現代生活は目を酷使することに満ちています。
 テレビ・パソコン・スマホを見ることはもちろん、読書のしすぎや夜更かし、ストレス、過労は目に悪いでしょうし、遠くを見ることの少ない生活なども目に良いものではないそうです。
 しかし、仕事でパソコンを使わなければならない人は多いはずですし、ネットやテレビ・活字などに依存して、それなしではいられない私を含めた現代人は、どうしても目の使いすぎになってしまうと思います。
 目の疲れは、本当はそれらの時間を減らせば簡単に改善するものなのかもしれません。
 私の祖母は今年91才ですが、毎日、老眼鏡なしで編み物をしています。また、近視でもありません。目に良いことを特別しているわけでもない祖母が、なぜそんなにスーパーな目を持っているかと考えれば、やはりパソコンや本を見ない生活を送ってきたということが大きいのだと思います。
 とはいっても、現代はそういった生活に戻ることは難しいですから、疲れ目はなんとか対処しなくてはなりません。

 目が疲れたときの対策は一般的に、
 ・目のまわりのツボを押す・マッサージをする
 ・目の体操をする
 ・遠くを見たり、目をつむったりして目を休ませる
 ・首・肩のコリをとる
 ・目を温める(充血しているときは冷やす)
 ・目の温冷浴
 ・目薬をさす(目薬は成分に注意が必要です)、などがあると思います。

 私も疲れ目のときはこれらのことを行いますが、それでもスッキリしない場合があります。
 そんなとき、私が最終手段として行っているのが「クリップ流し」と呼んでいる方法です。
 目のまわりは老廃物がたまりやすいところで、老廃物がたまると目も疲れやすくなります。この方法は、両端がU字型をした紙をはさむクリップを使って、目のまわりの老廃物を流すというものです。 
 すべての人に効果があるかは分かりませんが、効果を感じられる人にはとても使える方法になるはずです。目が疲れて仕方ないときに一度試してみて下さい。

 やり方は簡単で、目のまわりの骨に沿って、目頭のところから目尻のほうへとクリップのU字のところをあて、やさしくなでていくだけです。
 顔の中心から外に向けて流すようにしていきます。眉の上なんかもやってみてください。
 クリップのあの材質と形状が、目のまわりで使うのにとても適していて、気持ちいいです。(頭を上から下へと流すのもお勧めです)
 クリップを骨にあてて動かすと、グリグリしたかんじのものがあるのを感じると思いますが、それが老廃物です。この老廃物はリンパがつまって出来たものだと思います。
 リンパのつまりは、リンパの流れ(顔の場合は中心から外へ)に沿って手指で流してもいいのですが、クリップを使うと細かく堅いつまりまでとても良く流せます。このつまりを流すだけで、目がたちまちスッキリするのが感じられるでしょう。
 行うときに注意する点としては、目のまわりの皮膚は薄くデリケートなので、力を入れすぎないようにすることです。あまり毎日やると効果がなくなるので、たまに(2~3日に一度)行うくらいにするのが良いと思います。

 また、この「クリップ流し」ともう一つ、私が疲れ目対策の奥の手として行っているのが、以前紹介した「つまようじ刺激」です。これもけっこう効果的なので、疲れ目に悩む人には、やり方に注意しながら試してもらいたい方法です。

 ひと昔前に、寝つきがいい、頭の形を良くするためといって、赤ちゃんをうつぶせで寝かせることが流行りました。
 しかし、これが乳児の呼吸を妨げて突然死の原因になっているのでは、と指摘され始め、今では生後6か月未満の乳児には行わない方がよいと考えられています。
 それでも生後6か月を過ぎると、首の筋力が発達して、呼吸が苦しくなったら自分で顔の向きを変えられるようになるので、うつぶせ寝させても大丈夫ということです。


 大人のうつぶせ寝がとても良い、ということも言われますが、うつぶせで寝たことがある人はどれ位いるでしょうか?
 今回は、そのうつぶせ寝について書いてみようと思います。

 私はふだん横向きに寝ていますが、寝ていて寒く感じるときと、あまり眠れないときには、うつぶせになって寝ます。
 昔から、うつぶせで寝るとすぐに体が温かくなることは知っていて、寝床で寒いときによく行っていました。
 それがなぜかは知りませんでしたが、うつぶせ寝を勧める本を読むと、その理由が次のように説明されていました。
 「人の背骨の前には太い動脈が通っていて、たくさんの血液を運んでいる。その動脈は人があお向けに寝ていると内臓によって圧迫されるので、全身の血流が悪くなってしまう。
 うつぶせ寝にすると、動脈が圧迫から解放されて血の巡りが良くなり、その結果、体が温かくなる」ということです。
 私はあお向けではあまり寝ませんが、横向きの姿勢からうつぶせ寝になっても温かくなるので、うつぶせは一番血流を良くする寝方ということになると思います。
 
 よく眠れないときにうつぶせ寝になるのは、気分を変えるためです。うつぶせ寝で温かくなりよく眠れる経験をしているので、うつぶせ寝は私にとって眠りにくい姿勢ではありません。
 しかし、慣れない人には、うつぶせで眠ることは難しいと思います。そのため、うつぶせ寝専用の枕があったり、正しいうつぶせ寝のやり方などが説明されていたりします。
 私の場合はよく言われるやり方とは違い、枕を使わず、一方の手を体勢を安定させるためか胸の下に置くようにしてうつぶせで寝ています。
 平らなクッションに頭をのせたり、抱き枕に片腕片足をのせたりする人もいるそうですから、たぶんうつぶせ寝の行い方は人それぞれなんだろうと思います。


 うつぶせ寝の効果が知られるようになったのは、聖路加国際病院名誉院長で、「生き方上手」などの著書で知られる日野原重明先生が勧められたからだと思います。
 100歳になられても様々なことに精力的に活動されている方が推薦する健康法ということであれば、だれもが関心を持つはずです。
 日野原先生によると、脊椎動物の寝方はうつぶせなので、うつぶせに寝ることは人にとっても自然な形だそうです。そして、うつぶせ寝の効果として次のようなことを挙げられています。

 ・血行を改善する
 ・呼吸を深くして睡眠の質を上げる
 ・気道が通っていびきや睡眠時無呼吸症候群の予防に
  なる
 ・睡眠中の誤嚥・誤嚥性肺炎を予防する
 ・セキが軽くなり、タンが排出されやすくなる
 ・肩こりや腰痛を改善する
 ・胃もたれがなくなる

 また、うつぶせ寝だと骨盤周辺の筋緊張が緩和されて血行が良くなるので、痔にも良いということを聞いたことがあります。 
 そのほかに私の経験ですが、以前、頻尿気味で何度も夜トイレに行きたくなり困った時期があったのだけれど、うつぶせで寝ると尿意をあまり感じなくなったということがありました。
 
 このように多くの効果が期待できるとなると、うつぶせ寝をしたいという方もけっこういるだろうと思います。
 この記事のタイトルに「一度はやりたい健康法」とありますが、うつぶせ寝をしたことがない人は、一度どんな感じか試してみることをお勧めします。
 正しいうつぶせ寝のやり方がいろいろ言われたりしますが、自分が一番くつろげる体勢をとるのがいいと思います。
 試してみて気持ちよく眠れそうに感じたら、うつぶせ寝が合っている人ということになるでしょう。 
 しかし、いくら良いといわれるものでも、試してみるとしっくりこないという人もいるはずです。たぶんそちらの人のほうが多いでしょう。心地よくない場合は、無理して行う必要はないと思います。

 私もうつぶせ寝を勧める本の影響を受けて、あまり行いたくない時でも無理してうつぶせで寝るようにしていたら、首が痛くなり気分が悪くなるなんてことになりました。(いつもはうつぶせで寝ても、起きた時は違う姿勢になっていることが多いのですが、この時にはずっとうつぶせ寝にするようにしていた)
 また、何かで読んだのですが、あお向けが正しい寝方と言われ、それを信じて行い、全然熟睡できず長年悩んでいたという人がいました。その人が医者から「寝方なんてなんでもいいんですよ」と言われ、横向きに寝たらよく眠れて涙を流して喜んだ、なんていう話もあります。
 こういった事があるので、良いといわれるものでも無理に頑張って行ってはいけない、ということになると思います。
 寝方というのは、その人の体形・姿勢にふさわしいものを頭で考えずに選んでいます。誰もがそうでしょうが、寝ているときはいろんな体勢をとるものです。だから、あまり一つの寝方にこだわらない方が良いのではないでしょうか。
 また、うつぶせで寝ることが適している人だったら、勧められなくても今までに自然と行っているはずです。

 うつぶせ寝は、内臓に負担をかけるとか、首・腰に良くないなんていう意見もあるので、やりたくないという人もいると思います。それでも、ものは試しで一度は行ってみることをお勧めします。
 今まで、うつぶせ寝は良くないという知識から行ったことがない人も、うつぶせ寝にすればよく眠れたり、不調が改善するなんてこともありえます。
 そして、今は合っていなくても、一度うつぶせで寝ることを経験すれば、将来何らかの形でうつぶせ寝の効果が必要となったとき、体が無意識に思い出すなんてことがあるかもしれません。 


 どんな健康法でも万人に当てはまることはなく、健康で長生きの人が行っているからといって、それが正しいとも限りません。
 健康法のために人があるということではないですから、あまり人の言うことにとらわれ過ぎると、大切な人生を無駄にしかねないので注意が必要です。
 うつぶせ寝も行ってみて、快適さや効果を実感できたら、無理しない範囲で行えば良い、ということだと思います。


 



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努力なしで最大限の成果を得られる健康法を日々探求しています。趣味 野菜料理を作る 音楽を聴く
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