今回の「お得な」健康法は笑うことです。
「笑う門には福来る」と言いますが、笑うことにはすごい健康効果があります。
ただ笑えばいいだけですから、これほど安上がりで楽な話はありません。友人との馬鹿話でも落語やテレビのお笑い番組、マンガなどなんでもいいです。
大笑いするのがベストみたいですが、それ以外の笑いでも効果があります。(人をあざける笑いや冷笑はよくないでしょうが)
そして、別におかしくなくても笑い顔を作ってみるだけで、脳は楽しいと判断して笑う事の効果を得られるそうです。
今回の記事は「笑いの免疫学」(船瀬俊介著 花伝社)という本を参照して書いてます。この本には笑いと健康の関係が包括的に、さまざまな実験の結果を紹介しながら面白く書かれています。

人間はどんなに若い人でも健康な人でも、体内に毎日約3000~5000個くらいのガン細胞が発生しています。それらはナチュラルキラー細胞などによってとらえられて破壊されるので通常はガンになりません。
このNK細胞がストレスや不安などによってその働きが弱まると、人の体はガンなどになりやすくなったりします。しかし、NK細胞の働きが弱まっていても、笑うことでその働きが上がるそうです。これは笑いが善玉ペプチドという免疫機能活性ホルモンの分泌を促し、それが血液やリンパ液に乗って全身に運ばれてNK細胞に付着し、働きを活性化させるためです。
さらに笑うことでβエンドルフィンが分泌され、これがストレスを感じた時に体内に分泌されるアドレナリン、ノルアドレナリンなどの毒性の強いホルモンを中和消去してくれます。
βエンドルフィンは脳内モルヒネとも呼ばれ、ストレスや苦痛を鎮静させ安らぎをもたらしてくれる物質ですが、これはNK細胞を活性化させる働きも持っています。
また、人が肉体や精神に強いストレスを受けると、副腎皮質からコルチゾールという血糖値を上昇させ、免疫抑制作用を持つホルモンが分泌されます。
コルチゾールは別名ストレスホルモンとも呼ばれ、これの血中濃度を計ると人がどれくらいストレスを受けているかの尺度にもなるもので、うつ病の人などもこれを多く持っています。このコルチゾールも笑う事で減る事が判っています。
大笑いすると酸素が大量に血中に取り込まれ、コルチゾールを分解して尿になり排出されていくそうです。
これらの事から、笑いには強力な免疫作用がある事が分かります。笑う事でガンや感染症になりにくくなるほかに、アトピーやぜんそくなどのアレルギー症状、糖尿病、リウマチなどの改善にも効果的とのことです。

他にも笑う事にはいろいろな健康効果があります。

*笑うと副交感神経が優位になり心拍数や血圧を下げ、また脳にはα波も出てリラックス効果をもたらす。

*運動効果としては、笑う事で横隔膜を上下させると腹式呼吸になり、これが全身の血行を良くします。
またゲラゲラ笑うだけで腹筋運動になります。私もバラエティ番組を見て爆笑している時に腹を押さえてみる事があるんですが、腹筋すごく固くなっていて割れていることが分かります。これは普通に力を入れてみても絶対こうはならなくて、爆笑した時にしか起きない現象で、いつもこう笑っていれば本当に腹筋が割れるかな、と不思議に思っています。

*大笑いすると酸素をたくさん取り込みその量は通常呼吸の3倍、深呼吸の2倍にもなるそうです。この酸素が脳と体中に供給されれば細胞は活性化して元気になります。

*脳の血流を増やし記憶力などの脳機能を活発にして脳を若返らせる。それによって頭を良くする、認知症の予防になると考えられる。
さらに笑う事で遺伝子を変化させる、血液サラサラ効果がある、成長ホルモンを増やすなどの効果もあると言われています。


笑う事にこれだけの効果があるとなると、テレビのバラエティ番組、さんまとか「アメトーク」とかがストレスの多い日本社会に果たしている役割はとても大きいもののようにに思えます。(私のお気に入りは「モヤモヤさまーず」です)
さらに、親がテレビのお笑いを見て笑っている子どもに「そんなもの見てないで勉強しなさい」とも言いづらくなりますね。何せストレスを取り除きながら、運動して、頭も良くしている事になるのだから。そうなると健診の結果を気にする大人も一緒に見て笑った方がいいという事になります。

人はつらい状況になると笑えなくなりますが、そんな時こそ逆に笑いが必要な事が、笑いの体への影響を知ると分かります。なので普段の生活から笑う機会を積極的に持つようにしたいです。
冗談を言う、好きなテレビ、ラジオ番組を持つとか、つくり笑いなら鏡を見るたびに笑ってみるのもいいし、私はドライヤーで髪を乾かす時に口角を上げるようにしていますが、これは時間の有効活用にもなってオススメです。
最後に「笑いの免疫学」には著名人の笑いに関する格言がいくつも載っていますが、その中で私が気に入ったものを紹介します。
オリンピックの陸上競技で9個の金メダルを獲得したカール・ルイスの言葉です。
「100mを全力疾走する時、70mを過ぎた時点でニコッと笑顔を作るのさ。すると残りのゴールまでのスピードがアップするんだ」
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