につながるとも言えるのかもしれません。
 もし自分がこの甘いもの中毒になっていて、この状態から抜けたかったら、意識して冷たいものを摂らなくするのが良い方法だと思います。
 冷たいものをなるべく避けるようにすれば、自然と砂糖の多いジュースやアイスを食べることも少なくなったり、代謝も良くなったりして、健康やダイエットにもつながるはずです。
 ジュースやアイスは暑いときや疲れたときなんかに摂る楽しみでしょうが、甘すぎでお腹を冷やしすぎてしまうのでほどほどが一番だと思います。



 ここまで書いたように冷たいものを控えるのは、健康にとても良い効果をもたらします。
 日本では冷たいものを摂ることが習慣になっているので、それに慣れた人が夏に冷たいものを控えるのは難しいかもしれません。
 この記事の始めのところで、この話題は季節外れと言いましたが、これから涼しくなる今からのほうが、冷たいものを摂らないことに慣れるのにちょうどいい時期なのかもしれません。
 気温が下がれば、今まで寒いときでも普通に口にしていた冷たい飲みものやアイスを控えることが行いやすくなります。
 意識して避けるようにすれば、だんだん冷たいものへの慣れもなくなって、次の春・夏になったときに常温の飲みものでもいられるようになってくるはずです。
 ということで・・・今回の話は今の時期書いてちょうど良いものだったのかもしれません。



 私が冷たいものが良くないことを知ったのは、5年ほど前に医学博士の西原克成先生の本を読んでからです。
 西原先生は冷たいものの摂りすぎと口呼吸が、アレルギーや免疫病などのさまざまな病気の原因になる、ということを指摘しています。このことは以前の記事に書いたので良かったらご覧ください。
無努力食生活3 冷たいものを摂りすぎない」「鼻呼吸の大切さ


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