自発動の記事の一回目で、自発動とはどういったものかを説明するのに、「自発動は寝相と同じ性質のもの。寝相では無意識に体を整える動きを行う」という野口整体の野口晴哉の言葉を使いました。
 こういった動きを野口整体では活元運動、生理学では錐体外路系反射と呼んでいます。

 体が歪みやコリを直すために無意識で行う動きには、寝相のほかに、あくびや伸び、貧乏ゆすりなどがあります。これらも自発動的な動きです。
 貧乏ゆすりは行儀が悪いもの、と思われるかもしれませんが、これはストレスや不安、疲労を解消するために体が起こしているものなので、したいと思ったら大いに貧乏ゆすりした方がいいそうです。
 実際、自発動を行っているといろんな動きが出てくるので、貧乏ゆすりのような動きも起きます。


 手いたずらも良くないことのように思われて、学校では注意されたりします。これも自発動中に、手いたずらみたいに指をいろいろと動かす場合があるので、何らかの意味のある行為に思えます。
 

 手は第二の脳と言われ、脳と密接なつながりがあります。手を動かすと脳の広い範囲が刺激され、血流が増加してそれが脳の活性化につながります。編み物や楽器の演奏が脳にいいのはこのためです。
 一方、手いたずらにはなんの目的もないですが、考えてみると、これはまさに「純粋」な手の運動と言えるのではないでしょうか。
 だから、注意されるようなものではなく、逆に脳の活性化に役立つ立派で純粋な行為といえるのかもしれません(笑)


 三年ほど前、自発動中に指の動きばかり起きる時期がありました。(別の時期には足の指の動きがよく起きたこともあります)
 始まると10分、20分とけっこう長く動き続けるんです。
 この動きによって体は自身のどこかを整えていたのだと思います。その時の私の実感としては、手とつながっている脳の歪みみたいなものをほぐしてるのでは無いか、と感じながらやっていました。
 最近はこの手いたずらの自発動は全く起きなくなりましたが、たぶん歪みのようなものが整えられたのでこれを行う必要がなくなっのでしょう。


 私は昔からお茶を飲むときなんかに、コップをせわしなく持ったり、何かをいじったりと手の落ち着きがない人間でした。
 でも、自発動中の手いたずらを行わなくなってからは、こういった落ち着きのなさはなくなり、手を動かさずにじっとしていられるようになりました。
 手の余計な動きがなくなったぶん、手とつながっている脳も静かになったと言えるのでしょう、前よりも落ち着いた気持ちでゆったりと座っていられるようになったと思います。


 自発動中の手指の動きはなくなりましたが、他のところ、特に背骨や首などは今でもよく動きます。
 こういったよく動くところも続けていけば、指と同じように動きが少なくなっていくと思っています。
 そうやって動かなくなっていくと、自発動の次の段階として、もっと微妙な動きで体を整えるようになる、と古神道の自発動的な行法「霊動法」を何十年と行っている人が言ってるのを本で読んだことがあります。
 霊動法の目的は意識を浄化して神秘体験を得る、というスピリチュアルなものだったと記憶してますが、肉体の健康を作りだそうとしているように見える自発動が、突き詰めていくと脳の健康、そしてスピリチュアルなものを目指して自らを整えていくのは十分あることだろうと思います。

 
 今、手いたずらがひどくて何とか止めたい、と思っている人っているのでしょうか?
 もしいたとしたら、私の経験から言わしてもらうと、それは止めようとせず、思う存分やれば結果的に止められるようになると思います。止めようと努力すると、かえって止められなくなってしまいます。
 こういった無意識の動きは、体を良くしよう、気持ちを静めようとして起きています。
 だから体が自ら納得するまでやって、その目的が達成されれば、それを行う必要はなくなります。(これは他のさまざまなことにもいえると思います)


 タバコとケータイも自発動の手いたずら的な行為に似ています。
 タバコを吸う理由には、ニコチンの常習性のほかに、手持ち無沙汰感というものがあるかもしれません。タバコを手にしてないと気持ちが落ち着かないから吸うという人も多いみたいです。
 これは言ってみると手いたずらへの欲求があるということでしょう。そのため、専用のグッズやペン、硬貨などを持って手持ち無沙汰を解消して禁煙する人もいるそうです。

 スマホやネット・ゲームへの依存にもタバコと同じく、手持ち無沙汰に耐えられない、手いたずらへの欲求があるという面があるのではないでしょうか。
(少し話はズレますが、喫煙者が減っているからなのか、ケータイを操作しながらタバコを吸う人ってあまり見ない気がします。手いたずらとしては一つあればいいということなのかもしれません)

 これらのことを手いたずら的に行う原因として、脳の歪み・もつれがあると私は考えています。
 手の置き場所に困る、手を動かしてないと落ち着かない、ということが無意識的な原因で、タバコを吸ったり、スマホやゲーム依存になったりしている人もいると思います。
 この場合、それをやめたかったら、ペンや石ころなど関係ない物かを持つか、又は何も使わずに手いたずらをすると効果があるはずです。もちろん自発動でもいいでしょう。


 スマホやタバコをいじるのを止めて、心静かに周りの景色を見わたすこと、自分に直接関係なく思えるものをよく見ることには、とても大切な意味があると私は思います。
 しかし、私たちはどうしても体や手を動かしてしまい、落ち着いていられません。
 意識的にじっとしてようとしても簡単にはできませんが、体が自由に動きたいようにさせ続け、「もういい」というまでやらせたとき、自然に心身が静かになるということが起きてくるように思います。
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