パニック障害の予期不安の強い時に抗不安薬、とんぷくを飲む人も多いと思います。
 さまざまな身体症状を伴うパニックの発作自体では、死に至ることはないとされているので、発作か起きたとしても、冷静に呼吸法などでやり過ごしてしまえばいいとも言われます。
 この「発作はたいした事ではない」と体と頭に納得させるのは有効ですが、やはり最初に経験するパニック発作が強烈な場合が多く、記憶に刷り込まれ、「あれがまた起きるかも」と考えれば簡単には気持ちを変えられないかもしれません。
 また死への恐怖のほかに気がおかしくなる事への恐れ(これもそうなる人はいないそうです)、さらにおう吐や気をとり乱しているのを周囲の人に見られる事への恐怖など、パニック障害の症状はとても複雑に思えます。
 そして、予期不安が高まりパニックになりそうという時、すぐに効いて不安を取り除いてくれる抗不安薬を飲みます。
 抗不安薬を飲む量がそれほど多くなかったり、飲むことでいろいろ出来るようになって自信がつき、薬に頼らなくても良くなるのが理想的ですが、予期不安はやはり考え方を変えたり、暴露療法的に慣れていくべき事だと思うので、あまり不安を感じないようにと薬にばかり頼ってしまうと、かえって治りを悪くしてしまったり、薬の依存を引き起こす事があるかもしれないので注意が必要です。
 薬になるべく頼りたくないのは多くの方が感じている事でしょう。乗り物やお店、緊張する要件などで不安を感じた時になんとか気持ちを鎮め、やり過ごすための自分なりの方法があったりもすると思います。
 今回はそんな抗不安薬的な働きをする、私が自分なりに考えてみた方法を紹介します。こういった方法は、パニック障害の本にいろいろでていますので、試している人も多いと思います。試してみて、自分に合った効果のあるものを見つけられたら得なので、私のやり方も一度試してみて下さい。

 まず初めに「最悪シュミレーション」という方法を説明します。
 生きるのには、先に何が起きるか心配しないで、悪い事が起きたらその時はその時と思えるのが本当は良いのでしょうが、パニック障害の人はそうもいかないと思います。
 パニック発作が起きると死への恐怖や周りが見えなくなり状況の判断、コントロールがつかなくなると考えるので予期不安が強くなります。どうなるのか分からないという不確かさが、予期不安の根底にある気がします。そして、予期不安が強くなると、どんどん不安が積みかさなり悪循環に陥ってしまいます。
 なので、前もって悪くなった場合にどうなるかシュミレーションしておくと、気持ちが楽になります。
 例えば、もしパニック発作を起こしても死ぬことはなく、いつものようにすこし休めば回復するとか、高速道路で具合が悪くなったら同乗の人に無理をいって帰ってもらおうとか、電車で発作が起きたら駅員に救急車を呼んでもらえばいい、大事な用事の最中でまずくなったら逃げ出してしまえばいいとか、最悪の状況になって何が起きてもどうにか切りぬけられ、こういった流れでなんとかなるという事を事前にシュミレーションしておきます。
 予測がつかないから不安なのであって、最悪な事が起きても多少恥ずかしかったり、メンツを失うかもしれませんが、死ぬことはなく大丈夫だと思えれば安心できます。そうして不安を軽くしてその場へ行ってしまえば、なんとか対処できて最悪までの事にはなる事はほとんどないと思います。
 あと不安を乗り越えてうまくいくというイメージトレーニングをするという方法もありますが、どちらが向いているかはその人次第なので、両方試してより気持ちが楽になる方を選べばいいと思います。

 不安になった時に、心の中で自らに「大丈夫」「何とかなる」とつぶやき、言いきかせている人も多いと思います。
 勇気づけられる自分なりの言葉があったり、心が思い込むまで言い続けるなどいろんな方法が考えられますが、私が一度試してほしいのは「大丈夫」などの言葉を心の中で言う時に、出来るだけ小さい声で言うやり方です。
 何故これに効果があるのかちょっと説明できないのですが、私もまずいなと思う時にやっていたかなり使える方法です。

 次に紹介するのは以前「ドライマウス対策」の記事に書いた「水トローチ」です。
 口がドライマウスなどで唾液がでにくくなった時に、水をほんの一滴口に含み、それを舌先に置いておくと、唾液が出やすくなるという方法ですが、これをやると心が冷静になり、物事を客観的に見れるようにもなってきます。これは仮説ですが自分なりに思うのは、不安な時には「怖い、どうしよう」と心の中で言葉がわきあがり、それを止めることが出来なくなりますが、「水トローチ」で舌先に水をためておくとその内心の言葉が出にくくなり、その結果、言葉によって増幅される面がある恐怖が和らぐと考えられます。
 あと唾液を出やすくすると副交感神経優位になるので、それも役立っていると思われます。

 炭酸ガスはパニック発作を起こすものと言われているので、炭酸飲料はパニック障害の人にとって避けるべきとされています。
 しかし、炭酸飲料水は飲むとリラックス効果があります。私は症状があった頃、飲み物ではカフェインがダメで、コーヒーやお茶を飲むとパニック発作的なものが起きてひっくり返ってしまいましたが、(今飲むとどうなるか分からないけど怖くて口にできません)、炭酸飲料で具合が悪くなった事はなく、むしろ何か緊張することがある時には、ふだん口にしない炭酸飲料を飲んでいました。糖分が気持ちを落ち着かせるのもあるだろうし、その時は知らなかった炭酸のリラックス効果が気持ちを落ち着かせていたと思います。
 ですから、炭酸が大丈夫という人には炭酸飲料、炭酸水を飲むのも不安を軽減してくれるかもしれません。(逆に炭酸はダメでコーヒーで気持ちが落ちつくという人もいると思いますが)

 最後に紹介するのは心身のあまのじゃく的な働きを逆手に取る方法です。
 これは本で読んで面白いと思ったものですが、心も体も一生懸命何かを避けよう、避けようとするとなぜかどうしてもそうなってしまう(例えば眠れない、赤面するなど)ということがあるので、逆に開きなおって眠らないでいよう、顔をわざと赤くしようとすると逆の結果になるそうです。
 だから、発作が起きそうなときに「いつもいつ起きるか分からないお前(発作)に悩まされるのはウンザリだ。今日は受け身でなく俺が自分で発作を起こしてやる」と開きなおればかえって良いなんてこともあるかもしれません。
 私はこうしてみた事はありませんが、眠れない時にベッドの中でこの手を使うと、けっこう知らぬまに眠ってしまいます。
 元プロレスラーのアニマル浜口さんは昔、海で溺れてから水が怖くなり、やがて水の中にいなくても溺れる不安に襲われるようになったのを「気合いだ!」とスクワットを何百回もやることで克服したそうです。
 恐れを知らなそうな浜口さんでもそうなるという事に驚きますが、周りの目を気にせずに大きな声で「気合いだ!」と叫べれば精神的にもスッキリ解放されるだろう(セロトニン効果もありそうです)と思うけど、パニック障害は慎み深い所がある人がなる傾向でしょうから、これは難しいかもしれません。でも、あんな風に我を忘れて大声を出すのも結構いいかもしれません。

 以上、いくつか書いてみましたが、不安を抑えるための方法よかったら試してみてください。
 不安への対処はいろいろ自分なりに工夫し、熱意と関心を持ってやれれば成功しやすく、それが自信となって症状克服へとつながっていくと思います。
コメント
トラックバック
トラックバックURL
コメントフォーム
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

Author:まやと
努力なしで最大限の成果を得られる健康法を日々探求しています。趣味 野菜料理を作る 音楽を聴く
ツイッターはじめました@mudoryoku

最新記事
TWITEER
まやとツイッター@mudoryoku
フリーエリア
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ