人は足から衰えると言われています。
 足は立つ、歩くなどの動作の土台となるところですが、生活が便利になった現代人は体を動かすことも減り、その結果、足の大切さも省みられなくなっている傾向にあります。
 足の大切さを痛切に感じるようになるのは歳を取ってからです。
 筋力のある若いうちは、こういったことを考えたりしないでしょう。(といっても若い人も肥満や運動不足で足腰が弱い人も多いですけど)
 しかし、年齢を重ねるとともに足が弱くなり、歩くのが大変になると、出来ることが少なくなったり、行動範囲も狭まったりして本当につらく感じるようになると思います。
 

 そんな足の健康を保つために大切なのは、歩くなどの運動や、日々体をよく動かすことですが、忘れがちなのが履き物についてではないでしょうか。
 私たちは立って歩くときにはたいてい何かをはいていますが、履き物が足に及ぼす影響について軽く考えている人が多いように思えます。
 そして、このことが外反母趾や足指が縮む、浮く、動かないなどの足指の異常、タコやウオノメ、ひざや腰の痛み、O脚X脚等の原因となっているという事もあります。
 今回はこの履き物についていくつかの話を書いてみようと思います。




 
 履き物と足の健康といって、まず思いつくのはハイヒールです。
 ハイヒールを履くことで外反母趾や腰痛になりやすいのはよく知られています。
 かかとの高い靴は足の負担になって、歩くのにも向いていないので、なるべく履く時間を少なくした方がいいです。
 また、子どもが学校で履く上履きは、足を固定させずに不自然な歩行を強いて、子どもの足の生育を阻害するということです。


 足の健康を考えるのなら、靴はひもを通す穴が5つ以上あるものがいいそうです。
 そして、靴を買う際にはかかとがフィットして、つま先に余裕があり、足指が窮屈でないものを選びます。
 お店でしっかりひもを締めて試着し、歩いてみて履き心地を十分確かめてみます。
 靴によってサイズにバラつきがあるので気を付ける必要があるそうです。
 本当に自分に合った靴を選べば、歩くときの気分が全く違ってきて、積極的に歩きたいという気持ちにさせてくれます。
 サイズの合わないものや履き心地の良くないもの、ひもでしっかり固定させない靴などは、足の不健康につながり、さらに全身の骨格、内臓にも影響を及ぼすことも考えられるので、靴選びにはある程度の時間とお金をかけた方が良いと思います。



 そして、今回の記事で特に伝えたいのは、スリッパの弊害についてです。
 今ではたいてい家の中でスリッパを履いて生活していると思いますが、その習慣は足の健康にとってよくないそうです。
 足は親指と小指、そしてかかとの三点でバランスを取り体の安定を支えますが、スリッパはその親指と小指の働きを束縛して機能させなくするそうです。

 スリッパで歩くと足が安定しないため、私たちは足の指を不自然に曲げ、縮めてしまう習慣がつきます。この足の指を曲げた状態では全身が緊張して硬くなり、運動能力が大幅に制限されます。
 家の中にいる間じゅうスリッパで歩き続けて階段を上がったり、掃除をしたりしすれば、足の指を曲げた状態が固定されてしまい、気づかないうちに足の健康を損ねてしまいます。
 
 また、外出するのにサンダルを履く人も多いですが、サンダルもスリッパと同じ理由で足の健康を損ねることになります。
 長い距離を歩くぶんスリッパより弊害が大きいかもしれません。サンダルは家の周りで履くぐらいにした方が無難だと思います。


 外を歩く時はハイヒールかサンダル、家の中ではスリッパとなると、足指を使って正しく歩くときが全くないことになってしまいます。その悪影響は大きいのではないでしょうか。
 家の中ではスリッパを履かずにいれば、正しくバランスのいい足の使い方ができます。
 こうすると足指を使う感覚を得られますし、足裏の刺激にもなって足のさまざまな不調、姿勢を良くすることや、冷えにまで効果が期待できます。
 何も履かないと足が冷えたり、汚れが気になるという人は布ぞうりみたいなものを履けば、足指を使う歩き方が出来るので良いみたいです。



 このことに関しては私的に解決できないことが一つあります。
 気候が温かいうちは布ぞうりをはくか、何も履かないでいても過ごせますが、寒くなると足元が冷えるのでどうしてもスリッパを履いてしまいます。
 ルームシューズもなかなかしっくりくるものが無くて、鼻緒のついたスリッパみたいなのがないか探しているけどなかなか見つからず困ってます。
(追記 この後、自分で足袋の形のスリッパを自作することを始めて、寒い時期にも足指を使った歩き方が出来るようになりました「足袋スリッパの完成」)



 自然の中で裸足で生活する人達の足は、人間の持つ足の機能を十全に発揮したもので、その足指はまっすぐだそうです。
 日本人も靴を履く以前の下駄や草履の時代には足の健康を良く保っていましたが、生活習慣の変わった現代ではそういった時代に戻るのは難しいでしょう。
 しかし、正しい靴を履く、家の中でのスリッパを見直す、さらに足指ストレッチや足裏マッサージ、五本指ソックスなどの毎日のちょっとした足のケアで、少しでも足の健康をよりよく保てるはず、と思っています。


 この記事の中のスリッパに関することなどは、「足の指まっすぐ健康法」(松藤文男 今井一彰著 河出書房新社)という本を参考にして書きました。この本は足の健康に関する話題がたくさん書かれているとても良い本です。

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