睡眠は健康にとってかかせません。よく眠ることはそれだけで努力のいらない健康法です。
 今回は睡眠の健康効果を大きくする方法について書いてみたいと思います。


 私たちが眠っている間に、成長ホルモンという物質が脳の下垂体から分泌されているそうです。
 この成長ホルモンは「成長」というだけに、子どもが体を大きくするのに働くホルモンで、子どもが育つためには良く眠ってこれをたくさん出す必要があります。
 そして大人の体でも子どもほどの量ではないですが分泌されています。
 この成長ホルモンは私たちの体にとって大切な働きをします。
 
 主なものだけでも、
壊れた体細胞を修復する、免疫力を上げる、筋肉・骨を作る、脂肪を分解して燃焼しやすくする、肌をきれいにするなどです。
 こうやってみると、成長ホルモンは健康にかかせないものなのが分かります。

 成長ホルモンは、運動を行う、お腹をすかせる、楽しいことをする、といったことで分泌されますが、睡眠中の分泌が一番多いそうです。特に夜の10時から2時までの間に眠ると、もっともよく出るといわれてます。
 やはり暗くて静かなこの時間帯だと熟睡しやすいからなのでしょうか。ですからなるべく早く寝た方が良いということみたいです。
 ちなみに、お腹をすかしていると成長ホルモンがでる、と先ほど述べましたが、寝る3時間前から食べないでいて空腹で眠ると、成長ホルモンがさらに分泌されるそうです。

 
 私は若い頃から夜型人間だったのですが、この成長ホルモンのことを知ってからはなるべく早く寝るようにしています。
 といっても夜中の一時くらいになってしまいますが・・・でも明け方になってから眠っていた頃からすると相当マシになった方だと思います。
 単に早く寝ればいいのだから簡単なようですが、長年の習慣なのでなかなか難しいです。


 そして、もう一つ、良い睡眠と健康のためにかかせない物質であるメラトニンについても少し書いてみます。
 メラトニンは脳の松果体から分泌される眠りを誘う睡眠ホルモンです。
 メラトニンが分泌されると私たちは良い睡眠を得られますが、メラトニンにはその他にもいろいろな働きがあります。
 抗酸化作用があって細胞の老化を防ぐ(アンチエイジング効果)、ボケや生活習慣病を予防する、NK細胞を活性化させ免疫力を高めてガン・動脈硬化などを防ぐ、体内時計の調整、コレステロール値を下げるなど、その働きは成長ホルモン同様に大きなものです。

 メラトニンはセロトニン(心を安定させる脳の重要な神経伝達物質)から作られるので、セロトニンをたくさん増やす生活を心がける必要があります。
 
 セロトニンを増やすには
*起きたらカーテンを開けて明るい光を見る。適度な日光浴。
*歩くなどの運動や、掃除などでこまめに体を動かす。
*バランスのとれた食事を摂る(大豆製品がいいみたいです)
 これらの事を行うことでセロトニンが増えるとメラトニンもたくさん分泌され、良い睡眠、健康効果をもたらしてくれます。
 成長ホルモン、メラトニンの素晴らしい効果をじゅうぶん発揮させるためにも、なるべく早く寝て良い睡眠を心掛けたいものです。

 眠って体を休めることで、私たちの体は疲労の回復や傷ついた細胞を修復することができます。
 良い睡眠の時間が長ければ長いほど、体の修復作業はたくさんできて、よく眠れない人が1日の疲労をとるのに精一杯のところ、良い睡眠をとれればそれ以上のメンテナンスを行うことが出来るはずです。こういったことの積み重ねが心身の病を予防し、さらにはアンチエイジングにもつながっていくのではないでしょうか。
 昔の人が、今のように便利でない生活環境や厳しい労働の中で生きていけたのは、現代人より早く眠っていたということがあったからではないかと私は思っています。

 
 仕事のため夜働いて昼間眠るという人は、遮光カーテンや雨戸などでなるべく部屋を暗くするのを勧めます。
 私が明け方になって寝るという生活をしていた頃、部屋にはブラインドがついていました。ブラインドは外が明るいと閉めてもあまり暗くならないので、いつも薄明るい中で眠っていました。
 日中寝るのだからそういうものだと思っていましたが、今考えると浅い睡眠で成長ホルモンをかなり損したかもしれません。
 カーテンに替えるとかして暗くしておけば良かった、と今はかなり後悔しています。
 まあ、多少遅かった気もするけど、良い睡眠は何か、ということを知ったので、これからに活かそうと思うようにしています。 
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