(前回からの続き)

 パニック発作を起こすまでにも自発動は好きで毎日やっていましたが、パニック障害を治そうと思ったこの時ほど長時間(1日4時間くらいはやったと思う)行った事はありませんでした。
 そうやって1週間ほど過ぎた頃、家の庭にサンダルで出ていました。家から離れて歩けば絶対発作が起きると思ってたので、外を歩くなんて考えもしなかったのですが、その日はとても体が軽く感じました。すると不思議な事に足が勝手に動きだし、家から離れて歩き始めるではないですか。足が先導してスタスタ歩くので怖くなる事もなく、15分くらい家の近くを歩きまわることが出来たのです。
 その時、近所のお店のガラスに自分の歩いている姿が映っているのを見て「わー、外を歩いている!」と小さな事でしたがとても嬉しくなりました。 
 次の日は少し怖かったけどコンビニに行き、写真週刊誌を買いました。それを部屋でベッドの上に座って見るんですが、まだ字を読むと気持ちが悪くなります。1ページ1ページ見ていくとだんだん頭がグラグラしてくるので、これ以上見るとマズイという所で止めて、目をつぶって寝ころびます。そして、少し回復したらまた見ていくというようにして少しずつリハビリしました。週刊誌の写真を見るだけで具合が悪くなるのも心もとない話だけど、ちょっとでも出来ることが増えればという思いでした。

 自発動の動きは手指、首、立って歩くような動作などをよくやったのを覚えています。
 私の調子の悪くなるパターンは主に、頭がひきつれる感じになって、脳の血管が切れるのではないかという恐れや実際に頭がひきつれて、その場にいたたまれなくなったり、何か物事をやるにもうまく出来ないのではないか、気持ちが悪くなるのではないか、といった予期不安が起きるものでした。
 頭がひきつれたり、舌が変な感じになったりするのは頭部・首の歪みが原因にあると思います。
 パニック発作の主な症状として呼吸が苦しくなる、動悸、吐き気、嘔吐などがありますが、こういった事は背骨上部、胸椎の歪みが関係していると考えられます。
 自発動は体の特に、背骨の歪みをとる最善の方法だと私は思ってます。本能が自らの体を正確に正していく動きを見ると、その一切の無駄のなさに感動します。私にできる事はそのための時間を持つだけで、あとは無努力で体にまかせるのみです。
 自発動を否定的に見る人もいますが、以前の自発動の記事に書いたように民間療法で長く行われていたり、私たちの日常の寝相や貧乏ゆすりなどの動きは自発動と同じ原理で起きているものですし、私の経験からも自発動は無理に、頑張ってやるような事をしなければ安全だと思います。しんどくなったり、少しでも調子がおかしく感じならすぐにやめればいいということです。
 パニック障害の人が自発動を試す場合の注意点は、自分のコントロールなしに勝手に体が動くのを怖がらないように事前に自発動についてよく理解しておくのと、体が止まらないくらい大きく動いたとしても身をまかせておけば自然に動きが終わるという事を知っておく事です。(詳しくはカテゴリーの自発動の所を参照下さい)
 あとは自分の気持ちいいと思える範囲でやります。
 体の歪みは自発動をやってもらうと分かりますが、本当に複雑に成り立っています。これを少しずつほぐしていくのは地道な作業ではあります。
 自発動が良いのは体の歪みを直すことの他に、自分の心身と向き合えるところにあると思います。これは座禅や瞑想にも通じますが、私たちが自分のすべてと思いがちな意識や心といったもの以外の働きがあるのを体を通じて知るという事です。
 現代人は人間が効率と楽しみのために作り上げた社会の物事の中で、絶えず考えをめぐらせて生きています。特にパニック障害になる人はこの考え、意識を一日中休む事なく働かせて自ら不安を増大させている面もあると思います。
 パニック障害を克服するためのコツの1つは、ボーっと何も考えないでいれるようになれるかだと思います。症状がひどくなると、一人でいる事ができなくなると言われますが、人といるとあまりあれこれ考えなくてすみますが、一人でいる時にはついいろいろ考えてしまい怖くなるのでしょうけど、一人でいる時もリラックスというか、少しいいかげんになって、何も深く考えないでいられるようになれたら症状も軽くなると思います。
 自発動を起こすためにはある程度自分の意識を働かせないようにする必要がありますから、この点でもパニック障害への対策になると思います。
 ネットで調べると、自発動を起こさせてパニック障害を治療する整体院なんかが数は少ないけどあるみたいなので、私と同じ考えを持っている人もいるんだなと思いました。
 私は自発動で実際によくなったので、これは現代医学以外の選択肢の1つになりうるものかもしれません。
 私は時間がかかるのが難点と思っていましたが、他の治療法でも良くならならなければいつまでたっても改善しないのですから、ゆっくりでも小さな進歩がある自発動の方が確実なのかもしれません。

 自発動の説明が長引きましたが、そうやって自発動と日常生活のリハビリ、暴露療法的に少しずつ行動範囲を広げようと外出していった結果、一ヶ月ほどたつと車で20分くらいの所までは行けるようになり、日常の動作と簡単な料理、風呂掃除なんかはギリギリOK、テレビも二時間くらい見られるほどになりました。

 (次回に続きます)
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