現代、私たちは食に関する健康情報をたくさん見聞きします。
 とてもたくさんの情報がありますが、テレビ・新聞等で言われることは、ある程度決まったもののように思います。
 それらは「いろんな食材をバランスよく食べる」「規則正しく食べて、食べ過ぎない」など常識的なことが多いですが、メディアで言われることには、「それはどうなの」と思ってしまうことがたまにあります。
 黙って聞いていればいいのでしょうが、少し不平を言いたい気持ちもあるので、今回はそのことを記事にしてみます。



 塩分の摂りすぎは血圧を高くするので良くないとされます。
 特に日本人は、他の国の人と比べて塩分摂取量が多く、一日あたり平均で10gくらいあります。
 この10gを6~8gにまで下げたほうがいい、と厚労省や高血圧学会は勧めています。
 そして、塩分を減らす対策としてまず挙げられるのが、「みそ汁の味を薄くする」「漬け物を食べる量を減らす」といったことではないでしょうか。

 しかし、私は塩分の摂りすぎに関して、これらと同じくらい大事なことが指摘されていないと思っています。
 それは、カップ麺やインスタント麺、外食といったことの塩分量の多さについてです。
 特にカップ・インスタント麺には、私たちが思っている以上の塩分が含まれているため注意が必要です。

 こういった製品の表示欄にはナトリウム量が書かれていますが、それに2.5をかけた値が塩分量になります。たいていの製品でナトリウムが2~3となっているので、塩分量は5~7.5gにもなります。
 したがって、これを一つ食べれば、推奨される一日の塩分量と同じだけ摂ってしまうということになります。
 塩分は汁に多く含まれるので、汁を残せば摂取量を減らせすが、それでもかなりの量になるはずです。
 また、インスタント焼きそばも塩分が多く、こちらは汁を残すこともないので、かなり塩分高めになると思います。

 一食でこれだけの摂取量になるのですから、いつも食べていれば健康に良くないのは確かです。
 しかし、テレビ、新聞といったマスコミでこれが指摘されてるのを見たことがありません。
 カップ・インスタント麺はこれだけ塩分を入れないと売れるものが作れないそうです。そして、添加物を加えて消費者が塩辛さを感じないようにしています。
 この強い味付けに慣れてしまうと、ふだんの食事も塩分多めになってしまうと思います。

 また、これらの製品に使われているのは精製塩です。
 精製塩はカリウム、マグネシウムなどのミネラルが取り除かれているため、血圧を上昇させやすいとされます。
 私はインスタント麺は塩分がきつくて食べられませんが、それは精製塩を使っているからだと思っています。

 まあ、こういった製品は頻繁に食べるものではないでしょうが、好きでよく食べる人もいるはずなので、含まれる多量の塩分についてもっと周知されるべきではないでしょうか。


 塩が高血圧の原因になるとされますが、体質的にナトリウムが血圧を上げやすい人を除いて、それほど心配することはないとも言われます。
 また、食事でミネラルの豊富な天然塩を使い、カリウムを多く含む野菜をたくさん食べれば、余分なナトリウムは排出されるので高血圧の予防になります。



 日本一の長寿県と言われる長野は、食塩の消費量も全国一位ということです。そして、味噌や野沢菜漬けといったものもよく食べます。
 塩分の摂りすぎには注意しなければならないのでしょうが、長野は野菜の摂取量も一番ですし、味噌・漬け物に使われるのは天然塩だろうから、塩分の健康被害を受けずに長寿県なのだと思います。(県をあげての減塩運動も行い、昔よりかなり塩分摂取量を減らしてもいるそうです)
 
 一方、長年平均寿命ランキングの最下位になっているのが青森県です。
 青森も長野と同じく塩分消費量がトップクラスの県になります。 
 そして、野菜の摂取量もある程度ありますが、青森県のデータで特に目を引くのがインスタント麺消費量が一位ということです。(他にも喫煙率や飲酒量も高い)
 こういった健康への意識の差が、食塩摂取量が多いことは同じでも、一位と最下位という結果になって現れているのかもしれません。




 カップ麺は塩分以外にも、油や添加物の問題がありますが、大企業寄りの行政や広告収入を得ているマスコミが、何か注意を促すことはあまり期待できないでしょう。
(NHKも朝ドラでカップ麺礼賛をする予定みたいだからちょっとあきれてしまいます)
 味噌や漬け物の摂りすぎにも気をつけたほうがいいでしょうが、マスコミや行政には精製塩をたくさん使っているカップ・インスタント麺や、濃い味付けのファストフード、加工食品の弊害についてもより積極的に指摘してほしいものです。
 



 次に取り上げるは果物についてです。

 果物が健康に良いのは確かでしょう。
 果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素、ファイトケミカルといった栄養が豊富に含まれています。
 そして、低カロリーで消化も良く、果糖の甘さは血糖値を上げにくい、と体にやさしく素晴らしい食べ物と言えます。
 日本人は果物の消費量が少ない方だそうですが、値段が手ごろで栄養価の高い旬のものを積極的に食べたほうが良いと思います。


 しかし、そんな果物について医者があまり食べないほうがいい、とテレビなどで言うのを時々聞くことがあります。
 その理由は、「果物は健康にいい」とたくさん食べてしまう、血糖値が上がりにくいので満足感を得られず食べ過ぎる、果物に含まれる果糖は中性脂肪に変わって太る原因になる、ということだそうです。


 実際に食べ過ぎて太る人もいるのかもしれません。(果物を食べてダイエットする方法もあるので、むしろ痩せる効果の方があるように思いますが)
 しかし、果物が良くないというのなら、もっと良くないもののことを指摘したらどうか、思ってしまいます。

 カロリーが高く、栄養が全くない糖分ばかりのジュースや、甘くて乳脂肪やトランス脂肪酸が多いケーキ・お菓子・アイスといった、健康に悪く太る原因になるものの方がより良くない、のではないでしょうか。
 果物の食べすぎで太る人は少ないですが、ジュース・ケーキを摂り過ぎて太って健康を損なう人は大勢いるはずです。

 ジュースやアイスにどれだけ糖分が入っているか(500mlのコーラには角砂糖16個分の砂糖が含まれる)、ケーキや甘いお菓子にどれだけの脂肪分が入っていいるかを考えれば、果物の摂りすぎなどたかが知れています。
 しかし、専門家がこういった甘いものに対して何か言っているところを見たことがありません。
 

 これは何故でしょうか。甘いものが良くないのは当然のことだから?
 でも、実際はそうではなく、お菓子やジュース、またインスタント麺・ファストフードを作る大企業に遠慮して言わないのだと思います。
(糖尿病になる人が増えていても、街中にあるジュースの自販機の弊害について医学関係者からの意見を聞いたこともありません)
 一方で味噌や漬け物、果物といった強い力を持たないところについては、その健康効果を過小評価して注意が必要、なんてことを言い出します。
 そういう不公平なところを見せられると、専門家は人の健康のことを考えているのか、と疑いを抱かせ、あまり信用できないという風になってしまいます。


 「果物が血糖値を上げないから際限なく食べてしまう」ということがあるのなら、それは日常的にジュースやお菓子を食べているためでしょう。
 その甘さに慣れてる人からすれば、果物の甘さに満足できないということがあるかもしれません。だから、先に注意すべきなのは、ジュース・ケーキなどをあまり食べすぎないようにすることだと思います。
 そうすれば果物の甘さにも十分満足を感じて(最近の果物は甘すぎるくらいです)、食べ過ぎるなんてことにはならないはずです。



 果物も食べ方によって違いがでます。

 消化しやすいので、果物は食後ではなく、食前や食間など空腹のときに食べるほうがいいということです。
 よく「食後のフルーツ」なんて言いますか、食後に食べると、腸に届くまでに時間がかかり発酵が始まってしまいます。そのため消化の負担になり、食べたものの栄養が損なわれてしまうそうです。

 夜に果物を食べると中性脂肪として体に取り込まれやすいので、果糖がエネルギーに変わる朝や日中に食べるようにするのがお勧めです。

 リンゴダイエットといったように単品を食べ続けるより、旬のいろんな種類のものを食べるのが大事です。
 また、缶詰のシロップ漬けのものや、一度熱を加えて栄養がなくなっている濃縮還元のジュースは糖分の摂りすぎにつながります。



 私はジュースはほぼ飲みませんが、甘いものはけっこう好きです。本当は食べないほうがいいのかもしれないですが、我慢するとストレスになるので食べます。
 だから、甘いものを全く食べるべきでない、と言うつもりはないですが、砂糖や脂肪がたくさんのものを差しおいて、果物をやり玉に上げることをたまに見たりしたので、少し感情的だったかもしれないですが、今回の記事を書きました。

次回に続きます)



コメント

Re: 本当にそうですね。

KIKIさん コメントありがとうございます。

味噌にはいろいろな健康効果がありそうですね。ウチでも3年前から手作りしています。
手前味噌な話ですがなんともおいしいので、「これは絶対健康にいい!」と思っています^^
味噌自体にさまざまな栄養が含まれてますし、具だくさんのみそ汁にすれば
あまり塩分のことは気にしなくてもいいと思います。
日本ではマスコミでも大企業寄りの姿勢なので、専門家も真剣に健康のことを考えたらいろいろ言いにくいことを言わなければならないと思いますが、そうする人が少ないですね。
また良かったらブログ覗いてみてください。

本当にそうですね。

感情的になってしまうぐらい嘘の情報がありふれてますよね。た○しの怖い病気みたいな恐怖を煽るだけの番組や塩分控えろというだけの薄っぺらな情報番組、私はもうテレビは信用できないので見ていません。
放射能の排出を促すために塩と味噌の摂取をすすめ原爆症にならなかったことを証明した医師が長崎にいます。日本中が汚染されているのに塩分摂取を促さず砂糖の害について明らかにしない情報は誤っていると思います。
世の中間違った情報ばかりで、消費者がどれだけ賢くなれるかですね。気になったことをどんどん発信し共有させて下さい。
私が最近一番関心を持っているのは牛乳による害です。牛乳は骨を弱くする。日本人は牛乳の栄養分を吸収できる民族でないのに摂取を促す情報は危険です。ホルモン剤を注射され強制的に出された牛乳は自閉症や発達障害なども含めた病気の原因と言われているようです。毎日の学校給食で飲みたくもないのに飲まされたのは本当に残念です。
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