前回前々回とセロトニン活性のために太陽光にあたる、リズム運動をする、という方法を紹介しました。これらのことを3か月続けると、セロトニンがよく出るように脳細胞が変化してくるそうです。
セロトニンが減ってきたら脳がそれを感知して自動的に増やす仕組みになっていればいいですが、セロトニンを出す機能は筋肉と同じで使わないとどんどん衰えていってしまうので、鍛えるようにする必要があります。脳は自ら助くる者を助けるということでしょうか。
でも鍛えるといっても、日光を浴びる、よく歩く、よく噛むといった事柄は普通のことですから、現代生活の中ででこういったことからズレてしまっている私たちの意識・習慣を、当たり前のものに戻すというだけのことなのかもしれません。
こういった習慣は精神の安定だけではなく、身体の健康にも役立ちます。体の元気さはパニック障害の克服のためにも当然必要です。
セロトニンが少ない人がセロトニン活性のための生活を始めると、初めは気分が落ち込んだりもしますが、とにかく3か月続けていけば改善してくるそうなので、頑張りすぎないように続けてください。(3か月続けたら終わりではなく、継続する必要がありますが)
セロトニンは習慣づけて出すようにすれば一層良く出るようになっていて、精神をより安定した状態にしてくれます。行っているうちに効果が感じられたら、さらに熱心にやれるようになると思います。
よく何をやってもうまくいくツキのある人がいますが、こういう人はセロトニンがいつもたくさん出る生活をしているので、さまざまな事がどんどん良い状態になっていくのかもしれません。

東邦大学名誉教授の有田秀穂先生によるセロトニン活性のための3つの条件、最後に取り上げるのは「ふれあい」です。
スキンシップを行ったり愛情を持って人と接したりすると、脳内に「絆のホルモンン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されます。このオキシトシンが出るとセロトニン活性が起きて精神をリッラクスさせるそうです。
オキシトシンはスキンシップやマッサージ、タッピングタッチ(有田先生お勧めの療法です)、性行為などのグルーミングと呼ばれる行為、ペットをかわいがる、愛情を育む、人に親切にする、楽しく語らう、自分の感情を率直に表すなどによってよく分泌されます。
こういった安心、愛情のある人間関係、いたわりの心が持てれば精神的に良いのは分かります。パニック障害になっても、支えになってくれる人がいれば、治療の効果も違ってくるでしょう。
しかし、現代はとても慌ただしく生きづらい時代で、人のことにまで目を向けられず、一人一人が孤立してコミュニケーションも希薄になりがちですので、オキシトシンの安らぎを感じられる機会が減っているのが現状でしょう。この事が精神疾患の増加の原因の一つというのは十分言えると思います。
でも、精神を安定させるために良い人間関係を持ったり、人にやさしくなりましょうと言われて、じゃあそうしますとすぐに出来ればいいですが、そうもいかないことも多いと思います。また脳内物質の増加のためにこれらの事をしましょうというのも何か変な気もしますが、スキンシップを行ったり、優しい心を持つという事が自らの心も健康にするというのは知っておいたほうがいい事実でしょう。
また、現代のコミュニケーション手段としてSNSやLINE、電子メールがありますが、これらの主に文字によるコミュニケーションではオキシトシン活性はあまり起きないそうです。
有田先生によるとオキシトシンが分泌されるためには実際に人と会い、話す言葉の意味以外のノンバーバルコミュニケーションと呼ばれる口調、しぐさ、表情などを感じ取る事が重要だそうです.(電話で話したりや直筆の手紙などの話しぶりや字の印象はノンバーバルコミュニケーションにつながっていると思いますが)
調子のいい事言っているけど感情がこもってないとか、厳しい言い方だけど愛情が感じられる場合などあります。私たちは言葉の意味だけではなく表情、身ぶりなどたくさんの言葉以外の要素でコミュニケーションをしていて、本当の「ふれあい」生身の人間関係も、日光を浴びる、リズム運動で体を動かすというのと同じく、普通すぎるひと昔前なら当たり前にあった事柄です。
現代は24時間何でも買えるコンビニやインターネットなどがあって便利な世の中になったとも言えますが、逆にこれら3つの条件をおろそかにしても生きられる環境になったとも言えます。しかし、精神的な不調を抱える人の増加から考えますと、人間の心身がこの環境に適応して生きるのは(食の乱れや過剰なストレスも相まって)厳しいのかもしれません。
それゆえ私たちは自分を守るためにもこの3条件を意識して行わなければならないと思います。(なお青色を見る、映画などを見て泣いてもセロトニンは分泌されるそうです)
意識して行えば、これらはもともと人間にとって望ましい行いなので、気分を心地よくさせる習慣になり不安、恐れなどを乗り越えられる精神になっていけるはずです。
3つの条件はお互い関連していて、一つのことがよくなれば、他のものにも相乗効果でいい影響を与え高め合っていくと私は考えています。焦らず出来ることからちょっとずつやっていけば、きっといろんなよい変化が起きるでしょう。

(次回に続く)
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