前回、前々回の記事で免疫力を落とすものとして、インフルエンザワクチン香害について書きました。
 寒さも増すこの時期、免疫力低下に関してもう一つ気をつけたいのは、冷たい食べ物・飲み物を摂ることだと思います。

 日本人は特に冷たいもの好きなようで、夏にキンキンに冷えたビールを飲んだり、外食のお店では冬も氷入りの水が出てきたりします。
 冬にアイスを食べる人や、冷たいビール、ジュースを飲む人も多いです。
 こういった習慣やサービスは当たり前になっていますが、他の国ではあまりないそうです。
 夏に暑かったり、冬の室内でいくら暖房がきいているからといっても、冷たいものを摂りすぎれば体・腸を冷やしてしまうはずです。
 この冷たいもので体を冷やすことが、免疫力の低下につながります。

 
 腸の適温は37℃くらいと言われ、この温度に保たれることで腸はよく働きます。
 人体の免疫細胞の約70%は腸に存在していますが、冷たいものの摂取で腸を冷やしてしまうと、免疫力の低下などたくさんの悪影響が起こります。
 
 腸が冷えることで、腸の免疫機能や免疫力を強めてくれる腸内細菌の活動が低下する、腸のバリア機能が弱まって細菌や毒素が体内に入る、といったことにつながるそうです。
 お腹が冷えると代謝も悪くなり、老廃物がたまって太りやすくなったり、体全体の冷え、老化につながったりします。
 また、体は腸の温度を一定に保ちたいので、冷たいものをいつも摂っていると、お腹をなんとか温めようとして脂肪を付ける、ということもあると思います。
 太っている人は冷たいものを好む、と言われますが、冷たいものを摂るから太る、というのもあるかもしれないです。
 とにかくダイエット的にも良くないのは確かでしょう。
 もちろんお腹も壊しやすくなり、消化・吸収の働きも落ちます。


 記録的な猛暑だった今年の夏みたいなときに冷たいものを欲しいのは分かります。
 しかし、夏でも摂りすぎには注意が必要です。
 夏バテは、冷たいものを一日中摂って、そのたびに腸の温度を上げようとすることで体が消耗してしまい起きるということです。
 また、冬は手足が冷えたりしますが、体は重要な働きをする内臓・腸を温めるためにエネルギーを使い、末端の手足は多少冷たくても仕方ない、という選択をしているとも言われます。
 体がそれだけ大事にしている内臓・腸に、冷たいものを流し込み続けるのは、エネルギーを無駄にする行いだと思います。


 日本より暑いインドでは、熱いカレーや、チャイと呼ばれる甘いミルクティーを摂って、汗をかいて体を冷やすようにするそうです。
 また、体を冷やさない、という東洋医学の考えを大事にしている中国では、冷たいものを摂る習慣があまりないそうです。
 ビールとかもぬるいものを飲み、おかずや弁当は温めてから食べるようにする人が多いと言われています。
 中国の人が日本に来ると、冷たい食べ物や飲み物が多いことに驚くそうです。
 

 冷たいものの影響なのか、平熱が37℃以下の低体温の人が増えています。
 体温と免疫の関係は深いので、一度体温が下がると免疫力が約30%落ちるということです。
 このように冷たいものの摂りすぎは、免疫力や消化・吸収機能の低下、肥満、老化につながるリスクがあります。
 特に冬は注意が必要なので、皆さんもお気をつけください。




 免疫力からちょっと話はズレますが、ここから冷たいものは心にも影響するかも、ということを書いてみたいと思います。

 さまざまな研究で、身体的温かさと心理的温かさは関係する、ということが分かってきているそうです。
 ある海外の大学の実験では、ホットコーヒーとアイスコーヒーそれぞれを被験者に持たせてから他人の判断をしてもらうと、ホットコーヒーを持った人たちは、人への信頼感が増して温かい人と判断したり、気持ちが寛大になったりする傾向がありました。
 また、利他的な行為を行うと、周囲の温度を暖かく感じるという実験結果もあります。
 これは身体的な温かさと性格の温かさは、島皮質という脳の同じ領域で扱われるからだと考えられています。

 一方、冷たさの感覚は、孤独感や利己的な気持ちをもたらしやすくなります。
 そして、身体的な冷たさと心理的な冷たさは、不安や恐怖などの感情と関係する脳の扁桃体というところで処理されるそうです。

 たしかに、体や周囲が温かいと心が和み、寒いと殺伐とするというのは実感として分かりますよね。
 血が冷たいと書いて冷血になりますが、血(腸・体)を冷やすと心も冷たくなりやすいのかもしれません。
 私の周りでも冷たいものが大好きという人は、少し人に対して冷淡という印象がありますから、このことは多少あっているようにも思えます。


 日本人の冷たいもの好きと、体が冷えると心も冷たくなるという説がつながるようなデータもあって考えさせられます。
 イギリスの慈善団体が調べた、他人への親切度を測る国際的な調査・世界寄付指数では、日本は先進国の中で一番人に対して冷たい国になっているということです。
 人助け・寄付・ボランティアなどさまざまな項目で計られる調査で、これだけで心が冷たいといえるか分からないですが、実際に数値が低く、他者への冷たさ、無関心さを持つ傾向があるのは確かです。
 日本は自殺者や動物殺処分の多さ、孤独死、貧困率、生活保護捕捉率といったことでも先進国でワーストレベルですから、社会的な温かさが他の国に比べて少ないともいえるのでしょう。

 これが冷たいもの好きとつながっているのかは分かりません。
 私としては多少関係していると思っていますが、ハッキリとそうだとも言えないことなので、一つの考えとして書いてみました。
 
 

 冷たいものを摂ると、免疫力を落としたり、太りやすくなるのは確かですし、心にも影響する可能性があるので、摂りすぎにはくれぐれもご注意ください。


 冷たいものと健康に関しては、以前こんな記事も書いています。 
無努力食生活3 冷たい物を摂りすぎない

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