前回の記事で、3年ほど前に頭の働きが低下する経験をしたため、何か脳トレでもしないといけない、と思ったということを書きました。そして、簡単にできる脳トレ「頭皮を動かす」についても書きました。
 今回は、私が行っているもう一つの脳トレ「暗算」について書いてみようと思います。



 人間が活動するのに最も重要な脳領域は前頭前野とされています。前頭前野は脳の前側、おでこの裏あたりの部分で、脳のあらゆるところと緊密につながっています。
 意志・思考・創造性・理性などの機能を担い、人の脳の最高司令部と言えるところです。個性や人間らしさはここから生まれると考えられています。
 前頭前野は脳の進化の中で最も最後に発達した部分なので、ここを活性化させるのは脳全体を活性化させることにつながると思います。
 前頭前野で行われる働きにワーキングメモリーというものがありますが、このワーキングメモリーをよく使うようにすると脳が活性化するそうです。さまざまな脳トレはこのワーキングメモリー機能の強化を目的にしています。
 ワーキングメモリーは作業記憶とも呼ばれ、長期記憶から必要な情報を取り出し、一時的に置いておく機能のことを指します。知識や感覚情報、今の状況などを取りまとめ、総合して考える機能・場というかんじでしょうか。
 ワーキングメモリーがスムースに働いたり、その容量が大きかったりすると、脳が活性化して思考力や集中力、やる気が向上するということです。しかし、ワーキングメモリーの働きが低下すると、記憶力が低下したり、無気力になったり、キレやすくなったりします。
 ワーキングメモリーを活性化させる方法はいろいろあって、読書やジョギング、楽器演奏、脳トレのゲーム、囲碁将棋、麻雀、百人一首かるた、トランプの神経衰弱などさまざまなものがあります。TVゲームのロールプレイングゲームなんかもいいそうです。

 私は簡単にやれる方法がいいので、これらが効果的なのは分かるのですが、気軽な脳トレでやるには時間がかかるように思えました。
 昔、将棋が好きだったので詰将棋をするのも考えましたが、詰将棋は問題に手こずると時間がかかってしまうことがあります。
 そこで、一番時間をかけなくて良さそうな脳トレとして暗算を試してみると、とても気楽にできて効果もありそうなので続けるようになりました。
 私は毎日トイレに入っている2~3分の間にこの暗算脳トレを行っています。
 ここから私が行っている暗算のやり方について書いてみます。これをやると頭を使いますし、出来るようになるとけっこう楽しいので興味を持った方はお試し下さい。



 私がまず取り組んだのは20×20の暗算でした。
 インド人が20×20を暗記しているということなので、最初丸暗記しようかと思いました。しかし、これはかなり難しいので暗算で速く計算できることを目指しました。
 20×20は段階を踏んでやると解きやすいです。
 私は初めに、暗算で一桁の数字と12~19を掛けていくことを繰り返し、その答えがすぐに思い浮かぶように練習しました。(2×12 2×13―――とやっていく。10と11、20は計算が楽なので必要ない)
 この2~9×12~19の答えが瞬時に言えるようになると、あとは簡単な足し算をすればいいということになります。
 例えば、16×13だったら、3×16=48がすぐでるので、その48と16×10の160を足して208、18×17だったら7×18=126と18×10の180を足して306と答えがすばやく出るようになります。
 これを繰り返し練習すると20×20の暗算はマスターできるようになります。
 一桁と12~19の掛け算がスムースに出来るまで少し時間がかかりましたが、毎日ちょっとの間やるだけなのでとても楽しくやれました。 
 ただ、これをやるのは頭の状態がフレッシュな朝に限ります。夕方以降だとやる気があまり起きないと思います。




 20×20ばかりやってると飽きてしまうので、並行して二桁同士の掛け算を暗算することも始めました。
 二桁同士の掛け算のやり方は何かの本で以前読んで知っていました。

 まず二桁同士の掛け算、例えば64×38をふつうに計算すると下のようになります。

  DSCN1926_convert_20171011132324.jpg
 
 これを暗算でやる場合、まず掛け合わせる64と38を覚えてから、64×8の512と、64×3の192を二つとも頭に思いとどめて足す必要があります。これだと頭の中で保持する数が多すぎて暗算は難しくなります。

 しかし、二桁の掛け算でも頭にイメージで留め置く数が少なくやれる方法があります。
 まず暗算で64×3(0)=192(1920)を出します。次にこの192に8×6(0)の48(480)を足して240(2400)を出します。
 最後に8×4の32を足して答えの2432になります。

 式にするとこんなかんじです。
    
  DSCN1917_convert_20171011131305.jpg

 これだと覚えておく数字は、192の後は240と少なくすむので、普通の計算式を使う方法よりやりやすくなっています。

 私はこれを掛ける数字も思い浮かべながら暗算してます。しかし、最初は掛ける二桁の数字2つを覚えておくのもかなり大変でした。(この数字を覚えておくのがワーキングメモリーの働き)
 ですから、やり始めは掛ける数字を55とか33とかのゾロ目にしたり、53×35などの反対の数字にしたり、88×87とかの近い数字にしたりして行いました。これでやり方に慣れると、徐々にどんな数字でも出来るようになります。
 この暗算を始めて1年くらいですが、まだ頭の中で鮮明に数字を思い浮かべることは私には出来ません。
 しかし、続けていくことでもっと速く正確に暗算できるようになり、それによってワーキングメモリーの働きも向上して、脳がより活性化するのを期待してます。
 私は掛ける数字も思い浮かべて暗算してますが、この数字が目の前に書いてあればやりやすいので、初めはそのやり方で行うのもいいかもしれません。

 効果的な脳トレとして勧められる計算は、一時期ブームになりましたが、単純な計算を速く解くことみたいです。速く解けば脳が活性化しそう、というのは分かりますが、私はなんとなくやる気が起きませんでした。
 何事も意欲が大事なので、速く解くのをやりたいという人は、そのやり方がその人にとって効果的でしょうし、こちらの少し複雑なものがいいという人は、こちらをやるのが効果的な脳トレになると思います。



 20×20、二桁の暗算の他にもう一つ行っているのは、そろばんをイメージしての暗算です。
 子どもの頃にそろばんは習っていましたが、私の行ってた教室ではそろばんを思い浮かべての暗算は教わりませんでした。
 これも出来るようになるとおもしろそうなので、半年ほど前から行っています。
 そろばんをイメージするのはなかなか難しく、珠の位置がハッキリしないので、簡単な足し算もちょっとあやふやなかんじです。でも、これはけっこうおもしろく、少しずつ上達してる気もするので、工夫しながら気長に続けていきたいと思っています。
 珠のイメージさえうまくできれば、足し算、引き算、掛け算とかなりの計算が出来るようになるはずなので楽しみです。



 今回、20×20、二桁の掛け算、そろばんをイメージする、と三つの暗算について書きました。私はこれらをローテーションでやっています。
 ちょっと難しそうに思えるかもしれませんが、毎日一度、トイレで大きい方をしている時間(2,3分)行うだけなのでストレスなく気楽にやれます。そして、毎日やればコツコツ上達していくのを実感できます。



 暗算のやり方について長々書きましたが、今回の記事の主旨は、暗算ではなく、脳の機能の衰えを防ぐということでした。 
 これは前の自分の状態と比べるのはハッキリ出来ないけど、ボーッとすることがなくなった、記憶力が良くなったというかんじは確かにあります。(他のことはあまり感じませんが)
 記憶力に関しては、暗算で数字を思い浮かべ計算すると、ワーキングメモリーが強化されて、そのワーキングメモリーを使う場に思い出したいことを取り出しやすくなった、ということだと思います。
 この暗算を初めて1年くらいですが、これをこれからも続けていけばさらにいろんな成果が出るとは思っています。そして、少しずつ暗算力が上がるのは楽しみでもあります。
 脳を活性化する効果は他の脳トレのようにあるはずなので、興味を持たれた方はお試しください。
 



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