皆さんは電話で話すとき、どちらの耳に当てて話しますか?
 このときいつも当てている方が、その人にとっての利き耳になります。

 街なかで観察すると、割合はだいたい半々くらいのように思えますが、右耳からの情報が送られる左脳は言葉の理解、使用に関係するので、電話は右耳にあてた方がいいそうです。(体の右半分は左脳、左半分は右脳によってコントロールされています)
 右耳から聞いて左脳が働くと、言葉の意味の理解が速くなります。



 電話を左耳にあてて話す場合、言葉の情報はいったん右脳に入ってから言語脳である左脳に送られて処理されるので、時間的、エネルギー的なロスがでます。
 その時間差は100倍以上とも言われています。

 また、左耳を使うと、右脳は情緒や感情に強く関連してるので、冷静に判断できなくなる場合があります。
 一方、右耳で話すと客観的に言葉や内容を受け止められるそうです。
 言葉を使うのにこれだけの差があれば、影響は大きいと思えるので、話をしたりコミュニケーションが苦手と感じている人や、セールスなんかを断ることが出来ないという人で電話を左耳にあてている場合は、一度右耳で電話するのを試してみてはいかがでしょうか。



 左脳は言語、計算、論理、分析などの働きに大きく関わり、社会的な決まり事や仕事、時間などの外的な事へ注意を向けるようにできています。
 そして、情報を連続的直列的に処理するのを得意とします。

 右脳は表情や身体の動き、言葉などの中にある感情を感じる直観思考、視覚・音などのイメージ、心身の状態・感情などの内的世界への注意、直観や全体的な思考を行い、情報を同時並列的に処理します。

 右前頭部に腫瘍ができてここを切除すると、ネガティブな感情が起こらず陽気になり、左の前頭部の腫瘍を切除すると悲観的になるということが見られるそうなので、左脳はポジティブな感情、右脳はネガティブな感情と関係すると考えられます。

 人は、聞きたい言葉は右耳で、聞きたくないことは左耳で聞く傾向がある、という話をネットで見かけましたが、子どもの頃に周囲から小言など楽しくないことばかり聞かされた人は、言葉を少しでも遅く聞こうと左耳・右脳優位になり、ネガティブな感情を抱きやすくなるということがあるかもしれません。
 一方、楽しいことなら少しでも速く脳に入れたいと思って右耳で聞くようになるでしょう。
 ちなみに、アメリカ人の多くは右耳に受話器をあてるそうです。


 そして、日本人は母音の多い日本語を話すので、音の聞き取りに敏感になり、他の国の人々は右脳で処理する虫の音なども言語脳の左脳で処理しているそうで、その結果、左脳を過剰に使うようになっているとも言われています。

 あまりにも片方の脳の働きが強まりすぎれば、左脳の場合だと、理屈っぽくなったり、口先だけの調子のいい人になる、相手の感情に気づけなくなる、芸術などに興味を持てない、合理性を追求しすぎて損得勘定ばかりの思考になる、後先考えずに行動してしまうことなどが起きると考えられます。

 一方、右脳の働きが強まりすぎると、だまさやすい、不合理なものを信じてしまう、感情にふりまわされる、過去にとらわれて考え過ぎてしまう、行動力がなくなる、ネガティブ思考になって疲れやすくなる、などといったことになりやすいと考えられます。


 左右脳の長所、短所はすべて利き耳によってもたらされるものではないでしょうが、影響はありうると思います。
 なお吃音や学習障害などの人は利き耳が左の場合が多いそうです。
 右脳と左脳の違いはこのように考えられていますが、脳は左右が協調して働くものだそうなので、どちらが一方ばかり強化すればいいというものではなく、バランスが大切ということではないでしょうか。
(でも、日本の社会は極端に左脳優位の人と右脳優位の人に分かれている所があると思います)



 この話を知って、私はそれまで左耳で電話をしていたのを右耳にあてるようにしてみたところ、話をするのがスムースになるのを感じました。
 今では意識しなくても右耳にあてるようになっています。

 外国語の学習も左脳を使って行うといわれますが、このことについてとても残念なことをしたと思う経験があります。
 以前、私は10年以上も英会話の教室に通っていたのですが、長年やったわりにはあまり上達しなくて、ずっと自分は才能がない、と思っていました。
 でも、思い返してみると、私の教室での定位置はネイティブの先生を左に見る席で、つまり先生の英語をいつも左耳から多く聞いていたことになります。
 私の席は外の景色の見えるよい席だと思ってましたが、そうではなくて英語の上達の度合いを20%くらい損させる席だったかもしれません。(まあただ本当に才能がなかっただけかもですが)

 映画を見る時は、映画館の右側に座れば、左目・左耳からの情報が多く入り、イメージを喚起する右脳が活性化するので面白さが増す、とも言われますが、学校での勉強や講演を聴くなどの時は右耳から音を聞ける場所に座ればよいということかもしれません。



 この「電話をするときは右耳を使うのがいい」というのは、フランスの耳鼻咽喉科医トマティス博士に関する本を読んでいて知りました。
 トマティス博士は、聴覚・心理音声学の長年の研究を通じて「聞き取れない音は発音できない」などの法則を発見し、特殊な装置を使って聴覚を新しく蘇らせ、脳のリラクゼーション、語学力の向上などにも効果があるというトマティスメソッドと呼ばれる聴覚トレーニングを開発しました。

 その聴覚と心理との関係のスペシャリストであるトマティス博士が、人の耳は右耳が多少優位のほうが言いと主張されているのですが、聞き耳を右にするための方法としては、電話を右耳でするくらいしか素人には思いつきません。
 トマティス・メソッドではさまざまな機械によって利き耳を変えたり、聴覚を再生させたりするそうなので、宣伝ではありませんが、興味を持った方はそのセラピーを行うトマティスセンターというところを調べてみてください。
 言葉は左脳で処理されるから電話は右耳にあてればいい、という簡単なことで長い文を書いてしまいましたが、左耳で電話していた人は一度お試しください。


 また、右脳人間も左脳人間も、お互い自分の持ってない逆のものにあこがれることもあるかと思います ですので、極端な左脳優位の理屈っぽい、内省的な面がないといった人の場合、電話を左耳にあててみるのもいいかもしれません。。(こういう右脳・左脳のステレオタイプで人を区別するのもすこし無理があるかもしれませんが)

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